東京浅草のガイド

雷門と大提灯で有名な浅草寺は、東京最古の仏教寺院で、自撮り棒を持った観光客でいつも賑わっています。本堂では古くから伝わる美術品を鑑賞でき、時間帯によっては法要も行われています。隣の五重塔は一般公開されていませんが、外から見るだけでも壮観です。静かなひとときを過ごしたいなら、参拝客が減り、建物がライトアップされる夕方以降がおすすめです。

浅草寺の敷地内にある仲見世は、文化的な体験も楽しめる場所です。歩行者天国の通りには、90軒近くのお土産屋や屋台が並んでおり、その多くは代々同じ家族によって運営されています。営業終了後のシャッターには美しい日本の伝統的な風景が描かれており、訪れる人の目を楽しませています。

浅草の喧騒からしばし離れるなら、隅田川沿いを歩いてみましょう。川辺の公園で桜の木の下を散策したり、さまざまな橋を渡るのも楽しめます。歩き疲れたら、東京スカイツリーを眺めながらリラックスするのもおすすめです。また、水上バスは浅草から人気のエリアであるお台場や浜離宮公園まで運行しています。

東京で最古の遊園地である花やしきは、現代の遊園地とは一味違ったレトロな魅力があります。昔ながらの穏やかな速度のジェットコースターや観覧車、アーケードゲームなど、家族全員で楽しめるアトラクションが揃っています。また、門のすぐそばで開催されている子供向けの忍者レッスンもぜひチェックしてみましょう。

浅草でおすすめのスポット、江戸たいとう伝統工芸館では、浅草中で売られている手作りの工芸品の由来を学ぶことができます。入館は無料で、厳選されたギフトショップもあり、定期的に地元の職人による説明や実演が行われています。

ガイド付きグルメツアーに参加するなら、浅草は絶好のスポットです。メロンパンやうなぎ、お団子ど、様々な名物料理を味わうことができるほか、蕎麦の名店も数多く軒を連ねています。定番の味も、新しいグルメも、浅草で思う存分食べ歩きましょう。カードを受け付けていない店もあるため、現金をお忘れなく。

浅草の夜は、懐かしの清涼飲料水の名にちなんだ「ホッピー通り」が中心です。狭い路地に建ち並ぶ赤ちょうちんの居酒屋をはしごしましょう。ここならではのおすすめドリンクは、焼酎のホッピー割りです。

浅草駅の徒歩圏内には、手作りの陶磁器や木彫り、扇子、招き猫などを扱う露天や店舗が数多くあります。本格的な和包丁や特別な日に使う箸を探しているなら、日本一の道具街であるかっぱ橋を訪れると良いでしょう。

何百もの神輿や囃子方が浅草を埋め尽くす賑やかな三社祭りは、通常5月の第3週に開催されます。また、7月から9月にかけて行われる隅田川花火大会では、隅田川の上空が鮮やかな花火で彩られ、夏の風物詩として多くの人々を魅了します。