※記事内の航空券価格は、スカイスキャナーから「最安値の月」で検索した際の最低価格です(羽田/成田空港発、エコノミークラス大人 1 名、 往復便)。2019 年7月29日時点の検索結果に基づいており、価格は随時変動しています。
- もくじ
【プラン①:高雄&台南(台湾)】

(C)Haruna
現地滞在3日の台湾旅行なら、台湾南部の中心都市・高雄と古都・台南がおすすめ。高雄へは日本の主要都市から直行便が出ており、高雄から古都・台南までは鉄道で40分弱と、気軽に足を延ばせます。
開放的な港町・高雄と、昔懐かしい古都・台南は、異なる雰囲気が楽しめるうってつけの組み合わせなのです。
1. 高雄で行くべきスポット
古くから高雄を代表する観光スポットとして君臨するのが、パワースポットとして有名な「蓮池潭」。極彩色の巨大な龍と虎の塔が印象的で、龍から入って虎から出ると、善人になり、福が訪れると言われます。

Sean Pavone/Shuttertsock.com
近年整備された新たな見どころの代表格が、港沿いの古い倉庫街と線路跡を利用したアートスポット「駁二芸術特区」。広い敷地内にはユニークなオブジェや壁画がたくさんあるほか、ミュージアムやギャラリー、ショップ、カフェもあり、ゆっくり時間をかけて遊びたい場所です。

(C)Haruna
MRT(地下鉄)を乗り換える際には、「台湾で最も美しい駅」と言われる美麗島駅のステンドグラスもお見逃しなく。

(C)Haruna
2. 高雄を楽しむコツ

jemmy999/Shuttertsock.com
高雄市内の移動は、ほとんどMRTで済ませられます。ただし蓮池潭への公共交通機関はバスのみなので、最寄りの左営駅からタクシーを利用すれば、時間が節約できます。
台北に比べ、高雄のホテルはずっと経済的。同じ予算でもよりランクの高いホテルに泊まれるので、ホテル選びにはこだわりましょう。最近はスタイリッシュなデザインホテルも増えつつあり、コストパフォーマンスの高いホテルステイも高雄の魅力の一つです。
3. 台南で行くべきスポット

tenkl/Shuttertsock.com
日本で言えば京都にあたるだけに、台南には多くの寺院をはじめ、無数の歴史的建造物があります。初めての台南なら、「赤嵌楼」や「祀典武廟」、「祀典台南大天后宮」といったランドマークは、一通り押さえておきたいところ。
九份のような雰囲気が味わえるフォトジェニックな通り「神農老街」へは、夕方以降、ランタンがライトアップされる頃に足を運ぶといいでしょう。

(C)Haruna
台南中心部を観光した後は、台湾で最も古い歴史を持つ「安平地区」にも足を延ばしてみてくださいね。

Robert CHG/Shuttertsock.com
4. 台南を楽しむコツ

NA2S15/Shuttertsock.com
さほど大きな街ではないので、中心部は歩いて周ることもできますが、安平地区へはバス利用が必須。「台湾好行」の88番は、観光客にもわかりやすい路線です。
台南は、台湾でもトップクラスの美食都市として有名。担仔麺やエビ飯、カキオムレツをはじめ、台南の名グルメは枚挙にいとまがありません。台南名物は、一皿の量が少ないのが特徴。いくつもの店を訪れて、台南名物のハシゴを楽しみましょう。
5. 高雄&台南3日間モデルコース
0日目
夜 | 高雄国際空港に到着。ホテルにチェクイン、翌日に備えて就寝 |
1日目
9:00 | 高雄屈指のパワースポット「蓮池潭」観光 |
11:00 | 美麗島駅の幻想的なステンドグラスに感動 |
12:00 | 「阿成炒飯專賣店」でチャーハンのランチ |
13:30 | 「駁二芸術特区」でアート散策 |
16:30 | 「高雄婆婆氷」でマンゴーかき氷を堪能 |
17:00 | ホテルまたはカフェで小休止 |
19:00 | 「六合国際観光夜市」 |
21:00 | 愛河クルーズで夜景観賞 |
22:00 | ホテルに戻り、就寝 |
2日目
9:00 | フェリーに乗って、旗津半島へ |
12:00 | 旗津半島で海鮮ランチ |
14:00 | 高雄駅から台鐵で古都台南へ |
15:30 | 台南のシンボル「赤嵌楼」を見学 |
16:30 | 「祀典武廟」、「祀典台南大天后宮」にお参り |
18:00 | ノスタルジックな「神農老街」を散策 |
20:00 | 「度小月担仔麺」で台南名物の担仔麺を食す |
21:00 | ホテルに戻り、就寝 |
3日目
8:30 | 台南中心部からバスで安平地区へ |
9:00 | 「ラピュタっぽい」と囁かれる「安平樹屋」を見学 |
10:00 | 台湾最古の城堡「安平古堡」と台湾最古の媽祖廟「安平開台天后宮」を観光 |
11:30 | 「安平老街」散策&ランチ |
13:30 | バスで台南市内へ |
14:00 | 日本統治時代のデパート「林百貨」でショッピング |
16:30 | 台南駅から台鐵で高雄へ |
18:30 | 高雄国際空港に到着。日本へ |
※ちょうど良い時間のフライトがない場合、高鐵台南駅から高鐵(台湾版新幹線)で台北へ行き(所要約2時間)、台北桃園空港発にすると、フライトの選択肢が増えます。
【プラン②:ダナン&ホイアン(ベトナム)】

Tang Trung Kien/Shuttertsock.com
ベトナムのLCC、ベトジェット・エアが日本就航を果たし、一層便利になったベトナム旅行。3日間現地で過ごせるなら、中部2都市の旅へ。最旬リゾートダナンと世界遺産の古都ホイアン。一度の旅で、全く異なるベトナムに出合えますよ。
6. ダナンで行くべきスポット

saiko3p/Shuttertsock.com
ダナンを代表する観光スポットといえば、パワースポット「五行山」。切り立った大理石の山にできた洞窟内には仏像などが安置され、神秘的なエネルギーに満ちています。
ダナンのミュージアムのうち、特に見応えがあるのが、「チャム彫刻博物館」。かつてこの地を治めていたチャンパ王国時代の彫刻を展示する博物館で、優雅で力強い彫刻の数々から、チャンパ芸術の水準の高さがうかがえます。
ダナン市街の中心は、パステルピンクの外観が可愛らしいダナン大聖堂周辺。すぐ近くには、ハン市場があり、雑貨ショッピングも楽しめます。

saiko3p/Shuttertsock.com
7. ダナンを楽しむコツ

Cuu Studio/Shuttertsock.com
ダナンを訪れるからには、ちょっと奮発してプライベートビーチを備えたリゾートホテルに泊まるのが吉。一日中忙しく出歩くよりも、ビーチやプールでリラックスしたり、ホテルのレストランやバーでゆっくりと食事やお酒を楽しんだりする時間を作って、上質な大人の時間を過ごしてください。
ダナン市内の移動は、タクシーが基本。中心部から五行山へは、バスの便もありますが、物価が安いベトナムでは、タクシーに乗って時間とエネルギーを節約しましょう。
8. ホイアンで行くべきスポット

Judyta Jastrzebska/Shuttertsock.com
ホイアン観光といえば、世界遺産に登録されている旧市街の散策。かつて国際都市として栄えたホイアンには、日本人ゆかりの「来遠橋」(日本橋)や、寺院、邸宅、「会館」と呼ばれる中国系住民の集会所など、無数の歴史的建造物があります。

saiko3p/Shuttertsock.com
まさに、旧市街全体が博物館。ノスタルジックな街並みは、どこを切り取っても絵になります。
9. ホイアンを楽しむコツ

Judyta Jastrzebska/Shuttertsock.com
ダナン中心部からホイアン中心部までは、車で45分ほど。バスもありますが、時間がもったいないので、やはりタクシーの利用がおすすめです。
カラフルなパステルイエローの外壁が映える日中と、無数のランタンがライトアップされる夜で、全く異なる表情を見せてくれるホイアン。ダナンからの日帰り旅行も可能ですが、ロマンティックな夜の旧市街を楽しむため、ホイアンでの宿泊がおすすめです。
日中に歴史的建造物の観光を終え、レトロなカフェで休憩したら、日が沈むころにはトゥボン川のほとりに行って、サンセットを鑑賞。その後は、川沿いにあるレストランのテラス席でのディナーや、手漕ぎボートでのトゥボン川の遊覧を楽しみましょう。

Tang Trung Kien/Shuttertsock.com
ホイアン旧市街が最も盛り上がるのは、夜。色とりどりのランタンに照らされた旧市街は、ため息が出るほど幻想的です。

amadeustx/Shuttertsock.com
10. ダナン&ホイアン3日間モデルコース
1日目
早朝 | ダナン国際空港着 |
8:30 | ダナンのパワースポット「五行山」へ |
11:00 | チャム彫刻博物館 |
12:00 | おしゃれなカフェ・レストラン「ルナム・ビストロ」でランチ |
13:30 | ダナン大聖堂とハン市場観光 |
15:00 | カフェで休憩 (「コン・カフェ」や「エスプレッソ・ステーション」など) |
16:30 | ホテルのプールやプライベートビーチでリラックス |
19:00 | ホテルのレストランでディナー後、バーで大人の夜を過ごす。 |
22:00 | 翌日に備えて早めに就寝 |
2日目
11:30 | ホテルでくつろいだ後、タクシーでホイアンへ |
12:30 | ホイアン名物「ホワイトローズ」のランチ |
13:30 | ホイアン旧市街の西側を散策 |
16:30 | カフェで休憩 (「ホイアン・ロースタリー・エスプレッソ&コーヒーハウス」 「ヒル・ステーション」)など |
18:30 | トゥボン川のほとりでサンセット鑑賞 |
19:00 | リバーサイドの「カーゴ・クラブ」でロマンティックディナー |
20:00 | トゥボン川をボートで遊覧 |
21:00 | 夜カフェと街歩きを満喫 |
22:00 | ホテルに戻って就寝 |
3日目
9:00 | ホイアン旧市街の東側散策&ショッピング |
12:00 | 隠れ家レストラン「シークレット・ガーデン」でランチ |
13:30 | タクシーでダナンへ |
14:30 | ダナンのスパでリラックス |
16:30 | ダナン国際空港着、日本へ |

Birdiegal/Shuttertsock.com
近場のアジアへの旅なら、現地滞在丸3日でも、これだけ充実した旅程に。会社員でも、普段の週末に有給休暇をプラスする、3連休を活用するなどすれば、十分に実現可能です。
少しでも現地滞在時間を延ばしたいなら、仕事が終わった後の夜便を利用するのも手。うまく時間をやりくりして、週末旅を満喫してくださいね。