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芸術の秋、バルセロナの美術館をお得に楽しめる裏ワザ

ガウディ、ダリ、ピカソ、ミロなど、多くの世界レベルの芸術家を輩出してきたバルセロナでは、世界遺産もさることながら、美術館も見逃せない観光スポットです。今回は、地球の歩き方バルセロナWeb特派員の岸田 早希子さんにお得にバルセロナの美術館を楽しむ方法を紹介いただきます。

街全体が美術館のようなアートの街、バルセロナ

ガウディの世界遺産をはじめ、至るところにモデルニスモ様式(バルセロナを中心に19世紀末から20世紀初頭にかけて発展した芸術様式)の建築が並んでいたり、ゴシック時代の街並みがそのまま残っていたりと、街自体が美術館のようなバルセロナ。ダリ、ピカソ、ミロなど、そうそうたる芸術家がバルセロナを拠点に活動していたことにも納得がいきます。

多くの世界レベルの芸術家を輩出してきたバルセロナでは、美術館は見逃せない観光スポットのひとつでしょう。ただ、美術館の入場料は、8~20ユーロとやや値が張ります。事前に通年割引や無料開放日をチェックして、美術館をお得に楽しんでみましょう。

街自体がまるで美術館のようなバルセロナ

バルセロナの美術館の通年割引と無料開放日

バルセロナの美術館では、一年を通して使える割引があります。下記に該当する方は、入場料が割引、または無料になる場合があります。

  • 定年退職者用割引(65歳以上)

パスポートのコピーなど生年月日のわかる書類を提示し、「フビラード=Jubilado(スペイン語で定年退職者の意味)」と伝えます。

  • 学生割引

国際学生証を提示すると、ほとんどの美術館で入場料が割引になります。

  • 10歳以下割引

10歳以下の方は、ほとんどの美術館で入場料が割引になります。

また、バルセロナでは、毎月第一日曜の15時から閉館時間まで、多くの美術館が無料開放されます(カタルーニャ州立美術館とピカソ美術館は終日無料開放)。

  • 無料開放される美術館

・カタルーニャ美術館 (Museu Nacional d’Art de Catalunya)

・ピカソ美術館 (Museo Picasso)

・グエル邸 (Palau Güell) ※無料開放チケットは数量限定。当日10時から配布

・サンパウ病院 (Hospital de san pau)

・バルセロナ歴史博物館 (MUHBA)

・バルセロナ現代文化センター (CCCB)

・バルセロナ海洋博物館 (Museu Marítim de Barcelona)

いろいろな割引制度があるバルセロナの美術館

独自の無料開放日がある美術館(1) カタルーニャ美術館

カタルーニャ美術館は、毎月第一日曜以外にも、毎週土曜15時から閉館時間まで無料開放されています。

建物は、1929年のバルセロナ万国博覧会のメイン施設としてガウディと並ぶモデル二スモ建築の巨匠ジュゼップ・プッチ・イ・カダファルク氏が手がけたものを引き継いでいます。

19~20世紀にわたる作品が、圧倒的な数とともに展示されており、ロマネスク・ゴシックコレクションには、エルグレコ、ルーベンス、ベラスケスなど、巨匠の顔ぶれも。モンジュイックの高台にあり、ここからの眺望も一見の価値があります。

かつてはバルセロナ万国博覧会のメイン施設として使われていた
美術館前の広場からはバルセロナを見渡せる

【スポット情報】
カタルーニャ美術館 (Museu Nacional d’Art de Catalunya)
Palau Nacional, Parc de Montjuïc, s/n, 08038, Barcelona, Spain
http://www.museunacional.cat/en

独自の無料開放日がある美術館(2) ピカソ美術館

ピカソ美術館は、毎月第一日曜以外にも、毎週木曜18時から21時30分まで無料開放されています。

スペイン南部マラガ出身のピカソの作品を所蔵する美術館です。常設展示では、青年期にバルセロナに移住し、画家としての土台を築いたピカソの初期の作品が並びます。

とても人気の高い観光スポットで、無料開放日はかなりの人で混雑します。訪問の際は、無料開放日を避けた方が無難かもしれません。

旧市街にあるゴシック風の建物
中世にタイムスリップしたような雰囲気の石畳の中庭

【スポット情報】
ピカソ美術館 (Museo Picasso)
Carrer Montcada, 15-23, 08003, Barcelona, Spain
http://www.museupicasso.bcn.cat/en

独自の無料開放日がある美術館(3) バルセロナ現代美術館

バルセロナ現代美術館は、2018年3月より、バルセロナに店舗をオープンしたユニクロの地域貢献事業の一環として、毎週土曜の14時から20時まで無料開放されています。この取り組みは、ニューヨーク現代美術館、ロンドンのテートミュージアムに次いで3ヵ所目となります。

展示されているコレクションは、おもに20世紀後半のコンテンポラリーアートです。3~4ヵ月ごとに展示作品が入れ替わりますので、バルセロナが二度目の方でも充分に楽しめます。

アメリカ人建築家リチャード・マイヤー氏の作品でもある建物
モダンな雰囲気のステンドグラス

【スポット情報】
バルセロナ現代美術館 (Macba. Museu d’Art Contemporani de Barcelona)
Plaça dels Àngels, 1, 08001, Barcelona, Spain
https://www.macba.cat/en/index

入場料が格安な美術館 カイシャ・フォーラム

カイシャ・フォーラムには無料開放日はありませんが、ほかの美術館よりもお得な入場料(4ユーロ)で国内外の良質な展示を楽しむことができます。

これまでに、イギリスの風景画の巨匠ターナーの作品展、ディズニーの原画展、スペインを代表する印象派画家ソラーヤの作品展などが催されています。アートファンには必見のスポットといえるでしょう。

日本人建築家磯崎新氏が手がけたエントランス
建物は20世紀初頭モデル二スモ時代の繊維工場を利用

【スポット情報】
カイシャ・フォーラム(Caixa forum)
Av. de Francesc Ferrer i Guàrdia, 6-8, 08038, Barcelona, Spain
https://caixaforum.es/barcelona/home

アートが街の至るところに溢れているスペイン・バルセロナ。この街では、無料開放日や割引を活用して、お得にアートを満喫することができます。日本を旅立つ前に、美術館の無料開放日をチェックしてみてください。

筆者プロフィール

地球の歩き方バルセロナWeb特派員 岸田 早希子

1996年に初めて訪れたバルセロナに“一目ぼれ”。その後8年間バルセロナと東京間を毎年往復し、2004年よりバルセロナ在住。現在はスペイン企業に勤務しつつ、日本語を忘れそうになるほど“バルセロナ”にどっぷりつかる毎日。地球の歩き方バルセロナWeb特派員ブログから現地の最新情報をお届けしています。