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壮大な自然を満喫!アメリカ国立公園を存分に楽しむ シリーズ②~絶景編~

アメリカの壮大な国立公園をご紹介するシリーズ第2弾!今日は、絶景づくしの5つの国立公園をご紹介します。

1. クマの爪痕?!「デビルスタワー国定公園」

火山が作り上げた高さ386mの巨岩モニュメント、デビルスタワー。約2億年前にロッキー山脈が隆起した際にマグマが活動し、この地域が盛りあがりました。縦に伸びる垂直の割れ目は、地中のマグマが地表に到達する前に冷えて固まり、しかもゆっくり冷えたため、結晶が成長してできたのだそうです。その後、周りにあった堆積岩が長い年月をかけて浸食・削剥された後、このような溶岩の塊のタワーが残りました。

1977年の映画「未知との遭遇」でも使われたこのタワーが、デビルスタワーと呼ばれる由来をご存知ですか?あのモニュメントは先住民族が熊信仰の対象として、様々な呼び名で呼んでいたそうです。彼らによると、デビルスタワーの縦筋は、グリズリーベアによってつけられたもの。そう言えば、クマが岩肌を爪でひっかいたように見えなくもないですよね。この地を探検した米国人の通訳が「悪神のタワー(devil’s towar)」と誤訳したことで、その名になったそうです。

©Osamu Hoshino
その頂上を、年間4000人以上が目指すのだそうです。この頂上がどうなっているのか、実際に見てみたいですね。

この周辺には、西部の街並みを残す街デッドウッド、巨大な4人の大統領の顔が刻まれたマウントラッシュモアなど見どころがたくさん。自然や先住民、そしてゴールドラッシュに沸いたアメリカの歴史を見て回るのは、面白いかもしれません。

デビルスタワー国定公園へのアクセス

アメリカの主要都市を経由して、ラピッド・シティ・リージョナル空港へ。空港からは車で約130分。

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2. 2000ヶ所以上のアーチが点在「アーチーズ国立公園」

大きいアーチでは直径99メートル、小さいものでは内径1メートルほどのものまで、約3万ヘクタールの土地に2000以上のアーチがあるアーチーズ国立公園。この場所は3億年前には海の浅瀬部分だったのだそうです。弾力性のある塩層は重力などの加圧によりドーム型のようになり、その後雨風などの浸食で、様々なかたちのアーチが出来上がったのだそうです。

どうやったらこんなにうまくバランスが取れるのだろうと不思議に思えるバランスロック。この公園では、遠くから見るだけでなく、歩きながら見て触れて楽しみます。簡単なトレイルから上級者向けのトレイルなど色々あるので、是非トライしてみてください。

簡単なトレイルでたどり着くことができる、二つのアーチが壮観なダブルアーチ。

デビルズガーデンには、世界最大のアーチ、ランドスケープアーチがあります。その長さ88.4メートル。

アーチーズ国定公園へのアクセス

ソルトレイクシティから車で約5時間。ラスベガスからは約7時間。

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3. 自然が作り上げた傑作「ブライスキャニオン国立公園」

145㎢とアメリカの国立公園の中では比較的小さいブライスキャニオン国立公園。もともと湖の底にあった砂や泥が水がはけた後の隆起によって盛り上がりこのような土柱を作り出したと言われています。標高は2,400〜2,700メートルとグランドキャニオン国立公園よりも高く、標高差が650メートルもある渓谷を見下ろすことができるポイントでは、圧倒的な絶景を堪能することができます。また標高が高いことから冬になると降り積もる雪によって公園内通行止めとなる箇所もあるため注意が必要。この後に紹介する、比較的近いザイオン国立公園とともに人気の観光スポットです。

侵食・隆起によって形成された奇岩群が並び、高さ数十メートルにもおよぶ土柱が林立するフードゥー(尖塔郡)は、とても神秘的です。水の浸食や風による風化だけでなく、標高が高いために夜の冷え込みが厳しく、岩に浸透した水分が凍りつきますが、日中に気温が上がり氷が溶けて体積を増やし、岩が割れてあのような奇岩を造り出したと言われています。

14か所のビューポイントがあり、中でも最も有名なのがブライスポイント(Bryce Point)です。見渡す限りに広がる、さまざまな形の岩々が圧倒的。

公園の中心にあるインスピレーション・ポイントは日の出がおススメ。円形劇場のようなランドスケープに朝日があたり、影と光が交互に入れ替わっていく様は神秘的です。

ナバホトレイルにある、奇妙な形をしているフードゥー「ソーのハンマー」。雷神のソーが空に向かってハンマーを振り上げたように見えるため、この名前が付けられました。

ブライスキャニオン国定公園へのアクセス

ラスベガスから車で約5時間

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4. 古代ヘブライ語で「聖域」と名付けられた「ザイオン国立公園」

アクセスの良さと、砂漠が多い地域にも関わらず、切り立った岩と緑が楽しめるため人気が高いザイオン国立公園。水によって削り取られた渓谷の岩の高さは2000メートルを超え、まさしく聖域の中にいるようです。たくさんのトレイルがあり、トレッキング好きにはたまりません。

ザイオンの中で一番有名な場所が、「ナローズ」と呼ばれる川の中を歩くトレイルです。舗装されたトレイルを進んでいくと、どんどん川の両側の壁が狭くなることから「ナローズ(狭い)」と名付けられました。

「エンジェルズ・ランディング(天使の着陸)」と名付けられたトレイルもあります。片道2時間ほどのトレイルですが、最後の30分ほどは転落防止のために鎖が打ち付けられているようなところを登ります。それでも頂上からの絶景は一生忘れられないほど。

4月から10月までは園内を走る無料のシャトルバスがあり、ザイオンキャニオンシーニックドライブ周辺を観光することができます。

ザイオン国定公園へのアクセス

ラスベガスから車で約2時間半

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5. 世界でも最も美しい自然の造形「ザ・ウェーブ」がある「バーミリオンクリフス国定公園」

アリゾナ州とユタ州の国境沿いに、舗装道路は1本もないほどほとんど手つかずの自然が残っている、バーミリオンクリフス国定公園。何層にも重なる豊かな色彩の堆積岩の層が、何百万年にも及ぶ水の浸食により、このような美しい景観を見ることができます。

特に人気が高いザ・ウェーブは、砂岩の険しい崖で岩質が砂質で非常にもろく、すぐに崩れてしまいます。そのため、土地管理局は地形と体験の神聖さを保護する目的で入場を1日20人に制限しています。10人は事前オンライン(4ヶ月前から開始)、10人は前日現地での抽選で選ばれます。

「ザ・ウェーブ」に入ることができなくても、「ザ・ウェーブ」を含むノース・コヨーテビュートには、ホワイト・ポケットなどビューポイントがあります。ただ、道案内のサインも簡単なものなので、ツアーに参加するのがいいかもしれません。

バーミリオンクリフス国定公園へのアクセス

ラスベガスから車で約5時間

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