※新型コロナウイルス感染症の影響により、自治体によっては住民の移動や観光客の受け入れに関して制限を設けたり、自粛を要請したりしている場合があります。方針は随時変更されます。旅行の際は、出発地・目的地の各自治体の公式サイトで最新のガイドラインをご確認ください。
※記事内の航空券価格は、スカイスキャナーから「最安値の月」で検索した際の最低価格です(羽田/成田空港発、エコノミークラス大人 1 名、 往復便、乗継便含む)。2021年10月7日時点の検索結果に基づいており、価格は随時変動しています。
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1. 阿蘇火山のダイナミックな歴史に触れる「阿蘇ジオパーク」|熊本県
2014年に世界ジオパークネットワークに認定加盟した、九州中部に位置する「阿蘇地域(阿蘇ジオパーク)」。東西約18キロメートル、南北約25キロメートル、面積約350平方キロメートルの世界最大規模を誇る巨大カルデラで、約27万年前から9万年前の間に起こった巨大噴火によって誕生した火山群や平坦なカルデラの底地などで形成された、独特な火山景観が特徴です。

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カルデラの様子が最もよく見られる「大観峰カルデラジオサイト」では、標高差300〜500メートルの雄大なカルデラ壁や中央火口丘群が連なり、眼下には阿蘇谷の田園風景を眺めることができます。
また活火山の営みを体感したいのなら「中岳ジオサイト」へ。阿蘇中岳の火口のエメラルドグリーンの湯だまりを間近で見ることができて迫力満点です。

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牧歌的な風景で人気の「草千里ジオサイト」へ向かえば、煙を上げる中岳を背景に、放牧された牛や馬が草を食む姿をのんびりと見学できます。なお、阿蘇ジオパーク内には、火山を熱源とする温泉が数多く存在。カルデラの湾入地形の中にある「内牧温泉」には、約80の源泉と30近い宿泊施設が点在していて、古くから文人に愛され、観光地として栄えてきた歴史を垣間見ることができますよ。

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2. 手つかずの自然が残る南国の楽園「小笠原諸島」|東京都
2011年に世界自然遺産に登録された小笠原諸島は、東京から南に約1,000キロメートル離れた離島です。亜熱帯に属する小笠原は年間を通して暖かく、夏と冬の気温差が少ないのが特徴。小笠原諸島の近海には、カラフルなサンゴ礁や熱帯魚はもちろん、ギンガメアジやイソマグロの群れが行き交い、20種類以上もの鯨類が回遊していて、感動の世界が広がっています。日本最大のアオウミガメの繁殖場も。
また森に向かえば、タコの足のように根を伸ばす「タコノキ」やハイビスカスのような一日花「テリハハマボウ」、翼を広げると1.5メートル近くになる大型の鳥「カツオドリ」、小笠原諸島の固有亜種で天然記念物の「アカガシラカラスバト」など、ここでしか見られない稀少な動植物に出合えそうです。なお、これらの森や山に入る場合は、許可を受けたガイドの同行が必要。ガイドツアーに参加し小笠原独自の動植物を観察しながら、森を探索しましょう。
父島では、ドルフィンスイムやホエール・ウォッチング、スノーケリング、ジャングルを歩けるトレッキング、満点の星空を観察できるスターウォッチングツアーを各社が用意。とことん南国の自然を満喫できそうですね。
3. 太古の森を思わせる世界が広がる「金作原原生林」|鹿児島県
2021年7月に世界自然遺産に登録された奄美大島。
その島を代表する亜熱帯の森「金作原(きんさくばる)原生林」には、生きた化石といわれる巨大なヒカゲヘゴなど木生のシダ植物が群生し、太古の森を思わせる世界が広がっています。森の中に一歩足を踏み入れれば、木々の間から陽光が差し込み、神秘的な光景をつくり出していて圧巻!ここには、国指定天然記念物のルリカケスやキノボリトカゲなど稀少な生物も生息していて、遭遇できるチャンスもありそうです。

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手つかずの自然が残る金作原原生林では、各社がトレッキングやカヌーに乗ってマングローブの森を探索できるエコツアーを催行。奄美群島の自然や文化について深い知識を持つガイドの案内で、ジャングルを心ゆくまで楽しめますよ。2019年2月以降、奄美大島では「エコツアーガイド制度」を設定しているので、金作原生林に行く際は、忘れずにエコツアーガイドに同行をお願いしましょう。

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金作原原生林へは奄美大島の中心地、名瀬市街地から車で約30分です。
4. 雄大な景観と野生動物の宝庫「知床」|北海道
海に囲まれ、1,600メートル級の山々が連なる知床半島は、2005年7月に世界自然遺産として登録された最果ての地。知床の代表的な景勝地は、原生林に囲まれた大小5つの湖「知床五湖」、天気に恵まれれば、羅臼岳やハイマツの樹海、遠く北方領土国後島まで一望できる「知床峠」、垂直に切り立った約100メートルの断崖から水が流れ落ちる「フレペの滝」、オホーツク海に面した流氷や夕日のビューポイント「プユニ岬」など多岐に渡ります。
海から高山までそろった知床は野生動物の宝庫。アザラシやオオワシを始め、シマフクロウやオジロワシ、ケイマフリなど絶滅危惧種や稀少な動物も生息していて、世界的に見てもヒグマの数が多い場所なのだとか。知床の豊かな自然環境が生物の多様性を支えているそうです。

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各ツアー会社は、春夏秋にかけては知床五湖ガイドウォークや野生動物のウォッチングツアー、冬は流氷ウォークやスノーシューイングツアーなど、さまざまなエコツアーを催行しています。海、湖、森、山が織り成す美しい景観と、なかなかお目にかかれない野生動物との出合いを堪能できそうですね。

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5. 自然の神秘と生命力を感じる「屋久島」|鹿児島県
1993年に世界遺産に登録された屋久島といえば、縄文杉や苔むした渓谷「白谷雲水峡」が思い浮かびますが、実は、川や海でのツアーも豊富で、国内で有数のエコツアーが盛んなスポットだといえます。
トロッコの軌道敷の終点付近を起点とし、縄文杉を通り高塚小屋まで続く「大株歩道」は大人気のトレッキングコース。途中、空を仰ぐとハート型に見えることで有名な「ウィルソン株」、推定樹齢3000年の屋久杉の巨木「大王杉」にも立ち寄れます。宮之浦岳から南東へ向かって流れる安房川では、リバーカヤックも楽しめますよ。

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美しい白砂が広がる永田浜や栗生浜は、絶滅危惧種のアカウミガメとアオウミガメ、タイマイの観察ポイント。例年5月中旬〜7月末頃までウミガメの貴重な産卵を見ることができます。しかし、昨今は観光客が増加。フラッシュ撮影や浜への無秩序な立ち入りによる、ウミガメの産卵やふ化への影響が懸念されていますので、各海岸のルールやマナーに従って行動しましょう。
屋久島が世界遺産に登録された理由のひとつとなった西部地域には、世界遺産内で唯一の車道(林道)があり、冬でも緑の葉が生い茂る照葉樹林のトンネルが形成されています。
林道周辺にはシイ・カシ類の二次林が広がり、アコウやガジュマルの大木をはじめ、オオタニワタリなど亜熱帯域の樹木を観察できます。ヤクシマザルやヤクシカといった屋久島の固有種の動物にも出合えるかもしれません。
五感を通して自然を感じ、さまざまな体験ができるエコツアーなら密も避けられそう。日本にもこんなに美しい場所があったとは!と心躍る旅ができそうですね。
