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旅をもっと自分らしく!旅の満足度を上げるプランニング術

ツアー旅行には安心感がありますが、オリジナルな旅を求めるなら、個人旅行に敵うものはありません。幸い、今は個人旅行初心者でもひとつひとつステップを踏めば、問題なく旅行の手配ができる時代。今回は、これまでに40カ国以上を一人で旅してきたトラベルライター春奈さんに、自分らしい旅を叶える、プランニングのコツを教えてもらいます。

1. 目的地を決める

海外旅行 目的地
まずは目的地を決めることから
Rawpixel.com/Shuttertsock.com

旅の計画は、目的地を決めることから始まります。「イタリア」など国単位で決めることもあれば、「ベトナム中部」など地域単位、あるいは「ソウル」など都市単位で決めることもあるはずです。

まずは、次の3つの切り口から、旅の目的地を決めましょう。

1) 日数から決める

海外旅行 目的地
日数が決まれば可能な目的地も絞られる
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休暇日数が限られている場合、その中で行ける目的地を選ぶことが大前提。2~3泊であれば、韓国や台湾、香港など東アジアの近場の国が現実的ですし、4泊以上あれば、ベトナムやタイといった東南アジアの国々やハワイなどもいいでしょう。

「ロンドン5日間」といった弾丸ツアーも見かけますが、ヨーロッパを旅するなら最低でも7日間は欲しいところ。7日あっても、現地に滞在できるのは、5泊のみですから、訪れる都市は絞り込む必要があります。現地滞在期間が一週間以上あれば、複数の都市を訪れる周遊旅行も叶いますね。

2) 予算から決める

海外旅行 予算
予算から検索して思わぬ目的地が見つかることも
I am Kulz/Shuttertsock.com

価格重視でお得な航空券を見つけるなら、スカイスキャナーの「”すべての場所”で検索」が便利。日付や任意の月、あるいは「最安値の月」を選び、出発空港を入力して検索すると、航空券の安い順に目的地が表示されます。これを使うことによって、思わぬ穴場スポットが見つかることもありますよ。

航空券のみならず、現地の物価も重要な要素。航空券が安くても、現地滞在費用がかさめば予算オーバーになりかねません。一口に「ヨーロッパ」といっても、北欧は物価が高く、中東欧は比較的物価が安いですし、東南アジアでもシンガポールとベトナムでは物価水準が大きく異なります。予算から決めるときは、航空券だけでなく、現地滞在費も含めた総額を意識するといいでしょう。

3) 旅の目的から決める

海外旅行 目的地
旅先で何をしたいかも大事
Tupungato/Shuttertsock.com

旅の目的は人それぞれ。歴史的な街並みを散策したい人、ショッピングを楽しみたい人、スパで癒されたい人、美食に舌鼓を打ちたい人では、行き先が異なってくるかもしれませんし、大都市が好きな人もいれば、自然に触れたい人もいますよね。

旅の候補がいくつかあって、迷っているときは、「自分がその旅で何をしたいのか」「何を得たいのか」をはっきりさせること。優先順位が明確になれば、旅先はおのずと絞られてくるはずです。

4) ベストシーズンから決める

モロッコ ハッサン 2 世モスク
ベストシーズンも要チェック
ESB Professional/Shuttertsock.com

せっかくの海外旅行。雨ばかりの天気や、寒すぎたり暑すぎたりといった極端な気候は避けたいですよね。台湾なら秋ごろ、ヨーロッパはおおむね夏、北アフリカは春か秋といったように、各国には、それぞれ旅行に適した時期があります。そこで、休暇が取れる月にベストシーズンを迎える場所を選ぶというのも一つの手。

2. 訪問都市を決める

海外旅行 訪問都市
できるだけ効率良く移動ができる場所を選ぶのがポイント
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「パリ」「バンコク」など、一都市滞在型の旅行は別として、「フランス」「タイ」「ベトナム中部」など、国単位や地域単位で旅先を選んだ場合、次は訪れる都市を決める必要があります。

周遊旅行の場合、国際空港がある大都市を起点に、他の都市へ足を延ばすのが基本。この時、行きたい都市の中から、できるだけ効率良く移動ができる場所を選ぶのがポイントです。ルートによっては、オープンジョー航空券(到着空港と出発空港が異なる航空券)を予約したほうがいい場合もあるので、だいたいのコースは航空券を予約する前に決めてしまいましょう。

地図では近く見えても、思いのほか移動に時間がかかることもあるので、ガイドブックや鉄道会社のホームページ等で、実際の移動時間を調べたうえでルートを組むことをおすすめします。

3. 各都市の滞在日数を決める

ドイツ ミュンヘン
各都市の滞在日数を決めるには紙のガイドブックが有効
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訪問都市が決まったら、各都市の滞在日数を決めます。見どころの多い街、見学に時間のかかる観光スポットがある街での滞在を長くするのが基本ですが、ショッピングなど他にやりたいことがあれば、それに応じて滞在日数を調整します。

各都市でどのくらいの観光時間が必要かを知るには、ガイドブックが有効。ガイドブックで紹介されている観光スポットや地図を見れば、その都市での観光が半日ほどで済みそうか、はたまた丸2日はかかりそうか、見当がつけられます。

4. 日帰り旅行を選択肢に入れる

海外旅行 列車
滞在する都市からの日帰り旅行をうまく活用
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複数都市での観光を楽しみたいなら、拠点となる都市からの日帰り旅行も選択肢のひとつです。様々な都市を泊まり歩くのも楽しいものですが、荷物が大きい場合は移動自体が苦痛になってしまうことも。

それよりは、主要都市に連泊して、そこを拠点に日帰り旅行に出かけたほうが、体力的にも精神的にもラクなことがあります。それによって列車やバスに乗る時間は若干増えるかもしれませんが、重い荷物なしで動ける上、荷物をまとめる手間や、ホテルでのチェックイン・チェックアウトの手間も減ります。

都市間の距離があまりにも離れている場合は使えない方法ですが、公共交通機関で1~2時間程度で行ける範囲なら、検討する価値大です。

5. 旅のスタイルに合ったホテルを選ぶ

海外旅行 ホテル
ホテル選びは旅の重要な要素
Kevin George/Shuttertsock.com

訪問都市と滞在日数が決まり、航空券を予約したら次はホテル選び。宿泊施設の良し悪しで、街の印象が左右されかねないほど、ホテルは重要な要素です。ホテル選びで失敗しないコツは、旅のスタイルや目的に合ったホテルのうち、宿泊者の口コミ評価が高い宿を選ぶこと。

「リゾートで癒される」ことが目的なら、ホテルは中途半端に節約するよりも、ちょっと頑張って奮発するほうが吉。また、一泊ずつの移動を繰り返す旅や、一都市を拠点に日帰り旅行を楽しむ旅なら、鉄道駅やバスターミナルに近いホテルを選ぶなど、ロケーションにも気を配りましょう。ホテルを選ぶ際は、必ず地図で実際の場所を確認してから予約するようにして下さいね。

ホテル選びのコツについて、詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
「宿泊300回超のライターが教える、海外ホテル選びのコツ」

6. 現地発ツアーを活用する

海外旅行 現地ツアー
現地ツアーは旅先での体験の幅を広げてくれる
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「自由気ままな個人旅行」と言っても、中には、公共交通機関でのアクセスが非効率な場合や、安全面での不安が残る場所もあります。

それなら、個人でのアクセスが不便な場所に行く時だけ、現地発ツアーを検討してはいかがでしょうか。現地ツアーを利用することで、旅先の選択肢や、体験の幅がぐっと広がるかもしれません。

日帰りツアーなら、前日でも申し込めるケースが多いですが、ハイシーズンは満席になることも。確実に参加したいツアーがあれば、出発前にオンラインで予約しておくと安心です。

7. 予約が必要なものは事前に手配

海外旅行 予約
事前予約した方がよいのは航空券やホテルだけではない
Denys Prykhodov/Shuttertsock.com

スムーズに旅行を楽しみ、「行きたい場所に行けなかった!」という事態を防ぐには、予約が必要なもの、予約をしておいたほうがいいものは、出発前にあらかじめ手配しておくことが肝心。

長距離列車や高速バスなどは、必ずしも予約が必要とは限りませんが、「もし満席だったら」と心配するだけでも疲れますし、予約割引が適用されることもあるので、オンライン予約が可能な場合は、事前に予約しておくといいでしょう。

観光にしても、スペインの「アルハンブラ宮殿」など、世界的に有名な観光スポットの中には、事前予約がないと入場できなかったり、長蛇の列に並ぶ羽目になったりする場所があります。そのような観光地を訪れる場合には、旅行の予定が確定した段階で、早めに予約を済ませておきましょう。

人気のレストランやスパなどを確実に利用したい場合なども、やはり事前予約が無難です。

8. きっちりとざっくりのメリハリを

海外旅行 カフェ
旅先でのゆっくりした時間も大切に
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一方、予約の必要がない観光の予定などは、ざっくりで大丈夫。「あの街では、午前中に旧市街を観光して、午後は買い物やカフェタイムに充てようかな」など、大枠の動きを考えておけば十分です。観光スポットを周る順番など、一日の細かな予定は、行きの飛行機の中や現地での移動時間で考えられるので、出発前からあれこれ考える必要はありません。

旅のプランニングはメリハリが肝心。プランニングに力みすぎたり、頑張りすぎたりすると、行く前から疲れてしまいますし、ぎゅうぎゅうに予定を詰めると、予定外のことがあった時にリカバリーがききにくくなります。どうしてもやりたいこと以外は、当日の気分や体調、天気などによって臨機応変に対応する柔軟さがあったほうが、心に余裕を持って旅が楽しめるはず。

「きっちり」と「ざっくり」のメリハリを付けて、プランニングも旅の一部として楽しんでくださいね。


筆者プロフィール

春奈 トラベルライター プロフィール

春奈 (トラベルライター)
和歌山出身の元会社員。旅先でドイツ人夫と出会い、ドイツ移住を機にフリーランスのトラベルライターに転身。これまでに世界60ヵ国280都市以上を訪問。バックパッカーから、5つ星ホテルに泊まる贅沢旅行まで、多彩な旅のスタイルを経験。街歩きが大好きで、なかでも「旧市街」「歴史地区」と呼ばれる場所に目がない。現在は九州在住。

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