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白壁の町、倉敷美観地区で開催!「くらしき藤物語 ハートランド倉敷」

岡山県の倉敷美観地区でゴールデンウィークに開催される「くらしき藤物語 ハートランド倉敷」は、倉敷川の川舟文化を活かし、約1週間かけて行われる倉敷市あげての一大イベントです。2018年の開催予定や見どころ、イベントとあわせて楽しみたい倉敷のおすすめグルメの情報を地球の歩き方岡山Web特派員のmamiさんに紹介いただきます。

 

倉敷美観地区

倉敷美観地区ってどんなところ?

1979年には、重要伝統的建造物群保存地区に選定された倉敷市の「美観地区」では、その昔綿などを扱う問屋や商人で賑わい、豪壮な蔵や屋敷が建てられ、やがて備中地方の物資が集積する商業の中心地でした。

蔵屋敷

この街並みの保存を提案したのは、当時倉敷紡績所の社長であり、大原美術館の創設者・大原孫三郎の長男、総一郎氏です。河畔には江戸から昭和初期にかけて建てられた白壁の日本家屋や洋風建築が今も残り、美観地区とその周辺には大原美術館や旧大原家住宅など、ゆかりの地が多数点在しています。

大原美術館

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幻想的で心癒される夜を楽しむ夜間景観照明

美観地区の観光といえば、大原美術館やリノベーションされたショップが人気ですが、多くのショップや施設は16時~18時で閉店してしまいます。その後は、倉敷川周辺の街並みに夜のとばりが降りる時間帯となります。周囲には灯りが燈され、柔らかな光につつまれた倉敷格子や白壁の建物が、昼間とはまた違った表情を見せてくれます。この幻想的な景観は東京タワーや宮島の厳島神社など、数々の照明を手がけた照明デザイナー・石井幹子氏のプロデュースによるものです。昼間の喧騒が嘘のような、夕暮れ時の街並みも風情があります。

夜間景観照明

また、船着場から川舟に乗って半被姿に菅笠の船頭さんの話を聞きながら、ライトアップに揺れる街並みを巡れば、かつて運河として栄えた時代を思い描くことも出来るでしょう。

【イベント情報】
夜間景観照明 川舟ながし
開催期間:2018年3月~11月の毎週土曜日(昼間の川舟流しは年中運航)
18:00から30分毎に出航(所要時間約20分)
料金:500円(子供250円)
定休日:毎月第2月曜日

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「くらしき藤物語 ハートランド倉敷」の見どころは?

「くらしき藤物語 ハートランド倉敷」では、倉敷市の花とされている「藤」をテーマに、「くらしき藤娘」「瀬戸の花嫁」「かぐや姫」などの川舟流しや、備中地域の伝統芸能、パレード等のさまざまな催しが行われ、白壁の街を彩ります。2018年は4月29日(日)~5月5日(土)の7日間開催されます。

29日は大原美術館前の今橋で11:00からオープニングセレモニーが始まり、作陽音楽短期大学生が藤をテーマにしたオリジナル曲を演奏し、着物姿の「くらしき藤娘」が川舟に揺られ開幕を告げます。

「くらしき藤娘」「瀬戸の花嫁」「かぐや姫」などの川舟流しが行われる

メインの川舟流しは、期間中毎日開催され、「瀬戸の花嫁」らに加え、愛らしい子どもの「藤娘」「藤おのこ」も登場します。「藤娘」は3着の着物で着飾り、イベントに花を添えます。

倉敷川沿いには藤をあしらった行燈(高さ1.5メートル)が並べられ、倉敷物語館の出入り口には藤棚がしつらえられ、夜間はライトアップにより会場が藤色に染めあげられます。

他にも、美観地区や周辺商店街を歩くパレード(3日)や倉敷アイビースクエア(本町)のステージイベント(4、5日)、旧大原家別邸・新渓園(中央)で邦楽が奏でられる中、落ち着いた雰囲気に浸れる「和空間 お休み処」(1~5日)、親子一緒にさまざまな遊びが体験できる倉敷物語館の「江戸の遊び横丁」(4、5日)など、多彩な催しやもてなしが展開される予定です。

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「瀬戸の花嫁」「かぐや姫」などの川舟流しは特に人気が高く、河畔沿いは多くの観光客やアマチュアカメラマンで賑わいます。

また、倉敷美観地区周辺は大原美術館、倉敷民芸館をはじめ月曜日が定休日のショップが多くあります。お目当ての場所の定休日を事前に確認して下さいね(月曜日が祝日の場合は開館の場合が多いです)。

【イベント情報】
くらしき藤物語~第38回ハートランド倉敷
開催期間:2018年4月29日(日)~5月5日(土)
開催場所:倉敷美観地区(倉敷物語館・倉敷アイビースクエア・新渓園など)/JR倉敷駅前商店街ほか
電話:086-421-0224

会場へのアクセスと駐車場情報

岡山空港から倉敷へは空港リムジンバスが運行されています。料金は1,130円 で、岡山空港からJR倉敷駅北口までの所要時間は約35分です。倉敷駅からは徒歩で約10分、タクシーで約5分です。徒歩の場合、倉敷えびす通り商店街はアーケードがありますので、暑い日や雨の日にはこちらを通ると良いでしょう。

ゴールデンウィークなど、イベント期間は大変な渋滞が予想されます。美観地区へは公共交通機関を利用するのが一番です。ただし、美観地区から少し離れた倉敷市役所の駐車場が無料開放されていて、倉敷市役所から美観地区への無料シャトルバスが運行されていますので、マイカーの方はそちらを利用すると便利です。

【スポット情報】
倉敷市役所から美観地区への無料シャトルバス
運行日 :5月3日(木)~6日(日)
発着場所・運行時間 :
[倉敷市役所]10:00~17:30
[芸文館東側]10:00~18:15
電話:倉敷市コールセンター 086-426-3030

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ゴールデンウィークは美観地区の氏神さま・阿智神社の「藤まつり」も!

美観地区の北側には、鶴形山という標高35メートルの小高い山があります。山頂付近には遊歩道が整備され、桜やツツジ、藤の名所としても知られています。山には倉敷の氏神・阿智神社が建ち、鶴形山が島であった時代から海上交通の神として信仰を集めています。

「藤まつり」が行われる阿智神社

また、境内には樹齢300年とも500年ともいわれる、あけぼの藤の巨木「阿智の藤」があり、藤は倉敷市の市花と認定されています。「くらしき藤物語 ハートランド倉敷」の開催と同じ頃、5月3日(木)から「藤まつり」が行われ、境内にお茶席を設け、能舞台で雅楽演奏などの芸能が奉納されます。5日は能舞台に五月人形や兜、弓等を飾り、子供たちの健やかな成長を願い、古武道各流派による演武も行われます。ただ、残念ながら「阿智の藤」は老木のため、2018年から3年間、樹勢回復のための治療が行われることとなり、肝心の藤の花を見ることができません。しかし、山頂からは倉敷美観地区の街並みが一望できるので、一見の価値ありです。

【イベント情報】
阿智神社 藤まつり
開催期間:2018年5月3日(木)~5日(土)
開催時間:10:00~15:00
住所:岡山県倉敷市本町12-1
電話:086-425-4898

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倉敷川沿いにたたずむやすらぎの宿

倉敷での滞在におすすめの宿泊施設は、「料理旅館 鶴形」。柳並木が美しい倉敷川の河畔に建ち、建物は江戸中期の町屋造りで風格のある構えです。

料理旅館 鶴形

美観地区の観光の際、一度手荷物をおいてから身軽に動けるのも魅力で、賑やかな昼間だけでなく朝晩の落ち着いた佇まいの街並みをそぞろ歩くのも素敵です。

客室は11室と少なめなので、心温まるきめ細やかな接客と料理、四季のしつらえにも定評があります。筆者が訪れた日もちょうど、女将さんと仲居さんが門口でお客様の見送りをされている時でした。笑顔の素敵な女将さんと仲居さんです。

【ホテル情報】
料理旅館 鶴形
住所:倉敷市中央1丁目3番15号
電話:086-424-1635

 

キャンドルの灯りが照らす幻想的なディナー

倉敷の名物はいろいろとあるのですが、旬の地元食材を使った創作フレンチ料理が堪能できる「キャンドル卓 渡邊邸」でのディナーはいかがでしょうか。

創作フレンチ料理が堪能できる「キャンドル卓 渡邊邸」

テーブルの上のキャンドルからシャンデリアまで、店内のあかりが全てキャンドルのみで、深い陰影が部屋全体に広がる美しく趣のある空間です。庭に面した席なら、陽が沈む頃から夜のとばりが降りるまで、揺れるキャンドルの灯りに包まれて刻々と変わる空の色を創作フレンチとともに楽しめます。

アフタヌーンティー

 

また、夏と冬にはイギリス発祥のアフタヌーンティー文化に岡山のフルーツを盛り込んだ「倉敷アフタヌーンティー」メニューが倉敷エリアのホテルやカフェで提供されます。「キャンドル卓 渡邉邸」でも「倉敷アフタヌーンティー」メニューが用意されていて人気があります。夜まで観光できない方には、こちらもおすすめです。

「キャンドル卓 渡邉邸」は、倉敷を拠点とするキャンドルメーカー「ペガサスキャンドル」の直営店です。2階にはギャラリーとキャンドルショップが併設されています。レストランで使われているキャンドルからリビングやバスルームで楽しむキャンドルまで揃い、日々の暮らしを素敵に彩ってくれそうです。

【スポット情報】
キャンドル卓 渡邉邸
住所:岡山県倉敷市中央2丁目5-19
電話:086-435-3930
営業時間:ランチ 11:30~14:00/ディナー 18:00~22:00(予約制)
ギャラリー&キャンドルショップ11:30~17:00

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岡山の観光地として不動の人気を誇る倉敷美観地区は、半径300メートルほどの小さなエリアですが、美術館やお目当てのショップでの買い物、鶴形山の遊歩道で散策をしたり、足休めのカフェに立ち寄ったり、夜間景観照明まで楽しもうと思ったら半日では時間が足りないかもしれません。魅力あふれた美観地区は、これから初夏にかけて爽やかな旅行日和が続きます。ぜひ訪れてみてください。

筆者ご紹介

地球の歩き方岡山Web特派員 mami

岡山生まれの岡山育ち。岡山市内在住の「おかやまっ子」です。岡山の四季折々の自然や人々の生活、そして美味しいモノ、ガイドブックには載っていない穴場情報も含め、地球の歩き方岡山Web特派員ブログからお届けしています。

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