スカイスキャナー ニュース 2020年に就航した国内線の新路線と就航都市(2020年9月時点)

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2020年に就航した国内線の新路線と就航都市(2020年9月時点)

飛行機の減便・運休が相次ぐ2020年。今回はそんな中でも新しく就航した国内線の全路線を一挙にご紹介します。就航都市の魅力や見どころとあわせてぜひチェックしてみてください!

※記事内の航空券価格は、スカイスキャナーから「最安値の月」で検索した際の最低価格です(エコノミークラス大人 1 名、 往復便)。2020 年9月10日時点の検索結果に基づいており、価格は随時変動しています。

※2020年9月時点の情報を掲載しています。運航情報は随時変更される可能性がありますので、渡航前に、利用する航空会社のサイトなどで最新情報をご確認ください。

成田空港発着の新路線

1. 成田〜釧路|ピーチ

2020年8月1日より、成田〜釧路線(たんちょう釧路空港)の運航を開始したピーチ。釧路線は成田から初となる「ひがし北海道」地域路線で、1日1往復で運航しています。

北海道東部の太平洋沿岸に位置する釧路は、マリモが群生する「阿寒湖」やタンチョウが生息する「釧路湿原」といった、豊かな自然が広がるスポットが豊富で、天然記念物の動植物に出会えるのも魅力です。阿寒湖の辺に佇む「阿寒湖アイヌコタン」では、アイヌの古式舞踊や人形劇も観覧できますよ。

北海道 紅葉した木々に囲まれた阿寒湖
紅葉した木々に囲まれた阿寒湖
Tanya Jones / Shuttertstock.com

また釧路は魚介類をはじめとする、新鮮な食材を使った料理が充実。炉にある炭火で食材を焼いてから、長いへらで料理を運ぶ「ろばた焼き」、ニンニクや生姜がアクセントになった唐揚げ「ザンギ」、ちぢれ麺を使ったあっさりとした醤油味の「釧路ラーメン」なども堪能できます。

北海道の人には馴染み深い揚げ物ザンギ
北海道の人には馴染み深い揚げ物ザンギ
okimo / Shutterstock.com

さらに北海道を代表する三大市場のひとつ「和商市場」には、「勝手丼」という名物があり、海産物店で好きなお刺身を購入し、それをご飯にのせて味わうことができます。この市場には、海産物以外にも地元の野菜、肉などが売られていて、お土産探しにもぴったり。釧路を旅行したら、ぜひ訪れたいスポットです。

北海道 和商市場の名物「勝手丼」は好きなお刺身を盛ってつくれる
和商市場の名物「勝手丼」は好きなお刺身を盛ってつくれる
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2. 成田〜宮崎|ピーチ

ピーチは、成田〜釧路線と同日に成田〜宮崎線(宮崎ブーゲンビリア空港)の運航も開始。同路線の就航はジェットスターに続き2社目となり、1日1往復で、成田発10:35〜宮崎着12:40に乗れば、出発日の午後から宮崎観光を楽しめます。

宮崎といえば、「日本のひなた」と呼ばれ、数々の神話と伝説が残る場所。宮崎空港から電車で1時間ほどの青島には「海幸彦・山幸彦」の名で親しまれている「青島神社」があり、縁結び・安産・航海安全にご利益があるとされています。

さらに青島の周辺は、「鬼の洗濯板」と呼ばれる、珍しい波状岩が広がり風光明媚です。干潮時には海岸線に沿って沖合い100メートルにもおよぶ岩肌が出現し、不思議な光景を眺めることができます。

宮崎県 青島神社の鳥居と鬼の洗濯板
青島神社の鳥居と鬼の洗濯板
Jesse33 / Shutterstock.com

「青島」からさらに南へ下ると、「鵜戸の窟(いわや)」と呼ばれる竜穴がある、宮崎県南で最も有名な「鵜戸神宮」も。太平洋に突き出た鵜戸崎岬の突端にある洞窟の中に、朱塗りの本殿が鎮座する珍しい神社で、岬のまわりには奇岩、怪礁が連なる美しい景色が広がります。こちらで願いを込めながら運玉を投げ、亀石と呼ばれる岩の枡形に入れることができれば、願いが叶うとか。

宮崎県 日南海岸に面した断崖に佇む鵜戸神宮
日南海岸に面した断崖に佇む鵜戸神宮
kan_khampanya / Shutterstock.com

宮崎空港から北へ向かえば、高さ約50~100メートルの柱状節理の断崖が続く「高千穂峡」、天照大神が岩戸に隠れた際、八百万の神が集まり相談を行ったと伝えられる大洞窟「天安河原」もあり、古事記など神話の世界に登場するスポットを巡る神秘的な旅ができます。

宮崎県 柱状節理の断崖が続く高千穂峡の絶景
柱状節理の断崖が続く高千穂峡の絶景
masakichi / Shutterstock.com

3. 成田〜長崎|ピーチ

成田から長崎へのアクセスも、2020年3月29日から運航を開始したピーチの成田〜長崎線の1日1往復によって便利に。成田発12:00〜長崎着14:15で、長崎市内へは空港からリムジンバスに乗り、1時間前後で到着します。旅行初日の夕方から長崎を観光できるのもうれしいですね。

日本でありながらも異国情緒溢れる街並みや文化が息づく長崎。鎖国していた時代に、貿易の拠点として、日本に欧州の文化を伝えたことでも有名です。長崎市内の観光スポットは明治時代の外国人居留地の風情を感じられる「グラバー園」、2018年6月に世界遺産に登録された、白亜の美しい外観が目を引く「大浦天主堂」、被爆の惨状や原爆投下へ至った経緯を学べる「長崎原爆資料館」など多岐に渡ります。

長崎県 グラバー園から望む長崎市内の景色
グラバー園から望む長崎市内の景色
Sanga Park/Shutterstock.com

長崎観光で外せない、日本最大級のテーマパーク「ハウステンボス」には、四季折々の花々が1年中咲き乱れ、プロジェクションマッピングなど最新技術を使ったアトラクションも。夜に開催される世界最大のイルミネーション「光の王国」も見逃せません。

“鶴の港”と称される長崎港周辺の山々には夜景の絶景ポイントがいくつかあり、中でも「稲佐山」は、長崎のランドマーク的な存在です。頂上の展望台からは、“1,000万ドルの夜景”と言われる、煌びやかでロマンチックな夜景を眺めることができますよ。

長崎県 稲佐山の展望台からの夜景
稲佐山の展望台からの夜景
hasetetsu/Shutterstock.com

4. 成田〜鹿児島|ピーチ

ピーチは、長崎線と同日に1日1往復の成田〜鹿児島線も運航開始。成田発9:00〜鹿児島着11:05の午前便に搭乗すれば、旅行初日から鹿児島を堪能できます。

鹿児島では、ぜひ訪れたいのが「桜島」です。現在も噴煙を上げ、灰を降らせている桜島には、全長約100メートルにも及ぶ足湯「溶岩なぎさ公園足湯」や、1914年の大噴火によって1日のうちに火山灰や軽石で埋め尽くされた鳥居が残る「腹五社神社」、溶岩原の上につくられた「溶岩なぎさ遊歩道」など、ここでしか見られない、一見の価値があるスポットが点在しています。

鹿児島のシンボルとも言える桜島
鹿児島のシンボルとも言える桜島
Sean Pavone/Shutterstock.com

また鹿児島市内には、ジンベエザメが泳ぐ黒潮大水槽がある「いおワールドかごしま水族館」、定番の観光スポット「西郷隆盛銅像」、桜島を望む雄大な庭園を見学でき、かつての殿様の暮らしを体感できる「仙巌園」などがあり、鹿児島の歩んできた歴史を学ぶことができます。

鹿児島空港からアクセスの良い霧島エリアに向かえば、築100年以上のレトロな木造駅舎が残る「嘉例川駅」、国内外の個性派アーティストの作品を鑑賞でき、フォトジェニックな「霧島アートの森」、パワースポットとして注目を集めている「霧島神宮」も観光できますよ。名物の薩摩地鶏や黒豚を味わうのも良さそうですね。

鹿児島県 6世紀に創建された古い歴史を誇る霧島神宮
6世紀に創建された古い歴史を誇る霧島神宮
Earth Point/Shutterstock.com

その他の空港発着の新路線

5. 神戸〜青森|フジドリームエアラインズ

2020年3月29日より神戸〜青森線で、1日1往復の運航を開始したフジドリームエアラインズ。この就航により、両地域が約1時間40分で結ばれ、関西から東北への移動がより便利に。神戸発11:45〜青森着13:25を利用すれば、午後の早い時間帯から青森を大いに満喫できます。

空港から電車で約45分の青森市には、大迫力のねぶたが展示されている「ねぶたの家 ワ・ラッセ」や縄文時代の集落跡や副葬品を見学できる「三内丸山遺跡」、隣接する三内丸山遺跡と一体化したようなデザインが目を引く「青森県立美術館」など、青森の歴史や文化を学べる観光スポットがいっぱいです。

青森県 青森市の青い海公園を望む景色
青森市の青い海公園を望む景色
Sean Pavone / Shutterstock.com

少し足を伸ばして、青森市と十和田市の境に位置する「酸ヶ湯(すかゆ)温泉」を訪れるのもいいでしょう。卓越した効能と豊富な温泉の湧出量を誇るこの温泉は、「ヒバ千人風呂」と呼ばれる混浴が有名。

160畳もの浴室には、熱湯、冷の湯、四分六分の湯、湯滝など4つの源泉の異なる浴槽があり、圧巻です。混浴は避けたいという方も、男女別の小浴場「玉の湯」があるので安心ですね。酸ヶ湯近くにある硫黄を多く含んだガスや温泉が噴出する「地獄沼」も必見!

青森県 酸ヶ湯温泉にある地獄沼は紅葉の名所でもある
酸ヶ湯温泉にある地獄沼は紅葉の名所でもある
Sakarin Sawasdinaka / Shutterstock.com

酸ヶ湯温泉から、さらに南へ向かえば、約14キロにもおよぶ景勝地「奥入瀬渓流」、青森県と秋田県にまたがる広大な湖「十和田湖」を訪れることもでき、壮観な大自然に触れ、心身ともにリフレッシュできそうです。

青森県 秋田県 秋の十和田湖の湖畔。紅葉した木々が湖に鏡のように映り込む
秋の十和田湖の湖畔。紅葉した木々が湖に鏡のように映り込む
CHEN MIN CHUN / Shutterstock.com

6. 福岡〜対馬|オリエンタルエアブリッジ

オリエンタルエアブリッジは、2020年3月29日より福岡〜対馬線で、1日2往復の運航を開始。同路線の就航はANAに続き2社目となります。

韓国に最も近い島である「対馬」は、馬海峡に浮かぶ長崎県の離島です。古代より九州本土と朝鮮半島を結ぶ海上交通の拠点として栄えてきた対馬には、なかなかお目にかかれない独特の文化や遺跡が残り、対馬固有のツシマヤマネコやシマトウヒレンなどの動植物が生息しています。

対馬の一番の見所は、対馬の上島と下島の間に位置するリアス式海岸の浅茅湾です。海岸線の総延長は915キロメートルにも及び、渡海船「うみさちひこ」で浅茅湾をクルージングしたり、「烏帽子岳展望台」から浅茅湾を一望することもできます。複雑な入り江と無数の島々が織りなす浅茅湾の景色は、一度目にすると忘れられない美しさです。

長崎県 壱岐対馬国定公園に指定されている絶景が広がる浅茅湾
壱岐対馬国定公園に指定されている絶景が広がる浅茅湾
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竜宮伝説が残る「和多都美(わたつみ)神社」も訪れたいスポットのひとつ。5つの鳥居のうち2つは海中にそびえ立ち、社殿の裏には巨木が根を張り、荘厳で神秘的な光景を眺めることができます。

また1300年前に防人が築いた古代山城と、100年前に旧日本陸軍が建設した近代要塞が並存する「金田城」も訪れたいところ。金田城をトレッキングすると、数奇な物語を歩んできたこの城の歴史に触れることができ、感慨深いです。

長崎県 海中にそびえ立つ和多都美神社の鳥居
海中にそびえ立つ和多都美神社の鳥居
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対馬には、鮮魚を活かした豪快な郷土料理「石焼き」やコシが強く、ナッツのような香りがする「対州そば」などご当地グルメも豊富。

7. 福岡〜那覇|ソラシドエア

2020年3月29日から1日1往復の就航を開始したソラシドエアの福岡〜那覇線。本土では見ることができない透き通った青い海、首里城や斎場御嶽などの世界遺産が点在する沖縄本島は、一生に一度は訪れたい観光スポットが目白押しです。

沖縄本島の一番の見所「首里城」周辺には、琉球王朝の王族が眠る玉陵(たまうどぅん)、国王外出時に国王の無事を祈る御獄を守ったという園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)もあり、首里城と合わせて観光することができます。なお、那覇市内へのアクセスは、那覇空港と首里を結ぶ沖縄都市モノレール「ゆいレール」を利用すると便利です。

沖縄県 首里城から徒歩数分の場所にある琉球王朝の王族が葬られている玉陵
首里城から徒歩数分の場所にある琉球王朝の王族が葬られている玉陵
Sean Pavone/Shutterstock.com

那覇市内から車で約45分の場所には、琉球王国最高の聖地「斎場御嶽(せーふぁうたき)」も。巨大な岩が三角形を描く「三庫理(さんぐーい)」を奥に進むと、神の島である久高島も拝むことができ、神聖な気分に浸れそうです。

斎場御嶽のチケット売り場には南城市地域物産館が併設されていて、南城市の特産品や久高島のお土産など、ここでしか購入できない商品が並びます。

沖縄県 斎場御嶽からは久高島を望むこともできる
斎場御嶽からは久高島を望むこともできる
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本島北西部へと向かえば、「沖縄美ら海水族館」を訪れることもできます。ジンベエザメやナンヨウマンタなどが泳ぐ、大迫力の巨大水槽「黒潮の海」や太陽の光が降り注ぐ「サンゴの海」水槽など見所もだくさんです。

美ら海水族館からすぐの場所には、エメラルドグリーンの海に真っ白な砂浜が広がる「エメラルドビーチ」もあり、沖縄の海を思う存分、エンジョイできそうです。

沖縄県 黒潮の魚たちを巨大アクリルパネルから一望でき迫力満点
黒潮の魚たちを巨大アクリルパネルから一望でき迫力満点
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8. 宮崎〜中部|ソラシドエア

ソラシドエアは2020年3月29日から宮崎―中部線で、1日2往復の就航を開始。

知多半島の中央部西岸に位置する中部国際空港(セントレア)から程近い場所にある常滑市は、日本六古窯のひとつに数えられている「常滑焼」の産地として有名な場所です。

伝統産業の歴史が感じられる街並みが特徴で、市の中心部にはレンガ造りの煙突、土管や陶器の瓶が埋め込まれた坂道などが点在し、好奇心をそそられます。

愛知県 陶器の瓶が壁に埋め込まれた風情のある坂道
陶器の瓶が壁に埋め込まれた風情のある坂道
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常滑駅からやきもの散歩道へ向かう途中にある「とこなめ招き猫通り」には、顔と左手だけの巨大招き猫が設置されているほか、常滑にゆかりのある陶芸家や作家によってつくられた御利益招き猫などがズラリと並び、楽しいひと時を過ごせそうです。

愛知県 とこなめ招き猫通りに鎮座する巨大招き猫
とこなめ招き猫通りに鎮座する巨大招き猫
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名古屋市中心部まで足を伸ばせば、国宝に指定されている「名古屋城」を見学できたり、城下町をイメージした「金シャチ横丁」で、名古屋を代表するグルメを堪能できますよ。名古屋の定番観光スポットのひとつ「大須商店街」を訪れれば、日本3大観音のひとつともいわれる観音霊場「大須観音」にお参りをしたり、五平餅や鯛焼きなどのストリートフードを味わうこともでき、食べ歩きからショッピング、観光まで大満喫できそうですね。

愛知県 紅葉スポットとしても有名な名古屋城
紅葉スポットとしても有名な名古屋城
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国内線の新路線が開設されたことで、これまでアクセスしづらかったところへも気軽に行けるようになりましたね。いずれの目的地も三連休や週末旅行先にぴったりです。

地図