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スカイスキャナー厳選!読むと旅に出たくなる小説3選

通勤中の電車内、銀行や病院等でのちょっとした待ち時間、そして実際に飛行機へ搭乗前の空いた時間、映画でも漫画でもない旅を空想する時間、それが小説です。今回は秋の夜長に読みたい、旅に関する小説3選です。

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新旧バックパッカーたちのバイブル的小説『深夜特急』(沢木耕太郎著)

概要 「飛光よ、飛光よ、汝に一杯の酒をすすめん」

このフレーズが頭に焼きついて離れない旅人も少なくは無い、沢木耕太郎氏著の新旧バックパッカーのバイブル、おなじみの『深夜特急』(新潮文庫)です。インドのデリーからイギリスはロンドンまで、乗り合いバスだけを使って一人旅をするという「酔狂」という単語がよく似合う随筆作品。26歳のある日、若き沢木青年は、出社初日の朝を迎えていました。出勤途中、交差点で傘を差しながら信号待ちをしている時に、旅に出る決意をしてしまいます。大胆な旅のキッカケですが、その時の心境も小説に書かれていて、まさにここが重要なターニングポイントであったように思います。

1970年代といえばネットインフラも整備されておらず、手紙のやりとりは大使館を通じて、情報も他の旅人から直接聞くという、現代から考えると便利なツールが何一つない時代。そんな時代の旅人はどのようなものであったかを知る手段としても貴重な作品となっています。当時(1974年~)は為替相場も安定しておらず、変動相場ではあったものの、1ドルは約300円。また、"バックパッカー"という名称と認識を一般化させた伝説の旅小説と言っても過言ではありません。同作品は1996年に若き日の大沢たかおさん主演で実写化もされており、国際情勢の関係上で小説と同じルートではないながらも、忠実に再現された描写には今でも根強いファンが多い作品です。

最初の旅は香港から始まる

ストップ・オーバーができるチケットであった為、香港、バンコクを経由してのデリー入り。最初に往訪する国は香港。後に作者自身、最も気に入っている国の一つにこの香港を挙げています。まだ返還前の香港の様子などが小説の中に生き生きと書かれ、文章から情景が浮かんできます。香港に限らず、旅の序盤は各国各都市の町並みが細かく記され、巻が進むにつれ次第に現地の人とのコミュニケーションから、自らの心情描写が増えていく・・これもまた、長い期間旅をするバックパッカーならでは。 香港行きの航空券をチェックして旅立ってみる

深夜特急[5]で沢木氏が立ち寄ったトルコの小都市トラブゾン

ふと立ち寄ったマカオで旅の資金をすべて博打で無駄にしかけてしまったり、インドやトルコでの色々な意味で濃い人々との出来事が旅人沢木青年を成長させ、旅の渦中にいる自分に対する抑えきれない高揚、ふとした瞬間に思い出す寂寥感、旅をどう終えればいいのか暗中模索する日々や苦悩、どれもが一人旅を経験した方なら共感できそうです。

ジャズ奏者になる夢を追って海外に飛び出す『青年は荒野をめざす』(五木寛之著)

概要 『深夜特急』のルートが、東南アジア~中央アジアからの欧州とすると、こちらはロシア入りからスタート。主人公のジュンは新宿のジャズ喫茶で働いてトランペットを吹いて貯めたお金を使ってアメリカのニューポート・ジャズ・フェスティバルを目指す旅に出ます。時代は深夜特急よりさらに古く、1967年。この頃には横浜の大桟橋から日本海を船で渡ってロシアのナホトカに入る、所謂”ナホトカ航路”という手段が実際にあったそうです。主人公はこのルートでロシア入りをし、ハバロフスク、モスクワ、そして北欧~欧州とちょっと寒そうな行程を辿ります。

モスクワ 赤の広場

深夜特急と違って、少し危うげな主人公の行動は寒いエリアでも熱い行動が多く、抑揚があって読者を飽きさせることがありません。とはいえ、深夜特急でも娼館に知らずとはいえ宿泊していたりはしますが、こちらはもっとその人間模様の渦中に飲み込まれてしまう危うさがあります。道中で出会う個性的な面々とのドラマがこの小説のみどころ。気付いたら深いところまで引き込まれていることでしょう。同作品も1999年にテレビドラマ化されており、主演は安藤政信さん、葉月里緒菜さん。 モスクワ行きの航空券をチェックして旅立ってみる

沢木青年、ジュン青年どちらにも共通することは、稼ぐ手段もない中で二人とも旅の途中に博打で路銀を擦ってしまうことです。これから旅立つみなさんは、海外でのカジノや伝統的な賭け事にあまりのめり込みすぎないように、ご注意くださいね。

ぶらタモリ的紀行集『街道をゆくシリーズ』(司馬遼太郎著)

概要 大河ドラマや幕末の小説ではお馴染みの司馬遼太郎氏が1971年から1996年まで実に25年に渡って連載していた紀行集。日本国内では北は北海道、南は与論島という本当の意味での南まで網羅し、海外も台湾やオランダ、モンゴルなどへ足を延ばし、司馬さんらしい視点での歴史観や地理学的アプローチを展開しています。特にファンの間でも人気のある、「南蛮のみち」は、1982年のフランス・スペイン・ポルトガル3国にわたる大紀行。1985年同作品は日本文学大賞を受賞したことでも有名です。

ハビエル城

前者2作のような一本のストーリーとして読むよりも、興味のある、訪ねてみたい地の巻をピンポイントで手に取ってみるのが正解かもしれません。中には、あなたの故郷や縁の深い土地のことが、司馬さん視点で深堀りされているかもしれません。 パリ行きの航空券をチェックして旅立ってみる 今回は故意に少し古い作品を挙げてみました。理由は、”小説の中から感じとる過去のその地の姿”。インスタやfacebookなど、「今」を伝えるツールが発達している現代だからこそ、過去の情景を探りながら、想像力を膨らませて読書に少し華を添えてみるのはいかがでしょうか。天気が安定しない日々が全国で続いておりますが、ぜひ今回ご紹介した秀逸な小説を手に取って、ご覧になってみてくださいね。

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