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トラブル防止&お得に旅する、海外旅行のお金のテク7選

どこを旅するにしても、無くてはならないのが先立つもの。海外ではトラブルに遭遇する可能性を考えて、お金の管理や支払い方法には気をつけたいですよね。加えて、少しでもお得に旅したいと思うのが人情。そこで今回は、世界60カ国280都市以上を旅してきたトラベルライター春菜さんに、トラブルを防ぎつつお得に旅するためのお金のテクニックを、7つ紹介してもらいます。

1. 現金やカードの保管場所は分散させる

海外旅行 財布
すべての現金やカードをまとめて携帯するのは危険
Africa Studio/Shuttertsock.com

旅先でのお金のトラブル対策の基本中の基本が、現金やキャッシュカード、クレジットカードなどの保管場所を分散させること。手持ちの現金とカードが全て入った財布を無くしたり、盗まれたりしたら・・・考えただけでもぞっとしますね。現金やカードはひとまとめにせず、一部はサブのケースに入れ、メインの財布とは別に保管しておくと、いざという時のリスクヘッジになります。

2. 複数の支払い手段を用意する

海外旅行 支払い
支払いの選択肢は複数持つのが安心
pgaborphotos/Shuttertsock.com

海外での支払いには、日本円の両替、クレジットカード決済、クレジットカードによるキャッシング、国際デビットカードによる現地通貨の引き出しなど、いくつかの方法があります。危険なのは、いずれかの方法に過度に依存してしまうこと。

例えば、「カードが使える場所ではクレジットカードで払うから、現金はあまり必要ない」と考えて、現金は少ししか持っていかない、といったケースです。予定通りクレジットカードが使えれば何の問題もありませんが、不正利用の被害に遭ってカードが停止される、ATMにカードが飲み込まれて戻って来なくなるなど、どんな想定外の出来事があるか分かりません。

クレジットカードをメインに使うなら、カードは複数枚持ち、かつ現金もある程度用意するなど、万一に備えた行動をとっておくと安心です。

3. 基本は両替よりカード払いがお得

海外旅行 クレジットカード
カード払いの利点に改めて注目
Aleksandra Gigowska/Shuttertsock.com

海外では、同じ金額を払うにしても、支払い方法によって日本円での総額が変わってきます。

基本的には、日本円を現地で両替するよりは、クレジットカード払いのほうがお得。クレジットカード払いも「VISA」や「Mastercard」などの国際ブランドが定める基準レートに、外貨取扱手数料が上乗せされますが、筆者の経験上はそれでも両替手数料より安いことが多いからです。クレジットカード払いなら、ポイントが貯まるというメリットもありますね。

ただし、一部の国や都市では、日本円の両替レートが非常に良く、クレジットカード払いよりも両替がお得なケースもあります。また、手数料はご利用のクレジットカードやATMによって異なりますので、ベストな方法を知るには、事前に現地の両替事情を調べておくといいでしょう。

4. 両替には細かいお札を持参

1万円札よりも小額紙幣を
Nor Gal/Shuttertsock.com

日本円を現地で両替する予定があるなら、千円札や五千円札など、細かいお札を持って行くようにしましょう。というのも、海外の両替所では、よほど日本人旅行者の多い場所でない限り、日本円のお釣りはもらえないからです。「三千円両替したいけれど、一万円札しか持っていない」というとき、お釣りがないと困りますよね。

特に旅の終盤では、少額の両替をしたい場面が出てくるので、小額紙幣が役に立ちます。

5. 両替は複数店舗を比較してから

海外旅行 両替 レート
両替の前にレートチェックを
Pavel Bobrovskiy/Shuttertsock.com

現地で両替をするなら、あらかじめマーケットレートを調べた上で、複数の両替所を比較してから決めましょう。マーケットレートを知っていれば、その両替所でどれだけの手数料が上乗せされているのかが分かり、レートの良し悪しが判断できます。

基本的には空港よりも街なかのレートの方が良いので、空港での両替は最小限に。空港の隣り合った店舗でも、レートが違うことがあるので、ここでも比較は欠かせません。

国や都市によっても異なりますが、街なかでレートが良いのは、一等地の立派な店構えの店舗よりも、目立たない小さな店舗。また、同一エリアに多くの両替所がある場所は、競争原理が働くため、レートが良いことが多いです。

6. 円建てのクレジット決済は選ばない

海外旅行 クレジットカード決済
選ぶべきは円建てではなく現地通貨建て
Paisit Teeraphatsakool/Shuttertsock.com

最近では、海外でクレジット払いをしようとすると、「現地通貨か日本円か」と聞かれることが増えてきました。決済時に、現地通貨建てかカード発行国の通貨建てか、端末上で選べるようになっているのですね。

日本人なら、つい分かりやすい日本円建てを選んでしまいそうになるかもしれませんが、選ぶべきは現地通貨。というのも、日本円建てで支払う場合、通貨選択手数料率は加盟店が自由に設定できるため、利用者にかなり不利なレートが設定されていることが多いからです。

時々、良かれと思ってか、何も聞かずに日本円での決済画面を提示してくる現地スタッフもいますが、そんな時は「現地通貨で支払います」と言って画面を変更してもらいましょう。言われるがままに暗証番号を入力したり、サインをしたりすると、思わぬ損をしてしまうかもしれません。

7. 支払い前に伝票の中身を確認する

海外旅行 レストラン 伝票
支払い伝票の内容を必ずチェック
VTT Studio/Shuttertsock.com

レストランやカフェに入ったら、支払いの前に伝票の内容を必ずチェックしましょう。本来は国内であっても同じことですが、無意識に「伝票の内容は正しいもの」として、チェックしない人は案外多いですね。

実際に、悪意があって頼んでもいないメニューを加算したり、本来の金額より高く記載したりする店はあまりありません。しかし、スタッフのミスや思い込みで注文していないものが混ざっているケースは時々あります。

筆者自身、伝票の中身を見ておかしいと気付き、修正してもらったことが何度かありました。日本でも起こりうることですが、海外では国内より発生率が高いように思います。

8. 短時間でも油断は禁物

海外旅行 セーフティボックス
面倒でもセーフティボックスは活用するべき
photopixel/Shuttertsock.com

多少の損得は笑い話で済むかもしれませんが、下手をするとその後の旅に大きな影響を及ぼす旅先でのお金の管理。上記7つのテクニックに加え、貴重品は肌身離さず持ち歩くか、セーフティボックスに入れるなど、常に厳重に管理することが肝心です。

ホテルで朝食に行っている間に、現金の盗難に遭った上、クレジットカード情報を盗み見られ、後から不正利用されたというケースもあるので、ホテルであっても、短時間であっても油断はできません。楽しい旅行にするためにも、その原資となる「お金」はしっかりと守りましょう。


筆者プロフィール

春奈 トラベルライター プロフィール

春奈 (トラベルライター)
和歌山出身の元会社員。旅先でドイツ人夫と出会い、ドイツ移住を機にフリーランスのトラベルライターに転身。これまでに世界60カ国280都市以上を訪問。バックパッカーから、5つ星ホテルに泊まる贅沢旅行まで、多彩な旅のスタイルを経験。街歩きが大好きで、なかでも「旧市街」「歴史地区」と呼ばれる場所に目がない。現在は九州在住。

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