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美しい島々で現代アートに触れる、瀬戸内国際芸術祭の魅力を紹介

美しい瀬戸内海の島々を舞台に、3年に一度開催される現代アートの祭典、瀬戸内国際芸術祭。春の開催は終わってしまいましたが、夏(2016年7月18日[月・海の日]~9月4日[日]49日間)と秋(2016年10月8日[土]~11月6日[日]30日間)の開催はこれから。この機会に現代アートにどっぷり触れてみてはいかがでしょう。

2010年から始まったこの芸術祭は、今年、中西讃の島々も会場に加えた瀬戸内海の12の島(直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、沙弥島(春のみ)、本島(秋のみ)、高見島(秋のみ)、粟島(秋のみ)、伊吹島(秋のみ))と高松港・宇野港周辺を舞台に開催されます。現代アートの作家や建築家と島に暮らす人々との協働、そして瀬戸内海の島ならではの美しい風景とが相まって、そこでしか見ることのできない数々の作品が生まれています。

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Photo Credit:大巻伸嗣 『Liminal Air -core-』 撮影:中村脩 12の島々の中でも、中心的な存在の直島。今では世界でも有名な現代アートの島となりました。その直島には高松港、宇野港(玉野市)の両側から船が出ています。

高松港には、大巻伸嗣の 『Liminal Air -core-』が設置されています。高さ8メートルもある2本のカラフルな柱の一部は鏡面となっていて、港や海、建物など周囲の光景を映し、見る位置や時間帯、状況に応じて多様な表情を見せます。高松の環境を可視化し、見ている者も作品の一部になるなど、そこに行かなければ体感できない瀬戸内芸術祭の素晴らしさを具現化しているようです。

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宇野港にも作品が展示されているので、是非チェックしてみてください。

宇野港へは岡山空港からリムジンバスと電車で。

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Photo Credit:チェ・ジョンファ(崔正化)『太陽の贈り物』 撮影:高橋公人 「オリーブの島」として親しまれる小豆島の玄関口、土庄港ではオリーブの葉を王冠の形に仕立てた彫刻、チェ・ジョンファ(崔正化)の『太陽の贈り物』が迎えてくれます。金色に光り輝く円環からは海が眺められ、島の子どもたちのメッセージも刻まれていて、未来への夢を託しています。

小豆島へは神戸の三宮新港、姫路港、また期間中は新岡山港からも船でアクセスできます。

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Photo Credit:ジャウメ・プレンサ 『男木島の魂』 撮影:中村脩 船で男木島に来た人を迎える、港の半透明の空間『男木島の魂』。日中はその影が地面に映り、なんとも神秘的です。言語を取り入れた作品を数多く発表してきた、スペインを代表するアーティスト、ジャウメ・プレンサ。この作品も建物に被さるような大きな屋根には、多様な言語の文字が並べられています。

男木島は平地が少なく急傾斜の島で、迷路のような路地の中に点在する作品を宝探しのように見つけるのも楽しさの一つです。

今回の美術祭では、前回(2013年)からの継続作品約100点を含め、34の国と地域から参加した226組の作家によって総数206点の作品が公開されます。例えば夏会期から公開となる、フランスを代表するアーティストのクリスチャン・ボルタンスキーの新作『ささやきの森』。豊島の檀山のふもとの森林において、短冊に大切な人の名前が記された400の風鈴が風になびきます。彼の作品には「生と死」をテーマとしたものが多く見られます。この作品でも風鈴は人の魂を象徴しており、そこを訪れた人々は風鈴の短冊に大切な人の名前を残すことができます。個人を記憶に留め、人間存在の強さや儚さを表現しています。

その他にも、『瀬戸内の「食」を味わう「食プロジェクト」』、『アジアを中心とした世界との文化的交流』、『県内や瀬戸内の他地域の連携』に力を入れたプロジェクトが展開され、アートだけでなく食や様々な交流も楽しめるこの芸術祭。期間中にぜひ美しい瀬戸内海の島々を是非訪れてみてください。

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