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世界3大美港のひとつ、シドニー湾
通勤通学のために利用するローカルフェリーから観光クルーズ用のクルーザー、時にはタイタニック級の豪華客船まで、シドニーの水上交通機関の玄関口となっているサーキュラー・キー。今でこそ世界3大美港のひとつに選ばれるほど栄えていますが、元々は1788年頃から、イギリスで増えすぎた囚人の流刑場所として利用された場所でした。
当時は何もないところにテントを張って生活していたそうです。それが幸か不幸か、この囚人の移住と共に国としてのオーストラリア、港としてのサーキュラー・キー周辺が発達していきました。いわばオーストラリアの歴史と共に常に変化してきた場所なのです。
このサーキュラー・キーからフェリーに乗って、砦や刑務所としての過去をもつ人気の観光スポット・フォートデニソン(Fort Denison)島へのツアーに参加することもできますし、北側に位置するタロンガ動物園(Taronga Zoo)に行くこともできます。
また、各種ディナークルーズや周辺の島を巡るクルーズなどもあり、サーキュラー・キー駅改札口近くにはツアーを提供するインフォメーションセンターがいくつもあります。空港からのアクセスも便利で、空港の地下にある駅からエアポートラインに乗れば、乗り換えなしでサーキュラー・キー駅まで行くことができます。
シドニーで公共交通機関を利用して観光する場合、空港でオパールカード(Opal Card)を購入されることをおすすめします。これは、日本のSuica(スイカ)やPASMO(パスモ)などと同じような交通機関用のICカードで、これ1枚で電車、バスやフェリーが利用できます。発行手数料は無料で、日本のICカードと同じくプリペイド式です。駅の窓口や自動券売機、提携しているコンビニなどで購入することができます。
オパールカードの公式サイトはこちら。
https://www.opal.com.au/
オペラハウス周辺のおすすめスポット情報
サーキュラー・キー駅を下車してシドニー湾側に出ると、東側には世界遺産シドニー・オペラハウス(Sydney Opera House)や、珍しい動植物に出会えるロイヤル・ボタニック・ガーデン(Royal Botanic Garden)があります。また、西側にはシドニーのシンボル的存在であるハーバーブリッジ(Harbour Bridge)や開拓当時の面影を残すロックス地区(The Rocks)が広がります。
オペラハウスへ向かうには、まずシドニー湾に沿って遊歩道を歩いていきましょう。
左手にシドニー湾とハーバーブリッジを眺め、右手にはレストランや土産店が並ぶこの遊歩道は、常に多くの観光客でにぎわっています。オペラハウスの手前には、シドニー湾を眺めながら食事やお酒が楽しめるオープンエアーなレストラン「オペラバー(Opera Bar)」などがあり、バンドの生演奏とともに風光明媚な景色を堪能することができる人気のエリアです。
【スポット情報】
オペラバー(Opera Bar)
住所:Sydney Opera House, Lower Concourse Level, Sydney NSW, Australia
営業時間:月~木曜日10:30~24:00(金曜日~25:00)、土曜日9:00~25:00(日曜日~24:00)
電話:+61 2 9247 1666
ちなみに、最近はオペラハウス周辺の海に、野生のアシカが頻繁に訪れるそうで、近づいたり食べ物をあげたりしないように、という注意書きがあります。運が良ければ野生のアシカを見ることができるかもしれませんね。
オペラハウスは、正面階段からホールの手前までは誰でも自由に入ることができますが、中まで見学したい場合は、ツアーに参加する必要があります。2017年は、オーストラリアの先住民族・アボリジニがオーストラリアの市民権を獲得してから50周年にあたったため、無料の記念イベントが毎日開催されています。この記念イベントは、アボリジニの文化を伝承することを目的とされたライトショーで、2018年6月頃まで毎日、日没時と午後9時の2回、各7分間上映されます。
投影されるのはシドニー湾側ではなく、正面階段を登ったあたりの屋根になりますので、ご注意ください。ちょうどシドニー湾側の裏手になりますので、お間違えのないように。
オペラハウス内には、数々のレストランアワードを獲得した有名レストラン「ベネロング・ザ・シドニー・オペラハウス(Bennelong The Sydney Opera House)」がありますし、遊歩道沿いには美しいハーバーブリッジを眺めながら、上述の「オペラバー」など、バンドの生演奏をバックにお酒が飲めるレストランやパブもあります。旅の思い出に残るスペシャルディナーにおすすめのエリアです。
【スポット情報】
ベネロング・ザ・シドニー・オペラハウス(Bennelong The Sydney Opera House)
住所:Sydney Opera House, Bennelong Point, Sydney NSW, Australia
電話:+61 2 9240 8000
営業時間:ランチ(金~日曜)12:00~14:00/ディナー(月~日曜)18:30~22:00
街のなかのオアシスのようなボタニックガーデン
オペラハウスを通り過ぎると、世界中から数千種類にも及ぶ植物が集められた広大な植物園、ロイヤル・ボタニック・ガーデンが現れます。週末にはピクニックを楽しむ家族連れやジョギングを楽しむ人、散歩をする人など、大勢の人が訪れる街のなかのオアシス的存在となっています。
観光客に人気のスポットは、ミセス・マッコーリーズ・チェア(Mrs Macquarie’s Chair)と呼ばれる場所です。ここからはオペラハウスとハーバーブリッジを一度に写真の中に収めることができ、植物園でもっとも人気の撮影スポットです。
シドニーの有名スポットを一望!おすすめの穴場カフェ
来た道を戻り西へ向かったハーバーブリッジ側には、現代美術館(Museum of Contemporary Art(MCA))や外国船ターミナルのほか、羊毛刈りなどに使われていた「ウール・シェッド」と呼ばれる倉庫を再開発したおしゃれなレストランなどがあり、魅力的なエリアです。
私のおすすめスポットは、現代美術館の4階にあるカフェです。店内からはオペラハウス、ハーバーブリッジ、サーキュラー・キーが一望できるのに、あまり知られていない穴場です。ちょっと一息、ここでコーヒーブレイクはいかがでしょうか。美術館入口から左側にあるエレベーターで一気に4階に行けますし、特別有料展示期間でもないかぎり、美術館は無料で入館することができます。
【スポット情報】
現代美術館(Museum of Contemporary Art)
住所:140 George Street, The Rocks, Sydney NSW, Australia
営業時間:月~火曜日10:00~17:00、水曜日10:00~21:00、木~日曜日10:00~17:00
定休日:12月25日
電話:+61 2 9245 2400
開拓当時の面影が残るロックス地区
19世紀頃の歴史を感じさせる建物が今なお残るロックス地区。週末にはローカルのクラフトアーティスト達によるマーケットが開催されるので、個性的なおみやげを見つけられるかもしれません。
ロックス地区にはいくつかの細い裏道があり、まるでタイムスリップしたかのような、レトロな雰囲気を感じることができるでしょう。
シドニー観光におすすめのホテル
サーキュラー・キーやロックス地区の周辺には有名なホテルがいくつも点在しています。おすすめは、ロックス地区にある「シャングリ・ラ ホテル シドニー(Shangri-La hotel Sydney)」です。36階にあるバーからはシドニー湾がもっとも美しいアングルで一望できると私は思っています。もし滞在するお部屋が20階以上くらいなら、窓いっぱいに広がるシドニー湾の景観を思う存分楽しめるでしょう。
ホテル内には高級感漂う有名レストランがありますが、1階(日本では2階にあたります)のカジュアルレストラン、カフェミックスのビュッフェがおすすめです。ちなみに現地の発音だと「バフェ」の方が近いかもしれません。洋食のほかに、中華や日本食まで用意されていますし、週末にはシーフードも食べ放題になります。こちらのレストランは、服装もカジュアルで大丈夫です。
【ホテル情報】
シャングリ・ラ ホテル シドニー(Shangri-La hotel Sydney)
住所:176 Cumberland Street, The Rocks, Sydney NSW, Australia
電話:+61 2 9250 6000
南半球のオーストラリアは、日本と季節が真逆になりますので、11月~2月が夏になります。暑い時には40度を超える日もありますが、ここ数年は、暑い日が1日あったら翌日から数日間は涼しい日が続いたりしています。昔からシドニーには、1日の間に四季があると言われるくらい寒暖差が激しい時もありますので、夏とはいえ薄手のジャケット程度は持っておくと良いでしょう。また、紫外線が日本の6倍程になりますので、UVカット用品もお忘れなく。
筆者ご紹介 | ||
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地球の歩き方シドニーWeb特派員 南魚海
映像関係の学校を卒業後、助監督や広告代理店にてCM制作に携わり、縁あって1994年に来豪。ワインのプロモーターや日本語情報誌の編集者を経て、フリーランスのライター兼グラフィックデザイナーに。現在は兼ねてより目標としていたフォトグラファーをメインに、バックグラウンドアクター(いわゆるエキストラ)、趣味のジャズシンガーとしてシドニーライフを満喫中。旬なシドニー情報を地球の歩き方シドニーWeb特派員ブログからお届けしています。
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