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【旅のカメラ講座②】デジタル時代のデータ保存方法のおすすめ 今更聞けないアスペクト比ってなに?

フォトジェニック、インスタ映え、そんな単語が飛び交っている昨今、あなたの撮影テクニックと知識をちょっとだけ底上げして、上手に撮影する為のコツを、現役のプロカメラマン、タカハシ カズヒコさんが3回に渡って連載中。1回目『【旅のカメラ講座①】これで差がつく!プロが教えるスマホとミラーレス一眼の今更聞けないあれこれ』に続き、今回は便利なツールに焦点を絞ってみることにしました。

今更聞けないアスペクト比と最適な設定

画面の縦横比のことをアスペクト比といいます。最近のデジタルカメラの初期設定はその多くは4:3になっているものが多いですが、昔は35mm判のフィルムカメラのサイズが3:2(36×24mm)だった名残りから、レンズの交換が可能なデジタル一眼レフは3:2になっています。また、PCモニターやテレビなどは16:9の比率が採用されています。一方でそろそろきになる年賀状はというと、印刷時のハガキサイズ(KGサイズ)は2:3(102×152mm)だったりと出力するものによって統一されておらず、迷ってしまうケースがあると思います。

それぞれのアスペクト比

理想は、出力する目的によって設定を変更することですが、1枚1枚設定を考慮したり撮影する際に最初から目的ありき、という訳でもないシーンがほとんどなので、推奨としては多くの方が使っているコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)の初期設定である4:3にしておくと汎用性が効きます。画像をアップするようなWebサイトも4:3を採用していることが今現在では多い、という理由もあります。

アスペクト比設定画面

2016年以降のスマホには1:1(左図)の正方形が設定できる機種も登場しました。 こちらはみなさん既にお気づきの、Instagram用途ですね。それ専用、という場合は容量も削減できるので最初から1:1にしていても問題ないですが、ディスプレイへの投影、他Webサイトなどへの投稿、プリントなどを考慮する場合は、やはり4:3がおすすめです。

デジタル時代のファイル保存とバックアップ

デジカメが浸透する前、フィルムカメラだった時代はフィルムの保管という物理的な手段を用いていましたが、カメラ事情もこの数十年で劇的な進化を遂げました。今では、Bluetoothでペアリングできる機種も登場しており、撮影した瞬間にスマホにデータが転送される便利なものまであります。そこで気になるのがデジカメもスマホも容量の問題が深刻です。例えば、上のスマホを例にした場合、解像度12M≒約1200万画素(3968×2976)の場合、1枚あたりのデータ容量は約4MBになりますので、32GBのメモリーカードで約7,700枚、8GBの場合、約1,900枚しか保存ができません。

デジカメとSDメモリ

また、SDカードやMicroSDカードはコンパクトゆえに壊れやすい側面もあり、定期的に仕事をしていて相談されることの多くが、「PCが壊れて撮影データがなくなった、SDカードが壊れて読み込めない」といった内容です。フィルムカメラの時代なら現像後に写真という形に残るので、よほどのことがない限り無くなるということはありませんでしたが、現代は対策を講じなければ、気軽に撮りやすくなった分、壊れた時の想定までしなくなっているので、大事なデータはより厳重にコピーをとることを推奨します。例えば、私の方法としては、使用しているPCのハードディスクに保存、家庭用の外付けハードディスクにもコピーを保存、クラウドサービスに保存、さらにSDカードは用途(納品)が済むまで初期化をしない、という四重バックアップをおこないます。

手軽にUSB接続ができる外付けハードディスク

そこまで厳重である必要は趣味の範疇なら必要ないですが、例えばノートPCに保存をしていて買い換え後にしばらく使わなくなり、久々に起動しようとしてログインパスワードがわからなくなった、なんて経験がありませんか?数年後に起きるリスクを今から減らすため、「撮る」ための最新設備と機能だけではなく「撮った後」を考えながら運用すると、きっと後から助かることになります。おすすめは、お手軽なUSB接続外付けハードディスクですが、Googleフォトなどのクラウドサービスもコストがかからないのでよく使われています。 ※但し、保存時に1600万画素(4992×3328)以上のものは縮小されます。

保存した写真を時系列で並べ変えてくれるGoogleフォト

また、前述のGoogleフォトを例にすると、保存した写真を自動的に時系列で整理してくれるので「10年前何処に行ったっけ?」と、スクロールしていけば楽しかった旅の思い出を気軽に見返すことも出来ます。

フォトジェニックな加工をする方必見のスマホアプリ「VSCO」

今回はおすすめするアプリを紹介します。オシャレ系インスタグラマーがこぞって使っている「VSCO」。実際に旅の思い出をVSCOを使ってより一層引き立ててみましょう。

コントラスト調整

コントラストが弱くなりくすんだイメージにすることで雑誌の1ページのようなイメージに加工しました。

フィルター加工

こちらは鉄道の写真にフィルター加工の効果を加えることで、重厚感を出しました。すべての写真を加工するのは流石に大変ですがInstagramやFacebookに投稿する、とっておきの一枚に是非ご活用ください。

※iPhoneはこちら、GooglePlayはこちら

筆者ご紹介

タカハシ カズヒコ

デザイン業務の傍ら写真家デビュー2011年に独立。約15年のキャリアで都内を中心に日本全国で活動中。カメラマンとデザイナー視点で写し出します。

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