スカイスキャナー ニュース トマトの海に飛び込もう!スペインの一大イベント「ラ・トマティーナ2017」

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トマトの海に飛び込もう!スペインの一大イベント「ラ・トマティーナ2017」

バレンシア郊外にある人口1万人に満たない静かな田舎町ブニョルには、毎年8月最後の水曜日に2万人を超える人々が押し寄せ、狂気の祭典が始まります。その名は“ラ・トマティーナ”。そう、トマトを投げ合うあのお祭りです。2017年の開催日程は8月30日。トマトまみれになりたい人への必読情報も含め、トマティーナについて地球の歩き方バレンシアWeb特派員の田川 敬子さんに紹介していただきます。

 

トマトバトルでトマトまみれになる狂気の祭典「ラ・トマティーナ」に参加してみよう!

 

ブニョルへのアクセス拠点となるスペイン第3の都市バレンシア

なんとケンカから始まった!?「ラ・トマティーナ」の起源

ブニョルでは昔から8月下旬に町の守護聖人と守護聖母を祀るお祭りが催��れます。移動遊園地が設置され、屋台が並び、パエリアなどの郷土料理コンクールやパレード、コンサート、花火、野外ディスコ等、様々なイベントが繰り広げられます。

ケンカから始まった「ラ・トマティーナ」

実は、トマティーナはその中のイベントのひとつなのですが、これだけがあまりにも有名になり過ぎました。1945年のお祭りの最中に若者同士のケンカでその場に売っていたトマトを投げつけたことが由来だといわれ、その後禁止されたり警察沙汰になったりしたものの、1959年からは公式イベントになりました。参加者の大半は外国人で、日本人の多さはピカイチとのことです。

参加者の大半は外国人で、日本人の多さはピカイチ

参加するにはチケット購入が必須に

以前は誰もが無料で参加できるイベントでしたが、2013年からは安全性を考慮し定員を設け、チケットが必要になりました。入場券は10ユーロで、チケットは公式ページから購入できるほか、在スペインの日系旅行会社がバレンシアやマドリッド、バルセロナ発の送迎付きツアーを組んでいます。

お祭り前夜もなかなか盛り上がるようで、前の晩からブニョル入りして飲んで騒いで一夜を明かす参加者も多々。その後の野宿では昼夜の寒暖差が大きいので寝袋が必要になります。

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1時間に及ぶ投げ合いでトマトまみれに!

当日はまずパロ・ハボンというイベントからスタートします。先端に丸ごと一本の生ハムをぶら下げた長さ数メートルの棒を立て、そこに登って誰かが生ハムをとったらトマティーナ開始の砲が轟きます。が、棒には石鹸が塗ってあるためなかなか頂上まで登れる人はいません。

石鹸が塗ってありなかなか登れない、パロ・ハボンに使われる棒

トマト投げが始まるのはだいたい11時頃になります。砲音が聞こえたら、トマトをどっさり積んだトラックが現れ、一面にトマトがまかれます。昨年は6台のトラックで計160トンのトマトが使われたとのことです。ここからはバトル!ひたすらトマトを投げ合い、トマトまみれになり、どうにでもなれとトマトの海にダイブ! 1時間後に再び轟く砲音が終了の合図です。

昨年は6台のトラックで計160トンのトマトが使われました

町の数ヵ所にシャワーが設置されているほか、住民がホースで水をかけてくれるので、バトル後は簡単ながら体を洗い流すことができます。
ちなみに、安全にトマティーナを楽しむために、次のようなルールがあります。
◆トマトは握りつぶしてから投げる
◆トマト以外は投げない
◆Tシャツを破らない
◆トラックに轢かれないよう注意する
◆終了の砲の後は絶対にトマトを投げない

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気になる服装と持ち物は?

服装は水着の上にTシャツ、短パンが基本です。サンダルやビーチサンダルはトマトジュースの川と化した路上で脱げてしまう上、踏まれると痛いので避けるのが正解です。捨ててもいいスニーカーがベスト!

水着の上にTシャツ、短パンが基本

持ち物は、帰りの着替えとタオル、多少の現金のほか、公式サイトでチケットを購入した場合は予約票とパスポートのコピーをお忘れなく(※本来はパスポートの携帯が義務付けられていますが、トマティーナに持って行くのは危険です)。ゴーグルは、賛否両論ですが……目を保護できる代わりに、トマトが付着しよく見えなくなることもあるそうです。また、携帯やカメラをジップロックに入れて持っていても、最中に落としたり中に水分が入ることがあるとのことなので、防水カメラが1番安心です。荷物預り所は何ヵ所かあるものの、トラブルもあるそうなので貴重品は預けないようにしましょう。

水分が入ることがあるとのことなので、防水カメラが1番安心

会場へのアクセスとおすすめホテル

ブニョルはバレンシア北駅から近郊線C3で約1時間のところにある小さな町で、電車も1時間に1~2本ほど運行しています。往復切符は日をまたいで使えませんので、前夜から行かれる方はご注意ください。また切符は購入から3時間以内使用しないといけないため、ブニョル駅に着いてすぐに復路分を買わないようにしてください。

バレンシア北駅から近郊線C3で約1時間

トマティーナ参加者はグループで短期滞在用アパートを借りて、わいわい過ごす方が多いようです。また、ブニョルでは宿泊施設が少ないので、バレンシア北駅の真横にあるホテル・ゼニット・バレンシア (Hotel Zenit Valencia)をおすすめします。4つ星なので設備もよく、なにより駅に最も近いホテルなのでなにかと便利です。トマティーナの後、電車から降りたら数分でシャワーを浴びられるのは魅力です。

バレンシア北駅の真横にあるホテル・ゼニット・バレンシア (Hotel Zenit Valencia)

【ホテル情報】
ホテル・ゼニット・バレンシア (Hotel Zenit Valencia)
住所:Carrer de Bailén, 8, 46007 València
電話:+34 963 52 90 00

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食べておきたいトマト料理とバレンシアのカクテル

バレンシアに来たら暑い夏にぜひ食べていただきたいトマト料理がガスパチョとサルモレホ。ガスパチョはトマトをベースに、ピーマンやきゅうり、玉ねぎ、パン、オリーブオイル、ビネガー、塩を材料にした飲むサラダです。暑さで食欲がなくても口にしやすく野菜補給ができる優れもので、夏の定番料理です。また、野菜はトマトのみで、ガスパチョよりもったりした濃厚な味わいのサルモレホもおすすめです。

ガスパチョよりもったりした濃厚な味わいのサルモレホ

また、バレンシアといえばオレンジ。バレンシアには、搾りたてのオレンジジュースをスパークリングワインで割り、ホワイトリキュールを足したカクテル“アグア・デ・バレンシア”があります。夏に夜風を感じながらテラスで飲みたいカクテルです。ただ、意外と酔いやすいのでご注意ください。

カクテル“アグア・デ・バレンシア”

トマティーナに参加した後は、「楽しかった。また来たい」か「一度で十分」の二派に分かれるそうです。さあ、あなたはどちらになるでしょう…

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筆者ご紹介

地球の歩き方バレンシアWeb特派員 田川 敬子

初めてスペインを訪れた時にピピピときて、ここに住むぞ!と決意。6年後の2002年に念願かなってバレンシアの日系企業に就職する。その後地元企業勤務を経て現在は育児を優先しつつ、通訳、翻訳、ガイド、ガイドブック等の仕事をちょこちょこと。地球の歩き方バレンシアWeb特派員ブログからお届けしています。

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