スカイスキャナー ニュース 【連載:週末海外の極意⑦】海外旅行、実際にあった感動体験トップ3

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【連載:週末海外の極意⑦】海外旅行、実際にあった感動体験トップ3

週末を使って海外旅行を満喫している”リーマントラベラー” 東松寛文さんの連載企画。今回のテーマは、海外旅行で実際にあった感動体験。言葉や文化の壁を越えて現地の人々と交流するエピソードは刺激いっぱい。これだから海外旅行はやめられませんね!

海外旅行には、トラブルやハプニングがつきもの。その時は慌てたとしても、思い返してみると、かけがえなのない思い出や忘れられない思い出になったりしていることが多いかと思います。

そこで今回は、世界中を旅した僕が、海外旅行で実際にあった感動体験トップ3を発表したいと思います!

第3位:フィリピンでスラム街に迷い込んでしまった!?

2017年、フィリピンのセブ島に行きました。観光客が多いビーチでは物足りなかったので、観光客ではなく現地の人が多く訪れるセブ島のダウンタウンを散策したときのことです。

フィリピン・セブ島のダウンタウンにて
フィリピン・セブ島のダウンタウンにて

街を歩いていると、繁華街の中心の道路を、パレードしながら通っていく集団を見かけました。100人くらいいたでしょうか。子供から大人までが、おみこしのようなものを先頭で引っ張りながら、ブラスバンドを従えて、街を練り歩いていました。その陽気な様子があまりにも楽しそうだったので、僕も最後尾からそのパレードに紛れ込み、後ろからついていきました。周りの人と仲良くなってしまい、気がついたらパレードの中心に。聞くところによると、そのパレードは、スラム街に住む人たちが行なっていた、年に一度のお祭り。どうりで盛り上がっているわけです。そのままパレードについていくと、最終的には、その集団と一緒に僕もスラム街に吸い込まれていました。

そのスラム街は、すごく狭いところに住居が密集していて、奥に行くと出られなくなりそうな街。いくらガタイの良い僕とはいえ、深入りするのは危険。そう思い、引き返そうとすると、仲良くなったおじさんに引き止められました。「ちょっとうちに寄っていきな」信頼できそうなおじさんだったので、断るのも悪いな〜と思い、恐る恐る街の内部へ行き、家にお邪魔すると・・・「今日はお祝いだ」と言われて、なんと、豚の丸焼きをご馳走になってしまったのです!とても美味しい料理でした。フィリピンのスラム街で、心温まる体験ができました。

実際に振る舞われた、豚の丸焼き
実際に振る舞われた、豚の丸焼き
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第2位:キューバで水たまりにはまってしまった!?

2015年、キューバへ行きました。スペインに統治されていた頃の古い建物が今も残り、1950、60年代にアメリカから輸入したクラシックカーが今も使われています。

キューバの首都ハバナの風景
キューバの首都ハバナの風景

貧しい国だと聞いていたので、少し身構えて行きましたが、社会主義国ということもあるのか、人々は本当に優しいのです。観光スポットは、外国人と外国人相手に商売するキューバ人であふれていますが、そうではない地元の人が住むようなエリアに行くと、次々と奇跡が起こるのです。

ある人に道を尋ねたところ、目的地まで案内してくれたり、大きな荷物を抱えている人がいたので手伝ってあげると、そのままその人の家でご飯をご馳走になったり、街を歩いていると音楽が爆音で流れている家があったので覗いてみると、そのまま中にいたお姉さんに手招きされて、ダンスパーティに飛び入り参加したり・・・日本では考えられないようなおもてなしを、たくさんのキューバ人からしてもらいました。

キューバの地元の人の家に招き入れられ、子供達と遊ぶ
キューバの地元の人の家に招き入れられ、子供達と遊ぶ

中でも印象に残っているのは、水たまりにハマってしまった時です。僕の不注意で、真っ黒の水たまりにハマってしまい、靴は泥だらけに。「オーマイガー」なんて言っていると、まさかの救世主が登場。「どうしたの!?」と現地のおばさんが駆けつけてくれて、泥だらけの僕を見て、家に入って行きました。すぐに戻ってきたおばさんが抱えていたのは、水を汲んだタライ。なんと靴を洗い始めてくれたのです。キューバではそんな奇跡まで体験しました。親切にしてくれた誰もが「チップ」と要求せず。そんな彼らの生き方にも感動し、そこでしか見られない“僕にとっての絶景”に出合った、キューバの旅でした。

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第1位:サウジアラビアでSNSがバズる!?

2017年、サウジアラビアへ行きました。現在、観光ではサウジアラビアへは入国できません。しかし、僕が行くタイミングでちょうどサッカーのW杯予選があり、観戦であれば特別なビザが発行されるということで、そのタイミングを狙って行ってきました。

サウジアラビア・ジッダの宗教色が強く残る街並み
サウジアラビア・ジッダの宗教色が強く残る街並み

行ってみると、想像以上に、街は宗教一色。朝早くから目覚ましがわりに大音量で聞こえるアザーン(お祈りの時間を告げるアナウンス)、アバヤと言われる目以外全て隠れる服を着ている女性達、街のど真ん中でお祈りをする人々。ホテルでテレビをつけると、聖地メッカの様子を24時間リアルタイムで中継するだけのチャンネルが放送されていて、レストランやカフェでは男性と女性が飲食するスペースが分けられています。日本では決して見ることのない光景が、街中に広がっていました。もちろんサッカーの試合においても、宗教が何よりも優先されます。開始前にはスタジアムの通路で数百人もの人がお祈りをしていました。お祈りが終わってからキックオフだったため、キックオフは夜の8時半と遅い時間でした。

そのサッカーの試合開始前のお祈りの写真をTwitterにアップしたところ、奇跡が起こります。試合中から拡散が始まり、気がつくと、6,000を超えるリツイートが起こったのです。

反響を見ていると、僕がサウジアラビアのことを日本に紹介しているのを喜んでいるサウジアラビア人が多いようでした。さらに、そのツイートを見たサウジアラビアの地元の新聞記者から連絡があり、メールで取材を受けました。その結果、なんと、翌日のサウジアラビア最大手新聞にて、1ページにわたるリーマントラベラー特集が組まれてしまったのです。

これは僕史上最高の、旅が起こした奇跡でした。


海外旅行は、ただ行くだけで非日常が待っているので、それだけでももちろん楽しいですが、楽しみ方によっては、こんな感動体験や、奇跡まで起こるのです!それもかなりの頻度で何かが起こります。

だから僕は、海外旅行はやめられません!

著者プロフィール

東松 寛文(とうまつ・ひろふみ)
リーマントラベラー・作家



東松 寛文(とうまつ・ひろふみ)
リーマントラベラー・作家

1987年岐阜県生まれ。平日は激務の広告代理店に勤務するかたわら、週末で世界中を旅するサラリーマン。2016年、3か月で5大陸18か国を制覇し「働きながら世界一周」を達成。同年、地球の歩き方から旅のプロに選出される。現在、東洋経済オンライン、CLASSY.等で連載・執筆中。著書に『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』。
Blog| http://www.ryman-traveler.com/

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