スカイスキャナー ニュース 【連載:週末海外の極意⑨】海外旅行、実際にあったまさかのトラブル &対処法

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【連載:週末海外の極意⑨】海外旅行、実際にあったまさかのトラブル &対処法

週末を使って海外旅行を満喫している”リーマントラベラー” 東松寛文さんの連載企画。今回は、世界中を旅してきた東松さんが海外旅行先で実際に体験したトラブルと対処法をご紹介。安全で快適な旅をするための、参考にしてみてください。

意外と忘れがちなビザに関するトラブル

Vinokurov Kirill / Shutterstock.com

日本のパスポートは世界最強と言われています。というのも、ビザなしで渡航できる国・地域の数が世界で一番多いのです。(※英コンサルティング会社「ヘンリー&パートナーズ」調べ)

有名な観光地は大体ビザなしで渡航できてしまうため、ビザについては、旅慣れている人でも、うっかり調べることを忘れてしまったなんていう話もよく聞きます。僕も実は、その一人。2016年にこんな体験をしました。

2016年、ミャンマーに渡航しようと思った際、アジアゆえに安心しきっていて、ビザについては何も調べず、空港へ向かいました。しかし、タイ・バンコク経由でミャンマー・ヤンゴンに向かう行きの飛行機に乗ろうとして、成田空港でチェックインする際、ミャンマービザの有無を聞かれました。そこで初めて、僕はビザが必要だと知ったのです。そのため、航空券をタイ・バンコク行きにしてもらい、行き先を急きょ変更。結局、ミャンマーには行けませんでした。(※現在ミャンマーは、日本人観光客のビザなし渡航を2019年9月末入国まで解禁しています。)

ミャンマーに入れないことが確定して絶望する筆者

それ以来、どんな国へ行く際も、ビザが必要かを確認するようにしています。ビザが必要な場合、大使館で申請することがメジャーですが、インターネットで申請可能な電子ビザの国があったり、到着時、現地の空港で申請可能なアライバルビザの国もあったりするので、事前に調べておけば問題ないかと思います。

★ポイント:旅行が決まったら、早めに渡航先のビザ要否の確認を!

便利なシェアリングサービスに関するトラブル

Tero Vesalainen / Shutterstock.com

宿泊や移動手段のシェアなど、様々なシェアリングサービスの普及により、旅はどんどん便利に、そしてどんどんお得になってきています。しかしながら、消費者同士をつなぐこうしたサービスで、トラブルが起きる可能性もゼロとは言えません。僕は2018年にこんな体験をしました。

サンフランシスコで帰りの空港へ向かう際、移動のシェアリングサービスを利用しました。タクシーよりも安かったため、スマホで配車し、空港まで送ってもらうことに。途中、治安悪化地域に入ったところで車が停車中、ホームレスが乗り込んできて、どこかに連れて行けと運転手と交渉し始めたのです。運転手が根負けし、その人も送っていくことに。

乗り込んできた人が助手席に着席した瞬間、後部座席に座る僕の足元に何かが落ちてきました。恐る恐る足元を覗くと、そこには刃渡り10cmのナイフが落ちていました。その人はナイフを落としたことに気がつかず、車は20分ほどのドライブを終え、彼を目的地に降ろしました。ナイフは僕の足元に落ちたままでした。

Lesterman/Shutterstock.com

その教訓から、移動のシェアリングサービスは、深夜帯などの時間や治安悪化地域などを通る場合は利用を避けるようにしています。こういったトラブルも起こり得る可能性も理解した上での、サービスの利用が必要かと思います。

★ポイント:危険な時間帯や地域はできるだけ避ける。

つい心配してしまう、飛行機に関するトラブル

oneinchpunch/Shutterstock.com

旅で一番恐れるのが、飛行機のトラブル。飛行機が遅延したり、欠航になったりして、大幅なスケジュール変更を強いられることを経験したことがある方も多いのではないでしょうか。僕は、最初の海外一人旅で、帰りの飛行機でトラブルに見舞われました。

2012年、初めての一人旅でアメリカ・ロサンゼルスへ。不安でいっぱいでしたが、カタコトの英語でも十分楽しめてしまい、大満足で帰りの空港に向かいました。しかし、そこで事件は起こります。帰りの空港へ向かうバスが、交通事故を起こして、途中でバスを降ろされてしまったのです。次のバスもなかなか来ず、慌ててタクシーを探しましたが、タクシーもすぐつかまりません。

やっとのことでタクシーをつかまえて乗車しましたが、飛行機の搭乗時刻に間に合わず、飛行機に乗ることができませんでした。航空会社側のトラブルではなかったため、空港に着き航空券を再手配することに・・・。なんとか翌日の航空券を手配することができました。

翌日、空港へは余裕を持って4時間前に行きました。この日は、無事空港にもたどり着き、飛行機にも乗れたのですが、今度は、飛行機に搭乗してからまさかの機体トラブルが発覚し、飛行機は離陸することなく引き返すことに。結局、2日連続で飛行機に乗ることができず、2日遅れで日本に帰国することになりました。

もちろん上司からは帰国後怒られましたが、業務は現地から遠隔操作で行い、周りのメンバーの協力もあったので、仕事は滞りなく対応することができました。

NicoElNino/Shutterstock.com

その教訓から、仕事に関しては、以下のポイントに気をつけることで、万が一のことがあった時に備えています。

①休暇中のトラブルを防ぐため極力引き継ぐ
②海外でも対応する必要が出てくる案件は対応できる準備をしておく
③チームメンバーが休暇を取るときは積極的にサポートする

しかしながら、それ以来、実は一度も飛行機が欠航して乗れなかったことはありません。飛行機に乗れないことを心配して、帰国日を早めたりする方もいらっしゃると思いますが、これだけ海外旅行に行っていても飛行機トラブルは最初の一回だけなので、起こるかどうかわからないトラブルを心配して、貴重な休暇を短くするくらいなら、何か起こった時でも対処できる事前準備をしておいて、貴重な休暇を思いっきり楽しむことを僕はおすすめします。

★ポイント:不測の事態に備えて、旅行出発前に入念な事前準備を。


事前の準備をしたり注意をしておくことで、リスクを最小限に抑えることもできます。でも、トラブルやハプニングが何一つ起きない海外旅行なんてほぼありません。ですので、準備や注意だけでなくトラブルやハプニングも楽しむくらいの心の余裕を持って旅することが、実は一番トラブルをうまく避けるポイントだったりすると僕は思います!


著者プロフィール

東松 寛文(とうまつ・ひろふみ)
リーマントラベラー・作家



東松 寛文(とうまつ・ひろふみ)
リーマントラベラー・作家

1987年岐阜県生まれ。平日は激務の広告代理店に勤務するかたわら、週末で世界中を旅するサラリーマン。2016年、3か月で5大陸18か国を制覇し「働きながら世界一周」を達成。同年、地球の歩き方から旅のプロに選出される。現在、東洋経済オンライン、CLASSY.等で連載・執筆中。著書に『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』。
Blog| http://www.ryman-traveler.com/

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