スカイスキャナー ニュース 飛行機でたったの11時間!日本から一番近いオーロラ、カナダ・ホワイトホース

すべての記事

飛行機でたったの11時間!日本から一番近いオーロラ、カナダ・ホワイトホース

限られた時間、限られた場所でしか起こらない神秘的な現象、オーロラ。そんなオーロラを、日本からわずか11時間のフライトで体験できるというカナダの街、ホワイトホース。野生動物が悠々と暮らし、手つかずの大自然が残るホワイトホースで、オーロラ観賞を楽しむ秘訣を、地球の歩き方 ホワイトホースWeb特派員の杉江 好平さんに紹介いただきます。

 

まだまだ知られていない魅力満載の街、ホワイトホース

1890年代の後半、ゴールドラッシュを求め、北のドーソンシティを目指した人々の中継地点として栄えたのがホワイトホースの始まり。地名の由来はこの地を流れるユーコン川の水の白波、飛沫が馬のたてがみに見えるということから名付けられました。

ゴールドラッシュ以降もドーソンシティやアラスカへの交通拠点としてホワイトホースの繁栄は続き、1953年にそれまでのユーコン準州の州都だったドーソンシティに代わりホワイトホースが州都として制定されました。現在のユーコン準州の人口は約3万人、その約8割がホワイトホースで生活をしています。

交通拠点として栄えるホワイトホース

ホワイトホース行きの航空券をチェックしてみる

日本から一番近い!?オーロラ観賞スポット

オーロラ鑑賞といえば寒い場所という印象があるかと思います。オーロラの鑑賞地として有名なのがスウェーデンやフィンランドなどの北欧、アラスカ、イエローナイフなどの北米だからでしょう。

「オーロラベルト」に位置するホワイトホース

これらの場所は北緯60度から70度のオーロラの発生する「オーロラベルト」と呼ばれる範囲に位置しており、ホワイトホースもそのエリアに含まれる都市のひとつです。あまり日本では知られていないホワイトホースの魅力のひとつとして、アクセスのよさが挙げられます。東京からの乗り換えは1回、トータルのフライト時間も11時間と言うと、オーロラをとても身近に感じませんか?日本からの直行便でカナダの玄関口バンクーバーまでのフライトが約8時間半。バンクーバーからホワイトホースまでのフライトが約2時間半です。日本から一番近いオーロラと言っても過言ではないでしょう。

日本からのフライト時間は約11時間

ホワイトホース行きの航空券をチェックしてみる

オーロラ鑑賞の種類

【スタンダード型】
オーロラツアーと称して旅行会社などで販売しているオーロラ鑑賞ツアーの9割以上が、このタイプだと思います。夜、滞在先のホテルからバスで現地ツアー会社の持つ鑑賞施設へ移動します。3時間ほどそこに滞在し、オーロラの出現を待ち、時間になったらホテルへ帰るという行程です。

メリットとしては全体的に価格が安く、日中は街に滞在するのでダウンタウンなどの散策がしやすいということです。一方デメリットは、価格が安いので、参加人数がかなり多くなることもあるということ、そして時間制限が厳しいということです。

価格の安さがメリットのスタンダード型

ホワイトホース行きの航空券をチェックしてみる

【鑑賞確率追求型】
その日一番見える可能性が高いオーロラスポットへオーロラを追いかけるツアーを、「オーロラハンティング」と言います。たとえばホワイトホースの場合、上記のような団体客を請け負う現地ツアー会社がふたつあり、その鑑賞施設は南北にそれぞれ50キロ以上離れた場所にあります。同じ日でも一方ではオーロラが見えた、一方では見えなかったということもありますが、オーロラハンティングであればそういったオーロラの見逃しを最小限に防げます。

メリットとしては、鑑賞確率が高まることと、少人数制ということです。写真に関してもガイドがすべて撮影をしてくれるので、オーロラを見ることに集中できます。デメリットは、少人数制な分、スタンダード型よりもやや値段は高い設定となっていることです。

オーロラを追いかける鑑賞確率追求型

ホワイトホース行きの航空券をチェックしてみる

【ホテル、ロッジ滞在型】
北欧などでは主流のオーロラ鑑賞スタイルです。ホワイトホースにもごくわずかですが、郊外にオーロラの見えるロッジが存在します。なんといっても時間に縛られず一晩中待機できるのが特長です。ただ、前述の通りロッジはオーロラ鑑賞のために郊外に立っており、街へのアクセスは悪いです。そして前述のふたつのオーロラツアーに比べると、ガイドに多くを求めることができません。なぜなら、彼らはあくまで宿泊アテンドのプロではありますが、オーロラガイドのプロではありません。ある程度のアドバイスを得ることはできますが、自分でカメラのセッティングができるような、中、上級者向けの鑑賞スタイルと言えるでしょう。

ホワイトホース行きの航空券をチェックしてみる

ホワイトホースの気候と服装

ホワイトホースの1~3月の平均最低気温はマイナス17度です。参考までに、同じカナダでオーロラ鑑賞地のイエローナイフの同時期の平均最低気温はマイナス29度なので、10度ほどの違いがあります。基本的にこの時期のパッケージツアーに申し込むと防寒具のレンタルが含まれているので、寒さに対しての心配はないかと思いますが、追加で使い捨てカイロなどがあってもいいかもしれません。また平均降水日数は、1月は11日間、2月は9日間、3月は7日間と、春先に向けて晴天率も高くなり気温も徐々に上がってくるので、天気に関してだけなら3~4月上旬がおすすめです。

ホワイトホースの1~3月の平均最低気温はマイナス17度

ホワイトホース行きの航空券をチェックしてみる

空港からの市内アクセスとおすすめレストラン

エリック・ニールセン・ホワイトホース国際空港から市内各ホテルへは、無料シャトルバスが運行されています。またタクシーでも市内ホテルであれば15分圏内で、チップを入れても20カナダドル前後で移動できるほど、空港は非常に便利な所に位置しています。

そして、滞在中にぜひおすすめしたいグルメスポットが、ダウンタウン内にある「ウィールハウス・レストラン(The Wheelhouse Restaurant)」。店内はゴールドラッシュ時代に運航していた蒸気船の船内のような雰囲気で、ホワイトホースの歴史を感じながら最高の料理に舌鼓を打てる場所です。リブアイやサーロインなどの各種ステーキはもちろん、Arctic Char(極北イワナ)はカナダならではの人気メニューです。

ホワイトホースの歴史を感じられる「ウィールハウス・レストラン」

【スポット情報】
ウィールハウス・レストラン(The Wheelhouse Restaurant)
住所:2237 2nd Avenue Waterfront Station, Whitehorse, YT Y1A 5W1 CANADA
営業時間:17:00~21:00
電話:+1 867-456-2982

ホワイトホース行きの航空券をチェックしてみる

ホワイトホース観光に便利なおすすめホテル

空港からわずか3キロメートルの所にある「ベストウエスタン・ゴールドラッシュ・イン(Best Western Gold Rush Inn)」は、世界各国のオーロラハンターが宿泊するホテルとして有名です。規則正しく並んだ白い窓枠が印象的な建物は、2009年にリニューアルされました。

ホテルに一歩足を踏み入れると、ゴールドラッシュ時代を偲ばせるアンティークな調度品や装飾品が目にとまります。ホテルは街の中心部近くに位置しているので、「ウィールハウス・レストラン」をはじめ、ユーコンの歴史を紹介する「マクブライド博物館(MacBride Museum of Yukon History)」や、カナダの国定史跡として登録された蒸気船、「S.S. クロンダイク号(S.S. Klondike)」の観光にも徒歩で行くことができます。

蒸気船「S.S. クロンダイク号」の観光にも便利

 

【ホテル情報】
ベストウエスタン・ゴールドラッシュ・イン(Best Western Gold Rush Inn)
住所:411 Main Street, Whitehorse, Yukon Territory, Y1A 2B6, Canada
電話番号:+1 867-668-4500

日本からわずか11時間のフライトでオーロラが観賞できるカナダの街、ホワイトホース。夜空に輝く神秘的なオーロラに多くの人が感動することでしょう。自然が作り出す奇跡の現象を体験しに、ぜひホワイトホースにお越しください。

筆者ご紹介

地球の歩き方ホワイトホースWeb特派員 杉江 好平

学生時代の留学を含めカナダ在住6年目。現在はオーロラの見える街ホワイトホースに住んでいます。日本では体感できない圧倒的な自然に魅せられ、自ら主催するアウトドアツアーを通じてより多くの人にホワイトホースの素晴らしさを、地球の歩き方 ホワイトホースWeb特派員ブログよりお届けしています。Twitterではタイムリーな街の様子や極北での暮らしを、またInstagramではオーロラや美しい自然の写真をアップしているのでご旅行の参考にしていただけるとうれしいです。

あわせて読みたい

神秘的なアイスランドのオーロラと青く輝くアイスケーブ

オーロラ鑑賞というと、とっても寒い場所でオーロラを眺めるイメージがありますが、実はアイスランドではそれほど寒い思いをしなくても観ることができるのです!アイスランドのオーロラ鑑賞と、街の魅力についてご紹介します。

北極圏の動物たちに出会える!カナダ・ケベックの「オメガパーク」

カナダ東部の街・モントリオールから車で1.5時間ほどの田舎町モンテベロ(Montebello)にある「オメガパーク(OMEGA Park)」は、北国ならではの動物たちが見られるサファリパークです。中へ入ればカリブー、バイソン、ホッキョクオオカミといった、日本では耳慣れない動物たちが大自然の中で待ち受けている「オメガパーク」の魅力をご紹介します。

地図