航空関連の格付けを行うスカイトラックス社の2025年の航空会社ランキングが発表されました。10位から1位までにランクインした航空会社を、各社のサービスや最新の日本への運航状況と合わせて紹介します。
第10位|海南航空
ランキング10位に入った海南航空は中国海南省にある海口美蘭国際空港を本拠地とする航空会社で、昨年の12位からランクアップしました。これ以外にも航空会社ランキング(中国)、ビジネスクラスのケータリング(アジア)、ビジネスクラスのアメニティー(全世界)などで数々の賞を受賞しています。
日本との間には合計9路線が就航しており、中国の4空港(北京、海口、西安、江北)と日本の4空港(羽田、成田、関西、新千歳)を結んでいます。国際線ネットワークも広く、アジアはもちろんのこと、北米、中東、ヨーロッパ、アフリカなどにもアクセすることができます。この中で特徴的なのが、北京とボストン(アメリカ)を繋ぐ路線で、ボストンから北京に戻る際に、ブリュッセル(ベルギー)で給油とクルーの入れ替えを行なった後、北京へと向かいます。ボストン~北京間のみを予約したり、ブリュッセルの街を訪れたりすることはできませんが、少しおもしろい行程にはなるのではないでしょうか。
第9位|日本航空
ランキング9位には、日本の航空会社「JAL(日本航空)」がランクインしました。残念ながら昨年の6位からは順位を落としたものの、エコノミークラスの総合評価が世界で最も優れている航空会社として、「ワールド・ベスト・エコノミークラス」部門では5位を、世界で最も優れているエコノミークラスシートに贈られる「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート」部門も8回連続(9回目)で1位となっています。
JALは新型機エアバスA350-1000を積極的に投入しており、2024年1月のニューヨーク線就航以来、ダラス、ロンドンに投入しており、2025年中にはパリ、ロサンゼルス線にも使用される予定です。ファーストクラスは個室のようになっており、プライバシーを保ちながら広々と過ごせるようになっています。
第8位|エールフランス航空
ランキング8位には、昨年の9位より1ランクアップしたフランスの航空会社「エールフランス」。1933年に誕生した歴史ある航空会社で、2022年11月には日本就航70周年を迎えました。成田-パリ線は廃止されましたが、羽田-パリ線と関西-パリ線が運航しています。
成田空港のビジネスクラスラウンジは、2020年4月以降休業していましたが、2022年12月1日より、第1ターミナルビル・第1サテライトのビジネスクラスラウンジ「NARITA PREMIER LOUNGE」が利用できるようになりました。関西空港における運航とラウンジは、関西空港改修工事に伴い、2022年8月16日以降、北ウィングでの運航、KIXノースラウンジでしたが、2023年5月1日より、南ウィングでの運航、KIXエアサイドラウンジの利用に戻りました。
エールフランス航空では、インターネットチェックインの際、パスポート、IDカード等を自分のスマートフォンでスキャンすることで、チェックイン情報に反映することができます。オンラインチェックイン後、直接搭乗ゲートに向かっても、搭乗ゲートにおけるパスポート確認は不要です。
第7位|大韓航空
ランキング7位には韓国の航空会社「大韓航空」が入りました。「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート」部門でも3位に入賞しています。韓国の仁川、金浦、釜山、済州の4空港から、日本は北は新千歳から南は那覇まで22路線が就航しています。2025年4月18日からは、神戸―仁川間の路線が新規就航しました。
大韓航空は入賞さえしなかったものの、機内食にも定評があります。ビビンバやサムパブ(野菜包みご飯)など、様々な韓国料理が楽しめるのも特徴です。
第6位|ターキッシュ・エアラインズ
「ターキッシュ・エアラインズ」が、昨年7位から1ランクアップ。トルコ国内外250都市以上を結ぶ路線を運航しており、世界一の就航国数を有するトルコのフラッグキャリアです。
羽田-イスタンブール線、成田-イスタンブール線がそれぞれ毎日運航中されています。また、2023年12月12日には6年ぶりに関西-イスタンブール線が再開され、こちらも毎日運航しています。
第5位|全日空
ランキング5位は昨年の4位より1つランクダウンした日本の航空会社「ANA(全日本空輸)」です。空港サービス全般を評価する「World’s Best Airport Services」、アジアを拠点とする航空会社の中から空港スタッフや客室乗務員によるサービス品質を評価する「Best Airline Staff in Asia」、日本の航空会社の中で最も優れたキャブんクルーを選ぶ「Best Cabin Crew in Japan」の3部門では最も優秀な航空会社として選定されています。高い安全性も評価されています。
ANAの特典航空券はこれまで往復での予約が必要でしたが、2025年6月24日以降の予約からは片道での予約が可能となりました。必要とされるマイル数は現時点では往復の半分です。また、日本国内で往路・復路各2回まで可能だった乗り換えも、1回までに変更されました。
第4位|エミレーツ航空
アラブ首長国連邦のドバイを拠点とする「エミレーツ航空」は4位にランクインしました。2002年に日本就航を開始した、日本とアラブ首長国連邦(UAE)はじめアラビア湾岸諸国を結ぶ初の航空会社で、現在は東京(成田・羽田)と大阪(関西)に就航しています。
東京(成田・羽田)-ドバイ線で使用されているエアバスA380は、世界初の総2階建ジェット旅客機で、世界最大の航空機でもあります。日本の航空会社ではANAがホノルル線に導入しており、「FLYING HONU」の愛称で呼ばれています。
第3位|キャセイパシフィック航空
ランキング3位は昨年5位からアップした香港の「キャセイパシフィック航空」です。日本と香港をつなぐ直行便は成田、羽田、中部、関西、新千歳、福岡から運航しています。
キャセイパシフィック航空は「ベスト・エコノミークラス」「ベスト・インフライト・エンターテインメント」でも1位を獲得している他、機内食にも定評があります。本拠地の香港国際空港は中心街へのアクセスもよく、タイミングが合えば乗り継ぎの間に香港観光を挟むこともできます。
第2位|シンガポール航空
ランキング第2位は、シンガポールのフラッグキャリア「シンガポール航空」です。日本からシンガポールへの直行便は、羽田発着便が毎日3便、成田発着便が毎日2便、中部発着便が毎日1便、関西発着便が毎日3便、福岡発着便が毎日1便運行している他、新千歳にも就航しています。ほかに、以遠権を使った成田-ロサンゼルス路線も1日1便毎日運航しています。
シンガポールでの乗り継ぎの待ち時間が5時間30分より長く、24時間以内の搭乗客は、待ち時間にフリーシンガポールツアーに参加できます。マーライオン公園やチャイナタウン、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイなど、シンガポールの街を楽しむ2時間30分のツアーは、4種類のルートから選ぶことが可能です(英語のみ)。
第1位|カタール航空
ランキング第1位は、2年連続(8回目)で中東カタールの国営航空会社「カタール航空」です。世界170都市以上に就航しており、日本路線は成田-ドーハ間の直行便を毎日2便、関空-ドーハ間の直行便を毎日1便運航しています。
カタール航空はこれ以外にも9賞を受賞しており、「ワールド・ベスト・ビジネスクラス」ではビジネスクラスのシート「Qsuite」で受賞しています。Qsuiteは、ビジネスクラスでは業界初となるダブルベッドを導入。開閉可能なプライバシー・パーティションを利用することで隣接する2席をダブルベッドと同じコンセプトの個人空間にすることができます。また、4人でQsuiteを利用する際には、中央列の隣り合う座席を2列予約することで、電車のボックス席に乗っているかのように向かい合って座ることも可能です。













