札幌から富良野への行き方:移動手段の料金や所要時間を紹介

ラベンダーの絨毯が広がる夏の富良野、そして黄金色に輝く秋の富良野。四季折々の美しい風景が待つ人気の観光地へ、北海道旅行の拠点の代表的な都市の一つ札幌から富良野へはどのような行き方があるのでしょうか?

この記事では、札幌から富良野までの行き方について、定番のJRの電車やバスはもちろん、自由度満点のレンタカーでのアクセス方法を詳しく解説します。

気になる料金や所要時間、新しい道路情報、旭川空港からの行き方までも紹介します。

富良野を満喫するために、あなたにぴったりの旅路を見つけましょう。

札幌から富良野への行き方まとめ

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札幌から富良野まではおよそ120kmの距離があり、富良野の街は北海道のほぼ中央に位置しています。富良野を目指す移動手段は主に「レンタカー」「電車」「高速バス」の3つが挙げられます。

自由気ままな旅なら「レンタカー」

  • 所要時間:2時間~2時間半(高速利用時)

  • 費用:高速代片道1,600円前後に加えて、ガソリン代(約1,300円〜)・レンタカー代(約4,500円/日〜)

快適さと速さなら「電車」

  • 所要時間:2時間〜3時間

  • 費用:片道5,000円〜9,000円前後

コスパ重視なら「高速バス」

  • 所要時間:2時間40分

  • 費用:片道2,700円

以下でそれぞれの移動手段の所要時間、料金、メリットなど詳細をご紹介します。

旅の目的に合わせて最適な移動手段を選びましょう。

おすすめの移動手段:レンタカーが便利

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もし車の運転ができる場合は、札幌から富良野へ旅する手段としてレンタカーはまさに理想的な選択肢です。移動の自由度が高まり、道中に様々な観光地へ車で便利に訪れることができます。

たとえば、ラベンダー畑で有名な「ファーム富田」や、ドラマの舞台として知られる「風のガーデン」、木々に囲まれた幻想的な「ニングルテラス」など、富良野の名所は広範囲に分散しています。限られた時間で効率よく巡るには、やはり車があると安心です。

また、絵画のような美しい景色の美瑛エリアへもスムーズに移動でき、「ケンとメリーの木」や「セブンスターの木」といったCMでお馴染みの名所を巡るのも楽々。

道中、思いがけず出会うローカルなカフェやパン屋、澄んだ空気の中で立ち止まりたくなる絶景スポットも満喫でき、寄り道さえも旅の楽しみのひとつに変わります。

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電車やバスで移動し、現地で自転車レンタルも可能

車の運転が苦手な方や旅行先では運転を控えたい方も、富良野・美瑛の各地の観光を存分に楽しむ方法はあります。車以外の札幌からの移動としては、JRや高速バスを利用できます。美瑛駅や富良野駅に到着したら、そこからレンタサイクルを借りるという手段があります。

駅周辺には複数のレンタサイクルショップがあり、普通自転車なら1日約2,000円〜3,000円、電動アシスト自転車は1日約3,000円〜5,000円でレンタル可能。電動タイプを選べば、丘の多い美瑛エリアも快適に移動できます。

たとえば、美瑛駅から「パッチワークの路」や「ケンとメリーの木」までは自転車で約15~30分。景色を楽しむサイクリングを兼ねて見所を巡りましょう。また、公共交通機関を使うことで、移動中も窓からの雄大な風景をゆったり眺められるのも魅力です。

もし時間が十分にある場合は、気ままに途中下車して散策したり、ローカルな駅周辺でグルメを楽しんだりするのもおすすめです。

レンタカーでの行き方・ルート

札幌からラベンダー香る富良野へのドライブは、北海道の大自然を五感で味わう、まさに絶景と感動の連続です。

ここでは、札幌から富良野への定番の3つのアクセスルートをご紹介します。

① 美唄(びばい)ルート:最速で快適

このルート最大の魅力は、2024年に全線開通した「道道美唄富良野線」の存在です。

2010年度から整備が進められ、可能な限り直線的に設計された区間は、札幌から富良野へのアクセスをより快適にしました。

美唄ICからは信号の少ない快走路が続き、北海道らしい景色も楽しめます。

運転ストレスを最小限に抑え、最速で富良野に到着したい方におすすめです。

  • 所要時間: 約2時間弱

  • 高速料金(札幌ICから美唄IC): 普通車 1,600円

  • 注意点:道道美唄富良野線は冬期間(11月上旬〜4月下旬頃)は一部通行止め。

② 三笠ルート:歴史と絶景を巡る

美唄ルートに比べると通常僅かに時間はかかりますが、道中の見どころが多いことが魅力です。

三笠ICで高速を降りた後は、かつて炭鉱で栄えた三笠市の歴史に触れたり、桂沢湖の美しい湖畔をドライブしたりと、変化に富んだ道のりが楽しめます。

国道452号線の道はカーブが多い点に注意が必要ですが、四季折々の渓谷美や森林の風景を満喫できます。ドライブそのものを楽しみたい方におすすめのルートです。

  • 所要時間: 約2時間

  • 高速料金(札幌ICから三笠IC): 普通車 1,300円

③ 滝川ルート:王道の安心な道

昔から親しまれる定番ルートです。滝川ICから国道38号線を進むと、広大な田園風景が広がり、視界が良く運転しやすいのが特徴です。

冬期間の除雪体制も整っており、運転初心者でも安心して走行できます。

富良野市街地や美瑛・旭川方面へのアクセスもスムーズで、富良野を拠点に周辺観光をしたい方におすすめです。

  • 所要時間: 約2時間15分

  • 高速料金(札幌ICから滝川IC): 普通車 2,350円

なお、片道のガソリン代は走行ルートや燃費にもよりますが、1,300円〜1,800円くらいです。(燃費15km/L・170円/L想定) 

目的や季節、立ち寄りたいスポットに合わせて最適なルートを選び、安全運転で思い出深い富良野へのドライブを楽しみましょう。

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電車での行き方と詳細

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札幌から富良野へ、車を運転せずに北海道の雄大な景色を眺めながら旅情に浸りたいなら、鉄道の旅は最高の選択肢です。ここでは、札幌から富良野への鉄道アクセスについて、特急列車を中心に詳しくご紹介します。

札幌から旭川への特急列車

札幌から富良野へ向かう基本ルートは、JR札幌駅から特急「ライラック」または「カムイ」で旭川駅へ行き、JR富良野線に乗り換えるパターンが定番の方法の1つです。

札幌〜旭川間は約1時間25分。特急は30分〜1時間に1本程度で運行されています。

運賃は3,080円、座席料金は自由席(1,830円)、指定席(2,360円)、グリーン席(4,630円)から選べます。合計は席によりますが4,910円〜7,710円となります。(2025年5月時点)

公式サイト:JR北海道 [特急](札幌―旭川―網走・稚内) 下りスケジュール

旭川から富良野への普通列車

旭川駅でJR富良野線に乗り換えて富良野駅まで向かいます。富良野線は普通列車のみで、所要時間は約1時間15分。料金は片道1,380円です。(2025年5月時点)運行本数は1時間に1本程度と少なめなので、乗り換えの待ち時間も含めて余裕を持った計画が必要です。

公式サイト:JR北海道 富良野線(旭川―美瑛―富良野) 下りスケジュール

札幌から旭川を経由して富良野へ電車で行く全体の所要時間は、約2時間40分〜3時間30分、片道の総額は6,300円〜9,000円くらいが目安となります。

また、その他にも札幌から同じく特急で旭川より2つ手前の滝川駅で根室本線に乗換え、富良野まで行くルートもあり、時間帯・乗り継ぎによっては約2時間で辿り着くことも可能です。また、料金もやや安くなり、運賃と自由席料金で4,760円です。

電車のスケジュールなど状況によって適したルートを検討しましょう。

夏だけの特別便「フラノラベンダーエクスプレス」

ラベンダーが見頃を迎える例年、夏〜秋の期間限定運行として、札幌〜富良野間を約2時間の直通で結ぶ臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」も1日1往復で運行されています。乗り換え不要でアクセスできるこの列車は、快適さと利便性から毎年大人気です。

2025年の利用可能な運転日としては6月14日〜7月末まで毎日、8、9月の週末や連休が中心となっています。

公式サイト:JR北海道 特急フラノラベンダーエクスプレス

高速バスでの行き方と詳細

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札幌から富良野へは高速バスも運行しており、最も費用を抑えられる移動手段です。乗り換えなしで富良野まで直行で移動でき、車窓も楽しめる高速バスは、レンタカーや鉄道とは一味違う魅力があります。

北海道中央バスの「高速ふらの号」が、札幌と富良野を結ぶ定期高速バスとして運行されています。札幌駅前から出発し、芦別駅などを経由して富良野駅前まで約2時間40分で着きます。

バスは札幌を出発後、高速道路を利用した後、国道38号線などの一般道を通って富良野へ移動します。この一般道区間では、美しい田園風景や雄大な山々が広がり、北海道らしい景色を間近に楽しむことができます。

なお、注意点として高速バスは札幌から富良野まで直行のため、途中でサービスエリアに寄ることはありませんが、トイレは車内にあります。また、観光シーズンはやはり満席になりやすいので、早めの予約がおすすめです。

富良野への旅行計画:日帰りか宿泊か?

札幌からの富良野の移動時間は移動手段ごとにやや違いますが、大体2時間30分ほどのため、日帰りで楽しむことも可能です。朝早く出発すれば、ラベンダー畑などの農園鑑賞、飲食店での食事、お土産の買い物など楽しんで夕方に帰路に着く予定が立てられます。

ただし、夏のラベンダー畑は大変混雑するため、ゆったりと旅を満喫したいなら宿泊もおすすめです。泊まりがけなら、朝の比較的空いている時間に花畑を訪れたり、夕暮れ時の風景や星空観賞も余裕を持って楽しめます。

富良野のおすすめの宿泊エリアとしては、交通の拠点である富良野駅周辺は飲食店やコンビニ、お土産店などが集まり比較的便利です。また、ラベンダーで有名なファーム富田などの美しい田園風景が広がる中富良野にはペンションやコテージなどの宿も多く、より自然を満喫した滞在を楽しめます。

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旭川から富良野への移動も便利

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ここまで札幌から富良野への移動手段を解説しましたが、旭川空港を利用するルートについても最後にご紹介します。実は札幌からの移動よりも、旭川から富良野へ移動する方が所要時間が短くスムーズです。

もし遠方から富良野観光が目的で旅する場合は、旭川空港を利用することも検討できます。

レンタカー利用なら約1時間で到着

旭川空港から富良野市街までは、混雑の少ない道を走って約1時間で到着します。

道中には田園風景や山並みが広がり、北海道らしい雄大な景色の中でのドライブが楽しめます。

電車でのアクセスも快適

空港から空港専用バスや路線バスで約40分で旭川駅へ向かい、そこからJR富良野線に乗り換えて1時間20分前後で到着です。

美瑛や上富良野を通るローカル線の車窓からは、季節の花畑や丘陵地帯の景色が楽しめるため、移動そのものが旅の楽しみにもなります。

バス派には直行便が便利

旭川空港からは富良野行きの直通バスも運行されており、所要時間は約1時間です。

乗り換えがなく、荷物が多い方や移動に不慣れな方にも安心です。

公式サイト:旭川空港 交通アクセス

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