夏になるとプロバンスが紫色一色に変わる!南仏ディーニュ・レ・バンのラベンダー祭り
ラベンダー祭り「コルソ・ドゥ・ラ・ラヴァンド(ラベンダー行列)」とは
今年で71回となる2017年のラベンダー祭りは、市内メインストリートであるガッサンディ通りを中心に、8月4日から8日までの5日間開催されます。初日の8月4日は、18時30分に始まる県のブラスバンドの演奏を皮切りに、21時からお祭りのオープニングパレードが始まり、22時15分からは花火、そして22時30分からはダンスパーティーが行われます。
8月5日は、7時からガッサンディ通りにプロバンス風マルシェが立ちます。1日中いろいろなイベントが行われますが、目玉イベントは21時からパレ・デ・コングレにて開催されるタトゥー(軍楽隊行進)です。
8月6日のメインは、15時から始まるお祭り行列。今年は12の山車と14のグループが参加します。夜は22時からジェネラル・ド・ゴール広場にてまたまたダンスパーティーと盛りだくさん。
8月7日は10時の四重奏コンサート、11時のショーなどを経て、21時30分からは電飾が施されたお祭り行列が、ガッサンディ通りを中心に練り歩きます。そして最終日8日は21時30分から花火、そして22時のダンスパーティーを締めに、お祭りは閉幕します。
ラベンダー祭りが開催されるディーニュ=レ=バンへの行き方は
ディーニュ=レ=バンへ向かう際に起点となる町はエクス=アン=プロバンスまたはニースです。パリ・リヨン駅からエクス=アン=プロバンスTGV駅まではTGVで約3時間。エクス=アン=プロバンスTGV駅からディー・ニュ駅まではバスで約2時間です。
もしくは、パリ・リヨン駅からニース駅までTGVで約5時間40分、パリのシャルル・ド・ゴール国際空港またはオルリー空港からニース空港までは1時間30分です。ニースからディーニュ=レ=バンまでは100年以上の歴史を持つ狭軌の私鉄、プロバンス鉄道が通り、両都市間を3時間25分で結びます。鉄道に興味がある方におすすめなのが、ニースとディーニュ=レ=バン間にある町ピュジェ=テニエとアノの区間で、5月~10月の日曜日には蒸気機関車が運行されていますので、ぜひお試しください。
ディーニュ=レ=バンのおすすめホテルはここ!
市内にはル・グラン・パリ、オテル・セントラル、ル・コワン・フルリといったホテルがいくつかありますが、ディーニュ=レ=バンは小さな町なので、イベント時期になるとすぐに宿泊施設がいっぱいになってしまいます。かなり前もってホテルを確保することをおすすめします。今回一押しのホテル「ル・グラン・パリ」は、17世紀に修道院だった建物をホテルに改装した4つ星のホテルです。ホテルにはサウナがあり、さまざまな設備も整っているのでおすすめです。夏季期間は日陰のある屋外パティオでのディナーもできます。
【ホテル情報】ル・グラン・パリ(Le Grand Paris)住所:19, Boulevard Thiers 04000 Digne-Les-Bains電話:+33 (0)4 92 31 11 15
フランス南東部の名物料理、特産品、そのほかの見どころをご紹介!
ディーニュ=レ=バンを含むフランス南東部の料理といえばプロバンス風ドゥーブ(煮込み)。地域でレシピに差はあるものの、基本的には牛肉または羊肉などを、野菜と一緒に白ワインか赤ワインで煮込んで作ります。
その他には南仏の特産品であるオリーブ、アーモンド、ハーブ、ハチミツを使った各製品。ナッツやドライフルーツなどを水飴、ハチミツ、メレンゲで固めたヌガー、葉の形をしたパン、フーガス、ディーニュ=レ=バン近くのシストロンのラム肉なども、この地域の特産品です。
ディーニュ=レ=バンは3つの渓谷の合流点に位置し、古代から温泉が湧いている場所としても有名です。同市近郊には地下870mから組み上げた源泉を使用したスパ施設「レ・バン・テルモー」があって、長期滞在のバカンス客が訪れます。
また、ディーニュ=レ=バンといえば仏文学ファンにはヴィクトル・ユーゴーの小説『レ・ミゼラブル』の冒頭に登場する場所として知られています。物語の中で、徒刑場から釈放された主人公ジャン・バルジャンに対し慈悲を与えるミリエル司教は、ディーニュ=レ=バンの司教職に就いている設定です。同作は何度も映画化されており、その際にはディーニュ=レ=バンで撮影が行われた作品もあります。
6月~8月にかけて見渡す限り紫色に染まるラベンダーはプロバンスの代名詞ともいえるほどで、各地で収穫祭が行われます。ご紹介したディーニュ=レ=バン以外にもソー(Sault)やルシヨン(Roussillon)、フォルカルキエ(Forcalquier)、シミアヌ・ラ・ロトンド(Simiane la Rotonde)、ヴァランソル(Valensole)といった町(村)でもラベンダー畑を堪能できますので、ぜひ訪れてみてください。
筆者ご紹介 | ||
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| | 地球の歩き方パリWeb特派員 加藤 亨延ジャーナリスト。日本メディアに海外事情を寄稿。日・仏・英の比較文化が専門。ロンドンにて公共政策学修士を修めた後、日本で雑誌記者として活動する。2009年よりパリ在住。欧州を中心に約60カ国800都市に渡航経験あり。仏外務省プレスカード所持。フランス/パリの旬の話題を中心に更新していきます。地球の歩き方パリWeb特派員ブログからお届けしています。 | |
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