あいにくの天気でも、街がカラフルだと損した気分にはならないかもしれません
1. ブラーノ島|ベネチア(イタリア)
イタリアのベネチアは、水の都として世界的に知られています。そのベネチア本島の北東に位置するブラーノ島は、カラフルな家並みが広がることで知られ、訪れる人の目を楽しませてくれます。 ブラーノ島の人口は約2000人ほどで、一時間もあれば島をぐるりと歩いて回れるほどの小さな島です。 この島の家は、レモンイエロー、フューシャピンク、バイオレットなどの鮮やかな色で塗られた家々が立ち並び、島全体が明るく華やかな雰囲気に包まれています。こうした外壁の色彩は、かつてこの島に住む漁師が漁から帰ったときに、霧の中でも自分の家がわかるように、鮮やかな色を塗ったことが始まりだといわれています。島で最もカラフルなことで有名な家はBepi’s Houseです。丸や三角、四角を組み合わせた幾何学的な模様が外壁いっぱいに描かれており、写真スポットとしても人気を集めています。 ブラーノ島にはベネチア本島と同じように運河が張り巡らされており、船で移動できるようになっています。水面に映るカラフルな家並みも美しく、写真映えする景色として観光客に人気があります。
2. チンクエテッレ|リグーリア(イタリア)
「5つの土地」という意味をもつチンクエテッレは、イタリアのリグーリア州にある、地中海に面した5つの村々の総称です。港湾都市ジェノヴァから日帰りで訪れることもできます。切り立った崖に張り付くように建てられた明るい色合いの家々で有名な場所で、周辺地域とともに「ポルトヴェネーレ、チンクエ・テッレ及び小島群(パルマリア、ティーノ及びティネット島)」として世界遺産にも登録されています。 チンクエテッレはモンテロッソ、ヴェルナッツァ、コルニリア、マナローラ、リオ・マッジョーレという小さな5つの村で構成されています。一帯は国立公園に指定されており、美しい景色を楽しめるように、遊歩道やトレッキングルートが整備されています。 複雑な海岸線と切り立った崖という地形のため、この地に住む人びとは、かつては険しい山道を越えるか、船で移動するしかありませんでした。それぞれの村は小規模ながら、海を望む教会、美しい入り江、段々に広がるブドウ畑など見どころが豊富にそろっています。
3. グアナファト|グアナファト(メキシコ)
メキシコシティの北に位置するグアナファト州の州都、グアナファトは、豊かな銀鉱脈によって発展してきた都市です。丘陵地にカラフルな家々が積み木のように重なり合う景観で知られ、「メキシコでもっとも美しい街」と称されることもあります。 トマトレッド、オレンジ、エメラルドグリーンなど、鮮やかな色彩の建物が連なる街並みが特徴で、16世紀の銀の発見をきっかけに築かれた豪華な教会や歴史的建造物が、今も街の景観に重厚さを添えています。1988年には「古都グアナフアトとその銀鉱群」として世界遺産に登録されました。 近年では、ディズニー映画の舞台としても注目を集めています。展望スポットとして知られる「ピピラの丘」へはケーブルカーでアクセスでき、グアナファトの色鮮やかな街並みを一望できます。
4. マントン|コート・ダジュール(フランス)
イタリアとの国境近くに位置するフランスの小さな街、マントンは、「フランスの真珠」とも称される美しい街です。ニースからはバスや電車でアクセスできます。 かつてはジェノヴァ共和国やモナコ公国の領土であった歴史を持ち、マリーゴールドやサフランイエロー、サーモンピンクといった温かみのある色を基調とした街並みからは、イタリアの文化も感じ取ることができます。 旧市街にはバロック様式の建築物が立ち並び、かわいらしい建物の間を縫うように散策すると、まるで物語の世界に入り込んだようなロマンチックな気分を味わえます。
5. ニューハウン|コペンハーゲン(デンマーク)
デンマークの首都コペンハーゲンにあるニューハウンは、クレヨンの箱を開けたようなカラフルな建物が立ち並ぶエリアです。その美しい景観は、コペンハーゲンを象徴する場所としてガイドブックなどにもたびたび登場します。 ニューハウンは幅約30~40m、長さ約400mの小さな人工港で、1673年に完成しました。かつては船乗りたちでにぎわう港でしたが、現在はレストランやカフェがひしめく人気のスポットとして多くの人でにぎわっています。 ニューハウンの建物がゴールデンイエロー、バーントシェンナ、マラカイトグリーン、スカイブルー、ロイヤルブルーなど色とりどりになったのは、 ブラーノ島と同じく、船乗りたちが霧の濃い日や、日没後でも自分の家を見分けやすくするためだったと伝えられています。また、童話作家のアンデルセンが暮らした家もニューハウンに残されています。
