1.リトアニア
バルト三国のなかでいちばん南に位置するリトアニア共和国。日本にはまだなじみの薄い国ですが、実はリトアニアには世界遺産を含むたくさんの観光地があります。首都のヴィリニュスには、中世ヨーロッパの雰囲気をそのまま残した旧市街地があり、世界遺産に登録されています。また「命のビザ」で有名な、元駐リトアニア領事杉原千畝がいた第2の都市カウナスでは、杉原千畝の足取りをたどる旅ができます。
2.ドミニカ共和国
カリブ海と大西洋に囲まれたドミニカ共和国。欧米人たちには人気のリゾート地で、白い砂浜とコバルトブルーの美しいビーチが魅力的。リゾートホテルもたくさんあります。1498年にコロンブスが新大陸を発見して最初に造られた街、サント・ドミンゴは世界遺産に登録されていて、スペイン植民地時代の貴重な遺産を見ることができます。他にも洞窟の中に3つの地底湖があるロス・トレス・オホス公園など、街に自然に楽しみはたくさんあります。
3.モーリシャス
『トム・ソーヤの冒険』を執筆したアメリカの作家、マーク・トゥエインが「神は最初にモーリシャスという楽園を造り、それをまねて天国を創造した」という言葉を残したと言われているほど、美しい楽園モーリシャス。世界中のセレブに愛される美しいビーチも魅力ですが、様々な文化が入り混じった歴史があり、いろいろな文化に触れることができるのも楽しみの一つです。12月~3月にはサイクロンが発生するので、その時期を外していくことをおススメします。
4.エクアドル
ガラパゴス諸島やアンデスの美しい山々、植民地時代の美しい町並みなど、世界遺産と自然の宝庫、エクアドル。赤道直下の国なので、赤道記念碑の前で北半球と南半球の境界線をまたぐなんてこともできます。首都キトは、赤道直下でありながら山岳地帯にあるため、一年中過ごしやすい気候で知られています。スペイン植民地時代のキトの旧市街は、1978年に最初に登録された12の世界遺産の一つです。その他にもアマゾンツアーに参加するなど見どころはたくさんです。ただしコロンビア国境地帯は危険とされているので、行くのは避けるようにしてくださいね。
5.ザンビア
アフリカの南部に位置し、日本の約2倍の面積を持つザンビア。国内にはたくさんのサファリパークがあり、野生の動物を至近距離で見ることができるとあって、大自然を満喫したい人には一度は訪れたい国の一つです。ザンベジ川はジンバブエと国境を接していて、川沿いにある「ロウワーザンベジ国立公園」は、ジンバブエ側は世界遺産に登録されている「マナ・プールズ国立公園」。同じ場所にザンビアとジンバブエから行くことができます。他にも、南米のイグアスの滝と並んで世界最大と言われているビクトリアの滝もジンバブエとの国境にあります。滝だけを見るのであれば、ジンバブエ側のヴィクトリアフォールズの方が街並みも整備されてる上に近いので、お隣のジンバブエもおススメ。ただしジンバブエは情勢が不安定な時もあるので注意が必要です。
6.マラウイ
アフリカの南東部に位置し、国土は九州と北海道を足したほどの小さな国、マラウイ。アフリカでは比較的治安が良いとされていて、世界中からの観光客がやってきます。アフリカというと暑い、というイメージですが、標高が高い地域が多いので雨季は20~30℃、乾季は10~20℃。そのうえ湿度も低いので、比較的過ごしやすい気候です。人気スポットはマラウイ湖。「湖のガラパゴス諸島」と言われるほど、固有種の多さと進化の多彩さで、淡水湖としては初めて世界遺産に登録されました。他にもたくさんの国立公園があり、見どころはたくさんです。
7.バヌアツ
南太平洋に浮かぶ83の島々からなる国、バヌアツ。神秘の絶景スポットがもりだくさんで、真っ白なビーチやどこまでも透き通った海だけではなく、「世界一火口に近づくことのできる火山」のヤスール火山やミレニアムケーブで洞窟探検を堪能することもできます。バンジージャンプの元になっているナゴールという儀式は、バヌアツのペンテコスト島で行われています。成人としての勇気を示すことと、豊作を祈願する儀式だそうで、今では多くの観光客が訪れています。
8.バーレーン
F1が開催されることで有名なバーレーンは、ペルシャ湾に浮かぶ33の島からなる小国。モスクだけでなく、メソポタミア文明とインダス文明を結ぶ交易の要衝として、少なくとも紀元前2300年頃には栄えていたといわれる場所にはバーレーン要塞があり、世界遺産に登録されています。その他にも、第一層はBC2800年頃に造られたとされるバルバル神殿や古墳群も見ごたえ十分。聖書時代のエデンの園の場所を示すため、1583年に植えられたとされている『生命の木』は、自然がもたらした奇跡として、世界中から観光客が訪れます。
9.ナミビア
世界で一番古くて美しい砂漠と言われ、絶景の宝庫として有名なナミブ砂漠があるナミビアは、アフリカ南西部にあり、想像を絶する自然が広がっています。赤褐色の砂丘が延々と続くナミブ砂漠で、世界一の美しい星空と言われる星空を堪能したり、オットセイの自然保護区のケープ・クロス、野生のフラミンゴが見られるウォルヴィスベイ、巨大なサファリパークのエトーシャ国立公園など、非日常的な旅をしたい人にはおススメの場所と言えます。
10.北マケドニア共和国(通称マケドニア)
マケドニア共和国の首都スコピエは、マザーテレサ生誕の地でもあります。美しい自然や歴史的建造物が残り、実は親日家が多い国でもあります。スコピエで1963年に起きた地震後の市街の復興には、日本人建築家、丹下健三氏の都市計画案が採用され、中央駅などは近代的で独特な雰囲気を醸し出しています。湖畔の旧市街に建つ教会群と湖がユネスコの複合遺産に登録されているオフリドや、紀元前4世紀に造られたといわれている古代ローマ都市遺跡のヘラクレアなど、観光スポットが数多く点在しています。