
こんにちは、私たちはAccidentally Wes Andersonです 👋
2017年に個人的な旅行プロジェクトとして始まったこのコミュニティは、今では世界中から集まる約200万人の旅人たちで賑わう場所へと成長しました。旅行とデザイン、そして偶然の出会いに魅了される私たちは、ウェス・アンダーソンの映画のワンシーンのような風景を求めて、世界中を旅しています。永遠の都ローマで、そんなシーンを探しに出かけましょう。街を彩る人々や場所、物語など、その魅力は尽きることがありません。おもしろ豆知識から、あまり知られていないおすすめスポットまで、旅に役立つ見逃せない情報を盛りだくさんでお届けします。
コロッセオのさらに先へ:ローマの隠れた名所を巡る
ローマには世界的に有名な観光名所が数多くありますが、その陰にはまだあまり知られていない名所やユニークな体験がたくさん隠されています。私たちの案内で、時にエスプレッソ休憩をはさみながら、永遠の都ローマの探索に出かけましょう。古代の路地を歩きながら、2,700年以上前の秘密を解き明かし、知られざる礼拝堂の修復作業をのぞき見し、イタリア最古の家族経営店のひとつで、その重厚な歴史を肌で感じる…。そんな盛りだくさんの体験をお届けします。さあ、さっそく出かけましょう!
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ローマの知られざる一面を発見
ローマへようこそ。ここでは、石畳の一つひとつに物語が息づいています。神秘的な逸話の数々、謎に包まれたドーム、世界最小の国、そしてスペイン階段に隠された知られざる由来など…。単なる都市を超えた、ドラマチックな魅力にあふれるこの場所は、まさに「生けるタイムマシン」と言えます。ここでしか味わえない、不思議と驚きに満ちた世界へ飛び込んでみましょう。
神話と銅像
捨てられた双子の赤子ロムルスとレムスが、母狼に育てられて生き延び、やがて世界を支配する文明を築いたというローマの起源の逸話は、まるでファンタジースリラーのよう。世界的に有名なオオカミと双子の姿は、古代神話にとどまらず、カピトリーノの丘にそびえる見事な青銅像となり、何世紀にもわたり街を見守ってきました。今ではローマの非公式のロゴとしても親しまれています。
神秘の驚異
荘厳なパンテオンの完璧なドームは、世界最大のドームとして、1958年まで2000年近くにわたり、他に類を見ない工学の粋を集めた傑作建築として君臨してきました。さらに興味深いのは、この古代の偉業を誰の功績とすべきかについて、歴史家たちの間で今なお議論が続いていること。とはいえ、帝国の栄枯盛衰や中世の暗黒時代をくぐり抜け、現代の建物ですら耐えられなかった数々の試練を生き延びてきたという事実に異論を挟む人はいません。
世界で最も小さな国
道路を渡るだけで国境を越えることができるのはローマだけです。バチカンは世界で最も小さな主権国家というだけでなく、国土の周りが完全にローマに囲まれた44ヘクタールの世界最小の国で、1929年にイタリア統一の最後の一手として建国されました。それ以前は、ローマ教皇が何世紀にもわたってローマを事実上統治し、永遠の都は歴史を通じて宗教の中心地であると同時に政治的な戦いの場でもありました。
スペイン広場の本当の歴史
スペイン広場は、歴史上最も成功したなりすましをやってのけました。スペイン広場は実はイタリアの設計で、フランスの教会とイタリアの広場を結ぶためにフランスの資金で建設されたものです!「スペイン」とのつながりといえば、近くに大使館があったというだけ。この135段の大理石の階段は、画家、詩人、モデル、そして何百万人もの観光客を迎え入れてきました。何世紀も経った今でもなお、訪れる人たちはこの国際的ななりすましに気づいていません。

ローマでの暗黙のルール
ローマを訪れるすべての人が知っておくべき暗黙のルール、ヒント、心得とは?おすすめの宿泊先
永遠の都ローマで過ごす時間を最大限に満喫するための宿泊先をいくつかご紹介します。徒歩で散策するのにも、快適なベッドから美しい景色を楽しむのにも最適です。

メルリーニ・ストルティとサンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会での見事な修復
近いうちにサンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会を訪れることがあれば、すぐれた美術作品があったはずの場所に大きな空間があるのに気づくかもしれません。でも心配は無用です。この「行方不明」の傑作は、ローマの古き伝統にならい修復作業中です。ほんの数ブロック先にあるメルリーニ・ストルティの工房では、専従の母娘ペアが美術館、教会、個人が所有する貴重な作品に新たな命を吹き込んでいます。この美術の聖域には、好奇心ある訪問者が入ることはかないませんが、教会を見学する際には、完全に修復された作品がこの神聖な空間の壁をいかに蘇らせるかを想像してみましょう。
筆遣いと植物:ローマでアートと自然が花開く場所
壮麗な遺跡や名所がひしめくローマには、創造性と植物への愛が静かに息づく場所もあります。何世紀も前に作られた傑作を修復する職人の手仕事、大理石の女神像に囲まれながら味わう一杯のエスプレッソ、かつては誰も立ち入ることのできなかった教皇の庭園の散策、そして、聖なる衣装を仕立てる繊細な技術との出会い。「永遠の都」ローマは今、やさしさと緑に満ちた、そしてどこか洗練されたもうひとつの顔を見せてくれます。それは、過去を大切に守りながら、現代にアートの命を吹き込む場所。隠れた工房、神聖な空間、そして緑に包まれた静寂の場所へ…。さあ、ご一緒に、ローマのもうひとつの物語をめぐる旅に出かけましょう。
開放された教皇の楽園:チェントロ・ラウダト・シ
ローマの古代の路地から南東にわずか13マイル(約21km)の場所にある教皇の有名な夏の避暑地カステル・ガンドルフォは、この百年来非公開で保存され、最近まで一般公開されていませんでした。2023年、教皇庁はセントロ・ラウダト・シに依頼して前例を破り、禁断の庭園への門を開放し、同時に訪問者に持続可能な管理について啓蒙することを決めました。かつては独占的だったこの教会堂の隠れ家が、何世紀にもわたる隠遁生活からようやく抜け出し、好奇心旺盛な巡礼者や植物愛好家たちを、以前は教皇だけが歩いた場所を散策するよう誘っています。
巨大な芸術作品に囲まれてカプチーノをどうぞ:カフェ・ムゼオ・アトリエ「カノーヴァ・タドリーニ」
ローマは控えめなファサードの裏にある驚きで、しばしば観察者を楽しませてくれます。伝説的彫刻家アントニオ・カノーヴァのお気に入りの弟子だったアダモ・タドリーニ、その創作の拠点だった空間が、現在は記念碑的なひねりを効かせたコーヒーバールになっています。スタンダードなカフェマキアートを飲んだり、サクサクのコルネットをかじりながら、1960年代までアトリエだった芸術的遺産の名残りである、実物よりも大きな石膏像や壮大な大理石の作品に囲まれてみましょう。カフェが空いている時でも、十分に「人々を眺める」ことができるはず。ただし、彼らは何世紀ものあいだ凍りついている石ですが!
アフォガートの職人:「バール・ファルネーゼ」のアンジェロ
17歳から「バール・ファルネーゼ」で朝の飲み物を名人芸で作り続けてきた、人々に愛されるブレザー姿のバリスタ、アンジェロ(85歳)は、ローマの永遠の精神を体現しています。この生きたランドマークは1956年に自己の技を完成させて以来、同じ丁寧な正確さで無数のカプチーノを作り、この街の集合的記憶の中の大切な登場人物となりました。この日常生活に根差したアルチザンに完璧なエスプレッソを頼んでみましょう。もう70年以上も、何十万人ものローマ市民に提供してきたその同じ手で、紛れもない愛情と本格さであなた向けに淹れてくれるはずです。
ローマ法皇御用達の靴下が手に入る「ガンマレッリ」
1798年以来、6世代にわたってカトリック教会の高位聖職者たちの装いを手がけてきた老舗仕立て屋「ガンマレッリ」。パンテオンの角を曲がった場所にあるこの由緒ある店では、教皇の靴下から典礼用ローブに至るまで、バチカンのエリートのためにあらゆる衣服を手掛けています。教皇や枢機卿と同じ生地で仕立てられた衣服を身にまとうなど、まさにここでしか味わえない「聖なる」ショッピング体験を楽しみましょう。

永遠の都ローマを満喫
ローマの曲がりくねった路地を、何週間も、あるいは何か月も歩き続けたとしても、古代から受け継がれてきた伝統料理や壮大な歴史、そして魅力あふれる文化のほんの一部を体験するのが精一杯でしょう。そんな永遠の都で味わうジェラートのひとくちは、まるでローマ神話の神々の世界へといざなわれるような、まさに至福のひととき。ローマという都市がかける尽きることない魔法をさっそく体験しましょう。
その他のAWAとQ&A
パスタのグルメ議論からピラミッドの目撃談まで、ローマの「ウェス・アンダーソンすぎる風景」を散策する際に知っておきたい質問と回答をまとめました。