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水の都はアートの都?!ヴェネツィアでアートを楽しむ

ヴェネツィアと言えば「水の都」として有名な観光地ですね。ただこの街には「アートの都」と言ってもいいほど、中世から現代まで、様々なアートが存在するのをご存知ですか? 今回は観光だけでなく、アートでも訪れる人々を魅了するヴェネツィアにフォーカス。行ったら必ず訪れたいアートスポットの数々をご紹介します。

ヴェネツィアは11世紀ごろ、東ローマ帝国内における免税特権を利用し、東西貿易や香辛料貿易を通して、莫大な富を築きました。その結果豊かな財力を持つパトロンが誕生し、この地でアートが盛んになったと言われています。

15世紀ごろ、フィレンツェを中心としたイタリア・ルネサンス美術がおこりました。イタリアでは多くの都市国家が形成されており、ヴェネツィアではヴェネツィア派の新様式がもたらされました。その中心となったのが、ティツィアーノ、ヴェロネーゼ、ティントレットなど。世界的に有名な画家達の作品が、ヴェネツィアの建物内部を華やかに飾っています。

例えば、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂。教会内部には、ティントレット作の壁画「カナの結婚」、ティツィアーノ作の天井画「ダビデとゴリアテ」、「イサクの犠牲」等の美しい絵が飾られています。

大きな丸屋根と白一色の八角形の建物の外観が美しいサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂

他にもヤコポ・ティントレットの67点に及ぶ絵画が素晴らしいサン・ロッコ教会など沢山ありますが、ヴェネツィアの美術を一挙に堪能できるのは、ヴェネチアアカデミア美術館

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以前は学校だった、ヴェネチアアカデミア美術館 ヴァポレットのアカデミアで降りるとすぐ目の前

14世紀から18世紀にかけてのヴェネツィア絵画を中心に、約2000点を数える充実したコレクションがみものです。多くの宗教画だけでなく、当時のヴェネツィアの街の面影をうかがい知ることのできる絵画もあります。中世のヴェネツィアに思いを馳せてみるのも楽しいかもしれません。

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建物自体も美しい。正面は、ティツィアーノの大作「聖母の神殿奉献」

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そのアカデミア美術館の素晴らしい作品をここ日本でも見ることができるのが「日伊国交樹立150周年特別展 アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」(東京・国立新美術館)。選りすぐられた約60点の名画によって、15世紀から17世紀初頭に至るヴェネツィア・ルネサンス絵画の展開を一望できます。ティツィアーノが晩年に手がけた祭壇画の大作、《受胎告知》(サン・サルヴァドール聖堂)が特別出品され、話題となっています。

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会場:国立新美術館 企画展示室2E 会期:2016年7月13日(水)~10月10日(月・祝) 詳細はこちらから。

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またこの展覧会は大阪にも巡回されます。 会場:国立国際美術館 会期:2016年10月22日(土)~2017年1月15日(日) 詳細はこちらから。

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現代アートも見どころ満載! 美術展などでよく耳にする「ビエンナーレ」という言葉。イタリア語で「二年に一度」を意味します。その語源になったのが、1895年から奇数年に開催されている現代美術の国際美術展覧会「ヴェネツィア・ビエンナーレ」。各国がパビリオンを構えて国の代表アーティストが展示を行うこの展覧会は「美術のオリンピック」と称されるほど。今年は偶数年なので、美術展ではなく国際建築展覧会「ヴェネツィア建築ビエンナーレ」が開催されています。

そんなヴェネツィアには、現代アートのスポットもいくつもあります。

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サン・マルコ広場の対岸にある「プンタ・デラ・ドガーナ」

例えば、グッチやサンローランなど有名ブランドを傘下に持つケリングの会長兼CEO(最高経営責任者)、フランソワ・ピノー氏の財団が所有する、現代美術館「プンタ・デラ・ドガーナ(Punta della Dogana)」。ピノー氏はアート・レビュー誌の「最もアート界に影響のある人物」にたびたび選ばれるほどのアートコレクターでもあります。この美術館は、サン・マルコ広場の対岸に17世紀に税関として建てられた古い建物を、安藤忠雄氏がリノベーションしました。館内ではピノー氏の膨大なコレクションを楽しむことができます。

ピノー財団が所有するもう一つの美術館は、「パラッツォ・グラッシ(Palazzo Grassi)」。18世紀にグラッシ家の宮殿として建てられましたが、長い間美術館として使われていました。そこをリノベーションし、2006年に現代アートの美術館としてリオープンしています。特別展や巡回展など見ごたえのある展覧会が開催されています。

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Fondazione Prada – Venezia, Ca’ Corner della Regina, Photo Agostino Osio, Courtesy Fondazione Prada

プラダ財団は2011年に、グランカナル沿いにある歴史的なパラッツォ(宮殿)「カ・コルネール・デッラ・レジーナ(Ca Corner della Regina)」に財団の展示スペースを開設。デザイナー、ミウッチャ・プラダは毎回アーティスティックなコレクションを発表していますが、それもそのはず、彼女も有名なアートコレクターなのです。2015年にはミラノにメインの美術館をオープンさせました。ヴェネツィアの美術館は展覧会が開催時のみのオープンですが、展覧会の内容は興味深く必見です。

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