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2018年「イスタンブール空港」開港
2018年10月29日、イスタンブールに新たな空港が開港しました。その名も「イスタンブール空港」。これまでは、アタテュルク国際空港が空の玄関口としての役割を果たしていましたが、今回開港したイスタンブール空港は、世界最大級。
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壮大な建設プロジェクトは現在も進行中で、最終的な完成予定は2028年。完成した暁には、総面積が東京ドーム1626個分、年間2億人を収容できるケタ違いのスケールとなります。
これからますます多くの旅行者を迎え、さらに活気にあふれるであろうトルコとイスタンブールから目が離せません。
イスタンブール行き航空券をチェック世界遺産その1:「イスタンブール歴史地域」
「西洋と東洋の架け橋」と称されるトルコ最大の都市、イスタンブール。東ローマ帝国やオスマン帝国の都として栄えたこの街には、モスクや宮殿、バザールといった見どころが満載。
歴史情緒と都会の躍動感を合わせ持つイスタンブールは、世界中の旅行者を魅了してやまない魔力を秘めています。
1985年には、特に重要な歴史的建造物が集中する一帯が「イスタンブール歴史地域」として世界遺産に登録されました。
美しすぎるブルー・モスクと対面
イスタンブールで真っ先に訪れたいのが「スルタンアフメット・ジャーミイ」、通称「ブルー・モスク」。
大小のドームと鉛筆のようなミナレット(尖塔)が見事に配置されたブルー・モスクは、均整の美が際立つオスマン様式の傑作。このモスクが世界で最も美しいモスクの一つであることに、異論はないでしょう。
外観に負けじと内部も美しく、イズニック産の装飾タイル約2万枚が、壁と天井を彩っています。
ブルー・モスクは、観光スポットであるのみならず、現役の祈りの場。一日に5回、モスクから流れるアザーン(礼拝への呼びかけ)を耳にすれば、「イスラムの国にやってきた!」という感慨が湧いてくると同時に、エキゾチックな旋律にうっとりするはずです。
【スポット情報】
ブルー・モスク(スルタンアフメット・ジャーミイ)
Sultan Ahmet Mahallesi, Atmeydanı Cd. No:7, 34122 Fatih/İstanbul,Turkey
http://www.sultanahmetcamii.org/
東西文化が混在する幻想世界、アヤソフィア
キリスト教とイスラム教、2つの宗教文化が混在する類まれなる建造物が「アヤソフィア」。ミナレットを頂く外観は普通のモスクのようですが、その背景には波乱万丈の歴史がありました。
東ローマ帝国時代の360年に建造され、15世紀まではキリスト教の教会として信仰を集めていましたが、オスマン帝国の時代にイスラム教のモスクに改修されることに・・・キリスト教の聖人のモザイク画はしっくいで隠され、上からイスラム様式の装飾が施されました。
20世紀に入ると、アヤソフィアは無宗教の博物館に転身。しっくいは取り払われ、東ローマ帝国時代の装飾が再び姿を現したのです。
キリスト教の聖人画やアラビア書道が混じり合うほの暗い内部は、息をのむほどの幻想空間。東西文化が混じり合うアヤソフィアは、西洋と東洋の交差点として繁栄してきたイスタンブールの縮図のようです。
【スポット情報】
アヤソフィア
Sultan Ahmet Mahallesi, Ayasofya Meydanı, 34122 Fatih/İstanbul,Turkey
http://ayasofyamuzesi.gov.tr/
オスマン帝国の至宝、トプカプ宮殿
イスタンブールに残る歴史的建造物のうち、オスマン帝国の栄華を最も強く感じられるのが、「トプカプ宮殿」。「トプ」は「大砲」、「カプ」は「門」を意味し、イスタンブール市街を見渡す小高い丘の上に建っています。
15~19世紀にかけては、オスマン帝国の国政の中心地となり、歴代のスルタンやその家族たちが暮らしていました。
外観こそ質実剛健ですが、宮殿内部では、オスマン帝国の絶大な富と権力を背景に、贅を尽くした装飾の数々に目を見張るはず。
スルタンの寵愛を受けた妃やスルタンの母らが生活し、骨肉の争いが繰り広げられていたハレムや、目もくらむばかりの宝飾品や玉座などが展示されている宝物館は必見です。
【スポット情報】
トプカプ宮殿
Cankurtaran Mahallesi, Topkapi Palace Museum, 34122 Fatih/İstanbul, Turkey
http://www.topkapisarayi.gov.tr/tr
巨大なバザールの迷宮に迷い込む
イスタンブールで最もエキサイティングな観光スポットの一つが、天蓋に覆われた巨大市場「グランド・バザール」。
迷路のような場内には5000もの店がひしめき合い、陶器やトルコランプ、オヤ、ハマムグッズ、ドライフルーツなど、ありとあらゆるトルコ土産がそろいます。
グランド・バザールは、買い物をせず歩くだけでも楽しい場所。市場を歩いていると、必ずといっていいほど、お店のスタッフから「チャイはどう?」と声をかけられます。
売り手とのコミュニケーションを楽しみながら歩いているだけで、あっという間に時間が過ぎてしまうはずです。
【スポット情報】
グランド・バザール
Beyazıt Mh., Kalpakçılar Cd. No:22, 34126 Fatih/İstanbul, Turkey
http://kapalicarsi.com.tr/tr/
世界遺産その2:オスマン帝国発祥の地ブルサ
オスマン帝国最初の都がおかれたブルサは、街全体が博物館のような古都。2014年には、近郊の村ジュマルクズックとともに「ブルサとジュマルクズック:オスマン帝国発祥の地」として世界遺産に登録されました。
イスタンブールの南、マルマラ海の対岸に位置するブルサへは、イスタンブールのイェニカプ港からフェリーとバスを乗り継いで約2時間。イスタンブールに比べると観光客の姿は圧倒的に少なく、普段着のトルコの魅力に触れられる穴場都市です。
世界遺産の街、ブルサの見どころ
ブルサのランドマーク的存在が、「ウル・ジャーミイ」。20のドームをもつ壮大なるモスクで、14世紀に建造されました。
独特の長方形の姿もさることながら、印象的なのがその内装。モスクとしては珍しく内部にお清め用の泉があり、壁や柱を彩るダイナミックなアラビア書道の数々も必見です。
【スポット情報】
ウル・ジャーミイ
Atatürk Caddesi, Bursa Türkiye, Merkez, 16010 Osmangazi/Bursa, Turkey
http://bursaulucamii.com/kim.html
ブルサを代表するもうひとつのモスクが、丘の中腹にある「イェシル・ジャーミイ」。小規模ながらも色鮮やかなグリーンのタイルで覆われた内部は、小宇宙さながらの神秘的な空間です。
【スポット情報】
イェシル・ジャーミイ
Yeşil, Green Mosque, 16360 Yıldırım/Bursa, Turkey
https://www.kulturportali.gov.tr/turkiye/bursa/gezilecekyer/yesil-cami
世界遺産3:トルコ最高の建築「セリミエ・モスク」
イスタンブールからバスでおよそ3時間。ギリシャとブルガリアとの国境にほど近いエディルネは、トルコが世界に誇る世界遺産のモスクを擁する街です。
「トルコ最高の建築」ともいわれる「セリミエ・ジャーミイ」は、オスマン帝国時代の16世紀、時のスルタン・セリム2世の命によって建てられたモスク。稀代の建築家ミマール・スィナンが設計を手がけました。
モスクを中心に病院や学校、救貧所などを備えた複合施設で、「セリミエ・モスクと複合施設群」として2011年に世界遺産に登録されています。
大きなドームと4本のミナレットをもつセリミエ・ジャーミイは、内部も重厚感と華やぎに満ちた堂々たる空間。スィナン独自の工法により、光がふんだんに降り注ぐ開放的な礼拝堂が実現しました。
天井を彩る装飾は、言葉を失うほど精緻で色鮮やか。たたみかけるように連なるアーチは、荘厳でエキゾチックな世界をつくり上げています。
【スポット情報】
セリミエ・ジャーミイ
Meydan, Mimar Sinan Cd., 22020 Edirne Merkez/Edirne, Turkey
http://www.kulturvarliklari.gov.tr/TR-44434/edirne-selimiye-camii-ve-kulliyesi-edirne.html
トルコを代表する観光スポットがひしめき合う大都会イスタンブールと、まだまだ外国人旅行者の姿が少ない穴場的観光地のブルサとエディルネ。これら3つの世界遺産をめぐれば、観光大国トルコがもつ、幅広く奥深い魅力を感じることができるはずです。
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