街に繰り出し、地元の人々とグルメを楽しむ。ドバイに豊富にある博物館、美術館に行くべき理由とは。
ドバイは、きらびやかな超高層ビルやラグジュアリーなホテルがすべてとお考えですか。別の見方もあります。UAEには、上質な文化の魅力もあります。定評あるフェスティバルや入念に企画された博物館、美術館を訪れると思い出に残る旅となることでしょう。
ドバイの文化と伝統の紹介
文化を愛する人々のパラダイス
未来感覚あふれる超高層ビル、巨大な人工島、きらびやかなショッピングモール。ドバイは輝きに満ち、熱狂しています。しかし輝かしい飾りの下には、歴史的に名高く豊かな精神と、魅力的な秘話を持つ首長国が隠されています。否定する声もありますが、その文化の真髄は簡単に見つけられます。それは、さまざまな博物館、美術館を訪れると実感します。学識の宝庫であるギャラリー、細心の注意を払い修復された空間、SF風の構想を通じて、あらゆる博物館、美術館が、ドバイの過去、現在、未来を物語っています。ドバイの文化を堪能する旅は、最新のイベントカレンダーに従って計画してください。
ドバイでのおすすめ文化イベント
ドバイは芸術と文化を巧みに融合させています。ではどのように体験していけばいいのでしょうか。アート・ドバイの前衛的なパフォーマンスから、エミレーツ航空文学フェスティバルの心温まる詩の朗読まで、どこから巡り始めるべきか迷ってしまいます。旅の思い出の1ページとなるドバイの文化イベントを紹介します。
アート・ドバイ
芸術、デザイン、創造性の聖域
マディナ・ジュメイラ

4月
2007年に開設された国際的なアートフェア。当初から熱狂的なファンを集めており、大胆で慣習に逆らう創造力を追求することで、中東での傑出した現代芸術イベントに成長しています。毎年、ドバイのギャラリースペースにMENA(中東と北アフリカ)地域と南アジアから90を超えるギャラリーが参加。特別に委託されたプロジェクトや有名なアーティストによるパフォーマンスが紹介されます。アーティストとキュレーターによる一連の展示会や演奏会と教育ワークショップなどプログラムは盛りだくさん。毎年恒例のアブラージグループ・アートプライズおよび厳選されるグローバル・アート・フォーラムの受賞者による作品の発表でクライマックスを迎えます。
見どころ:
- アーティスト主導の、子供向けプログラム
- グローバル・アート・フォーラムのアーティスト、建築家、研究者、キュレーター
- アート・ドバイ・コレクター・トーク
エミレーツ航空文学フェスティバル
ストーリーテリングの祭典
世界的に著名な作家、中東の作家、パフォーマー、思索家と、文学愛好者である聴衆が一堂に会するフェスティバルです。ブックローンチ、出版界で最高の文学者たちによる参加無料の講演会、詩の朗読、パフォーマンス、あらゆる読者向けのアクティビティーなども開催されます。ロマンチックコメディーから調査報道にいたるまで、ジャンルを問わない、究極のストーリーテリングの祭典。人々を魅了する言葉を紡ぎ出すクリエーターたちが作り上げる夢のような時間です。
見どころ:
- ブッカー賞受賞作家たちによる、文学の旅の討論会
- 記事調査報道ジャーナリストによる、受賞歴のある解説の執筆について
- 探検家や経験豊かな旅行者による、変化を起こす体験について

ドバイ文化のプチ情報:
ドバイの漁業集落が開拓されたのは1833年。
原油が発掘される以前は、真珠採取が主たる事業でした。
アル・ファヒディ要塞はドバイ最古の建築物です
シッカ・アート&デザイン・フェスティバル
斬新な創造的エネルギー
アル・シンダガ地区

2月または/かつ3月
中東を拠点とするアーティストやクリエーターによる視覚芸術、実験的なパフォーマンス、音楽、映画などが開催される色鮮やかな、定評あるフェスティバル。首長国文化シーズンの主要イベントです。入場は無料。料理のワークショップや先駆的なデジタルプロジェクトから、魅力的な伝統音楽のパフォーマンスや著名な写真家との地区散策まで、あらゆるイベントに参加できます。
見どころ:
- シッカ・スーパー・クラブでの斬新なグルメメニュー
- 工芸品、アート小物の露店
- 新人アーティスト向けプログラムの描画に挑戦

UAE建国記念日フェスティバル
愛国心と豊かな色彩
ドバイ

12月2日
首長国のきらびやかさと魅力が全開する、毎年恒例の祭典を楽しむのはいかがでしょう。夜空に花火が咲き、街中では緻密に計画されたパレードも催されます。市民も国外在住者も、7首長国が1つに統一されたことを記念し、祝います。翻る大量の国旗、曲芸飛行、ウォーターフロントでの舞台舞踊、ライブ演奏、子供向け遊園地などプログラムも盛りだくさん。ブルジュ・ハリファを背景にした壮大なLEDショーや、ドバイを象徴するブルジュ・アル・アラブの上空で打ち上げられる花火もお見逃しなく。
見どころ:
- 通りの自動車の列
- ドバイ噴水の光のショー
- ブルジュ・アル・アラブの花火
ドバイ・デザイン・ウィーク
クール&コンテンポラリーデザイン
ウォーターフロント・テラス

11月。
コンセプトショップ、地元デザイナーのショールームやカフェなどが集まる魅力的な地区であるドバイ・デザイン地区とのコラボレーションで開催されるフェスティバル。ワークショップや展示会が行われ、インスタレーションが展示されます。工芸品や家具つくり、文化的デザインや材料に注目するトークもあります。毎年中心となるのは、家具見本市である「ダウンタウン・デザイン」。世界的なメーカーや思索家が一堂に会し、私たちの空間がどのように進化していくのか、その未来を見通します。ポータルのようなエントランス、空と雲にインスピレーションを得た、夢のような円形劇場などの、斬新なインスタレーションをお見逃しなく。
見どころ:
- 世界的ブランドによるポップアップ家具インスタレーション
- クリエーター主導の直接参加型ワークショップ
- 大規模屋外インスタレーション
ドバイのおすすめ博物館、美術館
首長国の過去を散策したり、進化し続ける、世界的な大国の未来を想像したり。ドバイには評価の高い施設が数多くあることに圧倒されるかもしれません。ここでは、ドバイのおすすめ博物館、美術館を紹介します。
ドバイ博物館
UAEの人々の伝統的な日常生活
アル・ファヒディ・フォート
ドバイに現存する最古の建築物、アル・ファヒディ要塞内にあるドバイ博物館でドバイの歴史を詳しく学びましょう。来館者はUAEの人々の伝統的な日常生活を展示するギャラリーや展示室を見学できます。模擬市場を歩いて巡りましょう。砂漠に住むベドウィンの日常生活や、真珠の採取や取引の様子を探訪できます。漁村から、現在の世界的な大国に急激に発展した首長国を生き生きと活写しています。

エティハド博物館
UAEの成り立ち
1 ジュメイラ ストリート
航空会社の系列会社(エティハドはアラビア語で単に組合と訳される)ではなく、UAEの成り立ちと1971年の建国までの道のりを詳細に解説しています。インタラクティブな展示、マルチメディアディスプレー、年表や貴重な工芸品が、建国の祖やその未来への構想のストーリーを物語っています。近隣の、円形のユニオンハウスでの無料見学会もあります。ここでは、UAE憲法に歴史的な調印がなされました。

アル・ファヒディ要塞
豪奢になる以前の日常生活
1 ジュメイラ ストリート
原油発見による経済発展前には、ドバイは単に砂漠にある漁村に過ぎませんでした。1787年に建造されたこの象徴的な要塞は、豪奢になる以前のドバイの日常生活を、来館者に展示しています。かつては国王の拠点、防備を固めた住居、兵器庫、牢であった要塞。伝統的な風の塔と中庭は、細心の注意を払い修復されています。午後をゆっくりと過ごすには最適な、魅力的なスポットです。

シェイク・ムハンマド文化理解センター
習慣と伝統
アル ムサラ ロード
障壁を取り除くことを念頭に企画された、文化的な見学と体験ができるシェイク・ムハンマド文化理解センターを訪れて、ドバイの習慣と伝統への理解を深めてみましょう。アル・ファヒディ歴史地区に向かい、モスク内をかいま見て、スーク周辺を散策するのも楽しい過ごし方です。また、バラリート(クリスピーな甘いパスタ)やチェバブ(カルダモンパンケーキ)など、UAEの人々の伝統料理を堪能しましょう。

ドバイ・フレーム
過去、現在、未来
ザビール・パーク
高所恐怖症でなければ、高さ150mの、ドバイを象徴する「額縁」の展望台から、息を呑むような景観を満喫してください。一方にドバイの歴史的重要地区を、他方にはモダンなドバイを望むことができます。下階の魅力的なギャラリーから見学を始めましょう。ここではドバイの過去が物語られます。次に展望デッキ(現在)に進み、最後にUAEの将来の姿を視覚化した最終ギャラリーに至ります。

未来博物館
未来の生活はどうなるか
シェイク ザイード ロード、トレード センター
2022年に華々しく開館した未来博物館では、来館者は2071年への旅にタイムスリップします。インタラクティブな展示を使い、私たちの世界は将来どのようになるのか、それまでに人類はどのようなことに到達できるのか、を学ぶことができます。宇宙ステーションから地球を見つめ、再生可能エネルギー源としての月の活用方法について思いを巡らせてみましょう。次に熱帯雨林アマゾンに入り、人工知能とバイオデザインが地球の生態系を回復させるプロセスについて学びます。

ドバイ文化のプチ情報:
公共の場では、過度の飲酒をせず、酔っている姿を見せないこと。
公共の場では、愛情表現は避けること。過剰な場合は投獄される場合があります。
飲食には右手を使用すること。
ドバイ旅行の平均的な費用
ドバイ文化旅行の費用の目安です:
ドバイ国際空港からドバイダウンタウンまでのタクシー料金:50~70ディルハム
ミドルクラスのレストランでの食事(2名):200~300ディルハム
ドバイ博物館ギフトショップの土産品:20~50ディルハム
公共交通機関1日乗車パス(地下鉄とバス):20~25ディルハム

豪奢やSFのような革新性以上に、ドバイには掘り下げるに値する深い文化的精神があります。前衛的なアートフェスティバルから未来を予見させる魅力的な博物館や美術館まで、ドバイの文化的な旅を計画するのは、今です。
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