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スペイン北西部にあるサンティアゴ・デ・コンポステーラ

サンティアゴ・デ・コンポステーラはスペイン北西部、ガリシア州の都市。中世に十二使途最初の殉教者であるヤコブの墓が発見された場所で、ローマ、エサレムと並ぶカトリック三大巡礼地のひとつに数えられています。中世より ヨーロッパ全土からの巡礼者が集まり今もなお歩く人が絶えない1000年以上の歴史を誇る巡礼路です。旧市街は1985年にUNESCO世界遺産に登録。世界遺産に登録されているサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の終着地にもなっています。郊外にはサンティアゴ・デ・コンポステーラ空港があり、マドリード、 バルセロナ他の国内主要都市のほか、イギリス、フランス、ドイツ、 イタリアなどへの国際定期便も発着しています。

巡礼路の終着地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラ

巡礼路の終着地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラには、聖ヤコブの遺骸があるとされています。スペインでは、ナバラ州からカスティーリャ・イ・レオン州の北部を西に横切り、ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう「フランスの道」が主要となっています。最盛期には年間50万人以上の人々が行交った場所で、生活を捨て、あらゆる階級の人々が、等しく自分の足を使って向かったそうです。現在、サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼の道は、その歴史的意義より、全行程が世界遺産に登録されています。巡礼の終着地点には、12世紀初めに完成されたロマネスク様式の最高傑作サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂があります。