1. 城下町として栄えた盛岡の魅力 江戸時代の南部藩時代には水陸の交通の要衝として栄えた城下町、盛岡。明治時代の歌人・石川啄木の出生地としても有名です。
東京から東北新幹線で約2時間、また大阪、名古屋、福岡などからも飛行機でで1〜2時間、乗り換えなしで行ける便利さも魅力。市内には、江戸時代から、明治、大正を経て昭和時代の歴史的建造物が残り、ノスタルジックな雰囲気を楽しめます。
2. 桜の名所も!史跡やレジャーさまざまなスポットが楽しめる「盛岡城址公園」 まず注目したいのは、ニューヨーク・タイムズの記事でも紹介された「盛岡城跡公園」。かつて盛岡藩の初代藩主、南部信直が1597年に築城を始めたと伝えられている盛岡城があった地で、明治時代には陸軍省の所管となり、1874年には大半が取り壊されています。1906年には近代公園の先駆者として知られる長岡安平氏の設計により「岩手公園」として整備されました。
県内有数の桜スポットとしても有名。ソメイヨシノやエドヒガン、ヤマザクラをはじめとする数々の品種の桜が約250本植樹されており、毎年4月下旬から5月上旬にかけて、見事に咲き誇る桜を楽しめます。
3. 重厚感のある鐘楼も必見! 9.2ヘクタールもの敷地面積を誇る「盛岡城址公園」には、盛岡市を深く知ることができるスポットがたくさん。石川啄木や宮沢賢治、新渡戸稲造など盛岡にゆかりのある人物の碑のほか、もりおか歴史文化会館などの博物館、さらに多目的広場や芝生広場などの憩いの場も。敷地内をゆっくり散策すれば、さまざまな魅力に触れられるはず。
そのなかでも必見なのが、江戸時代から伝わり現在は県指定有形文化財となっている鐘楼(しょうろう)「日影門外時鐘(ひかげもんそとじしょう)」。鐘楼とはお寺や教会などで、鐘を設置している施設のこと。もともと日影門付近にあったものが、明治時代に現在の位置に移設されました。竜頭までの大きさは2.03メートル、惣廻り3.79メートルもあり、重量は3,597キログラムにもなるのだとか。1955年頃までは市民の人々に時刻を知らせるために活躍していたそうで、現在は除夜の鐘の時に使われているそうですよ。
4. 盛岡の郷土料理を食す 岩手県南部に伝わる名物料理といえば、「わんこそば」。小さなお椀に入ったそばを食べると次々とそばが入れられ、お椀に蓋をして“ごちそうさま”の合図をするまでお代わりを継ぎ足してくれる伝統料理です。花巻や一関など、周辺の各地域よって提供の方法が少し違いますが、盛岡では給仕さんが掛け声とともに一口分のそばを入れてくれるのが定番。「はい、じゃんじゃん!はい、どんどん!」といったリズミカルな掛け声とともに、わんこそばを楽しくいただけます。
ニューヨーク・タイムズの記事では、盛岡で明治40年から続く老舗そば料理店「東家」が紹介されました。名物のわんこそばをはじめ、温かいそばや冷たいそばの一品料理、丼物などさまざまなメニューを提供している人気店です。地元の人にも愛される老舗店で、本場ならではの味を試したいですね。
5. 盛岡を象徴する「開運橋」近くに佇むジャズ喫茶の名店 盛岡市を流れる北上川に架かる、真っ白なアーチ型の「開運橋」。盛岡駅と市街地を結ぶ道にあるので、盛岡を旅していたら一度は通る機会があるはず。盛岡の街の風景とともに天気が良ければ、岩手県を象徴する岩手山も見える人気スポットです。アーチ部分にはLED電球が飾られており、夜はライトアップされてまた違う表情を見せてくれます。
ニューヨーク・タイムズでは、この橋の近くにある「Cafe Jazz 開運橋のジョニー」が紹介されていました。世界的に活躍するジャズピアニストの穐吉敏子(あきよし としこ)さんの大ファンである、店主の“ジョニー”こと照井顕(てるい けん)さんが営む全国的に有名なジャズ喫茶の名店です。ジャズを聴きながらコーヒーやお酒を楽しめる、大人の空間。ジャズファンならずとも、たくさんのレコードに囲まれたレトロな雰囲気を満喫できそう!
6. 無料見学ゾーンも!古き良き時代の情緒が漂う赤レンガの建物「岩手銀行赤レンガ館」 それぞれの時代の歴史情緒が残る盛岡市で、最後にチェックしておきたいのが市内の中心地にある「岩手銀行赤レンガ館」。1911(明治44)年に盛岡銀行の本店として建設された、重厚な建物です。1994(平成6)年には現役の銀行として初の国の重要文化財に指定され、2012(平成24)年に銀行の営業を終了。2016(平成28)年には公開施設としてオープンし、一般の人も入館できるようになりました。
かつての時代背景を彷彿とさせるインテリアが広がるエントランスホールやライブラリー、ラウンジなど、無料で見学できるエリアと、旧支配人室や応接室、バーチャルシアターなど有料ゾーンに分かれています。古き良き時代の風情が感じられるノスタルジックな雰囲気に、しばし浸ってみてはいかがでしょう。