スカイスキャナー ニュース 芸術の都パリの歌劇場「オペラ・ガルニエ」徹底ガイド 観劇方法から施設見学まですべてご紹介します

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芸術の都パリの歌劇場「オペラ・ガルニエ」徹底ガイド 観劇方法から施設見学まですべてご紹介します

「オペラ座」と通称されるパリの歌劇場「オペラ・ガルニエ」は、バレエやコンサートを中心に、年間を通して世界トップクラスの舞台芸術が集います。舞台以外にもシャルル・ガルニエにより設計された、大理石や彫刻、金箔が散りばめられた内外装は必見です。今回はそんな「オペラ・ガルニエ」での観劇方法から施設内見学までを地球の歩き方パリWeb特派員の加藤 亨延さんにご紹介いただきます。

「オペラ座」と通称される「オペラ・ガルニエ」外観

パリを代表する歌劇場

1875年に完成したオペラ・ガルニエは、ナポレオン三世の治世である第二帝政下で行われたパリ改造(区画整理事業)の一環として建てられました。「オペラ(パレ)・ガルニエ」という名称は設計者シャルル・ガルニエの名前から来ています。赤と金を基調にした2000人収容のとても豪華な劇場です。

大理石でできた大階段

正面入口から入り、まず目に飛び込んでくるのが大理石の大階段です。一段一段上るごとに、これから始まる舞台への期待を一層高めてくれます。劇場内はどこもきらびやかですが、全面に金箔が貼られ、何点ものシャンデリアが下がる大広間はぜひ訪れたいスポット。加えて、もし観劇までに時間があるなら、劇場のバーでシャンパンを片手に優雅なひと時を過ごしても良いですね。

何点ものシャンデリアが下がる豪華な大広間

さて、舞台の時間も迫ってきたので、客席へ移動しましょう。客席の上部にはシャガールによる天井画『夢の花束』が、巨大シャンデリと共に客席を覆うように描かれています。かつての天井画はジュール・ウジェーヌ・ルヌヴーによる作品で飾られていましたが、1964年に今のものに一新されて現在に至っています。

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客席の上部にある天井画『夢の花束』

ガストン・ルルーの小説『オペラ座の怪人』でモデルになったのも、ここオペラ・ガルニエです。小説やミュージカルでも描写されている大階段や巨大シャンデリアのほかに、物語の中で「怪人の指定席」と書かれた2階5番ボックス席も劇場内に存在しています。

「怪人の指定席」と書かれた2階5番ボックス

【スポット情報】 オペラ(パレ)・ガルニエ(Palais Garnier) 住所:Place de l’Opéra , 75009 Paris 電話番号:+33 (0)8 92 89 90 90 (月~土曜日 9:00~19:00)

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「観劇」と「見学」2種類の楽しみ方

オペラ・ガルニエで観劇したい場合は、まずパリ国立オペラのウェブサイトで公演スケジュールをチェックしてみましょう。公演場所が「オペラ・ガルニエ」となっているものを選び、インターネットまたは劇場窓口、市内プレイガイドで購入します。チケットの値段は公演内容と席の場所によって、かなりの差があります。公演当日は、時間になるとオペラ・ガルニエの正面入口が開くため、そこから劇場内へ入ります。

劇場舞台

観劇の時間が取れない人や内装をじっくり見たいという人は、日中に有料で劇場内見学ができます。見学方法は自由見学とガイド付きツアーの2種類。見学の際の入口は正面ではなく、西側(オペラ・ガルニエを正面にして左側)の入口から劇場内へ入ります。チケット売り場がありますので、そこで見学用のチケットを購入。ガイド付きツアーに参加したい場合は、同じくチケット売り場で申し込むこともできますし、インターネットで予約・購入もできます。ガイドツアーの所要時間は90分。フランス語と英語で毎日行われています。ただし舞台の準備のため内部見学ができない日もあります(閉場情報は公式サイトで発表されています)。

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観劇時の服装

「オペラ座で観劇」というと盛装しなければ、と思うかもしれませんが、実際は人それぞれ。高価な席ではタキシードやイブニングドレスで着飾った人がいる一方で、普段着で観劇している人も多いです。席により値段も大きく差があり、観客はそれぞれのペースで舞台を楽しんでいます。気負う必要はありませんよ。

「オペラ・ガルニエ」周辺のおすすめホテルとレストラン

オペラ・ガルニエでの観劇を存分に楽しみたいのなら劇場近くのホテル滞在がおすすめです。夜遅くなってもすぐに帰れますし、劇場の周辺には遅い時間帯まで開いているレンストランやカフェは多いからです。オペラ・ガルニエの西側にある「インターコンチネンタル・パリ・ル・グラン(InterContinental Paris le Grand)」もそんな便利なホテルの一つです。

「インターコンチネンタル・パリ・ル・グラン」外観

1862年に開業した同ホテルは、ネオバロック様式の建築が特徴的です。1867年のパリ万博に合わせて建てられ、世界からの来賓をもてなしました。同ホテルによれば、「インターコンチネンタル・パリ・ル・グラン」はかつて「オペラ座のホテル」と呼ばれ、音楽会やバレエを愛する人々の待ち合わせ場所だったそうです。ホテルの豪華な内装は、観劇後もまだ劇場内にいるかのような雰囲気を味わわせてくれます。

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「インターコンチネンタル・パリ・ル・グラン」内観

ホテルに併設するレストラン・バー「カフェ・ド・ラ・ぺ(The Café de la Paix)」は、オペラ・ガルニエと同じくシャルル・ガルニエによる設計です。年中無休でディナー時間帯は18時から23時30分まで開いており、観劇前後の空腹を満たすこともできます。本格的なコース料理からサンドイッチといった軽食、カフェ利用まで目的に合わせて使えます。

「カフェ・ド・ラ・ペ」店内

【ホテル情報】 インターコンチネンタル・パリ・ル・グラン(InterContinental Paris le Grand) 住所:2 Rue Scribe, Paris ,75009, France 電話番号:+33 (0)1 40 07 36 00

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アクセス方法

オペラ・ガルニエはパリ中心部にあり交通の便はとても良いです。最寄り駅は地下鉄3・7・8号線が集まるオペラ駅で、RER A線オベール駅も地下鉄オペラ駅と地下通路で連絡しています。オペラ・ガルニエの西側には、市内とパリの玄関口のシャルル・ド・ゴール空港とをつなぐロワシーバスの乗り場もあります。

オペラ駅

オペラ・ガルニエはパリのランドマーク的な建物の一つです。劇場ですので、できれば観劇をして、その場の雰囲気を味わうことをおすすめします。フランスの舞台芸術と、それを取り巻く文化の一端をより感じることができるはずです。

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筆者ご紹介

地球の歩き方パリWeb特派員 加藤 亨延

ジャーナリスト。日本メディアに海外事情を寄稿。日・仏・英の比較文化が専門。ロンドンにて公共政策学修士を修めた後、日本で雑誌記者として活動する。2009年よりパリ在住。欧州を中心に約60カ国800都市に渡航経験あり。仏外務省プレスカード所持。フランス/パリの旬の話題を中心に更新していきます。地球の歩き方パリWeb特派員ブログからお届けしています。


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