- 目次
- テニス四大国際大会(グランドスラム)のひとつ・ウィンブルドン選手権
- ウィンブルドン観戦に便利な注目スポットのご紹介
テニス四大国際大会(グランドスラム)のひとつ・ウィンブルドン選手権
開催地はロンドン西部のウィンブルドンにある、「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」。このクラブ自体は1854年に、当時流行っていたクローケーを愛好する紳士4人が発足させました。
ヒースロー国際空港からウィンブルドンへのアクセス
地下鉄ピカデリー線でアールズ・コート駅まで行き、そこからディストリクト線のウィンブルドン行きに乗り換える方法が簡単。でもアールズ・コート駅のディストリクト線プラットフォームは、行き先を示す掲示板が旧式(良く言えばレトロでアンティーク)なので初めて見ると戸惑います。次に来る電車の終着駅に矢印が点灯されるのでそれを確認し、またプラットフォームに入ってくる電車の運転車輌上部の掲示もチェックすれば間違いないでしょう。
会場への最寄り駅はサウスフィールズ駅(Southfields)で、そこから徒歩15分、路線バス493番のセントジョージ・ホスピタル(St George’s Hospital)行きに乗れば5分で到着します。サウスフィールズ駅の改札を出たら目の前にある道ウィンブルドン・パーク・ロード(Wimbledon Park Road)を右手に向かうと目指すバス停が見えてきますし、そのまま歩けば会場に着きます。
ウィンブルドン 観戦チケットの購入方法は?
実はこれが最大の難関。色々な方法があるので、ざっくり概略を説明しましょう。英国外からでも便利なのは公式ウェブサイトでの抽選「ザ・バロット(The Ballot)」。これは試合の前年11月1日から12月15日の間のみ、公式ウェブサイトから申し込めます。ですので、2017年のチケットは既に終了してしまったので購入することはできませんが、2018年こそは!と思っている方へご紹介いたします。
注意:現在はWebサイトには購入期間中でない為、「抽選は現在行われていません」とのみ表示されます。
もし英国内に居住している、もしくはお友達が居住しているならば、同クラブから郵送で(または直接クラブで)申請書をもらい、抽選申込書を郵送する事もできます。受付期間はやはり試合前年の8月1日~12月31日。
なお、どちらの方法も抽選で、当選確率はおよそ10%(一割)ほどと言われています。当選した人には2月頃から通知が来始めます。しかし、抽選の場合は日付もチケットタイプ(センターコートや、第1コート等)も主催者側がランダムに決めたものが通知されます。もし、その日付・チケットタイプでは購入したくない人は断る事もあるため、その場合はまた他の人に振り分けて通知される、という仕組みになっています。
そこで多くのテニス・ファンは、当日チケットを買うために並びます。しかも当日早朝に並んだのでは入手できない可能性が大きいので、専用キャンプ場に前泊。テントは各自で用意しますが、キャンプ場の使用料はかかりません。ただテントや寝袋など大荷物は会場に持ち込み禁止のため、荷物預かり所に£5を払って保管してもらう事になります。
当日チケットの料金はセンターコートの場合、今年初日は£56、それからトーナメントが進むにつれ£73、£95、£112、£135、£155、£190と料金が上がっていきます。他にも第1コートから第3コート、あと入場のみでコートに入れないグラウンド・チケットなど。料金詳細がわかる公式サイトはこちらです。
ウィンブルドンの観戦時の服装・マナーについて
服装は清潔めなカジュアルでOK、でもラフ過ぎないもの。帽子や折り畳めるウォータープルーフ・ジャケットもあった方が無難です。マナーは、音楽や大騒ぎ・過度のアルコール摂取などNGとはいえ、普通の日本人ならば特に気にするほどの事はないでしょう。観戦時は日傘や大きすぎる応援幕など他の人々の視野を妨げるものは避け、携帯電話をサイレント・モードにしたり、カメラのフラッシュを使わないなども常識です。
ウィンブルドン観戦に便利な注目スポットのご紹介
ウィンブルドン選手権時のホテルやレストランはというと
ウィンブルドンや近郊のリッチモンドなどにホテルは沢山ありますが、選手権の開催期間中は料金高騰、しかも早いうちに満室になります。ロンドン市内からも十分に日帰りできるので、特にウィンブルドンに泊まる必要はありません。
レストラン、カフェ、パブ等も最寄りのサウスフィールズ駅、ウィンブルドン・パーク駅の周辺に充実しています。しかし、テニス会場の周辺にはお店がほとんどないのでご注意ください。会場内にはカフェもありますが、試合当日はかなり混雑します。また、屋台スタイルの店もありますので、軽食や飲み物を買うか、事前に軽食や飲み物を用意して持ち込みましょう。
ウィンブルドン近郊のおすすめ観光スポット
せっかくロンドンに来たからには王宮も見てみたい!という方は、ハンプトン・コート宮殿まで足を運んでみてはいかかでしょうか。こちらは、かつてヘンリー8世が所有していた居城のひとつ。王族や貴族が住んでいたのは18世紀までで、今は一般公開されています。
中世の生活ぶりが再現されていたり、一日に三回は役者さん達が寸劇を演じていたり、歴史ファンには興味の尽きない場所です。また夏は美しい庭園を鑑賞したり、有名な巨大迷路にチャレンジすることもできる王宮です。
テニス観戦の合間にロンドンならではの名所を満喫して、素敵な公園でたっぷり充電してください。
筆者ご紹介 | ||
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| 地球の歩き方ロンドンWeb特派員 小野 雅子ロンドン西郊外に住む会社員、職場はヒースロー空港周辺です。在英20年以上の経験値を発揮して、初めてイギリスへいらっしゃる方にも興味深く分かりやすいロンドン観光&生活ガイドとしてお役に立てれば…と思います。個人ブログ「ロンパラ!」/地球の歩き方ロンドンWeb特派員 |
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