マルセイユ 旅行・観光

古代ギリシャにさかのぼる市内中心部と、魅力的で太陽光溢れる海岸線を誇るマルセイユへの旅行では、文化、歴史、ビーチライフを堪能できます。かつてはちょっとラフな場所だったものの今では洗練されたハーバーを探索し、さらに深く掘り下げてストリートアート、美術館、シックなレストラン、そしてサッカーチームのオリンピックドマルセイユへの愛によって結ばれた多文化の人々に出会いましょう。

マルセイユ旅行のハイライト

サッカーに夢中

マルセイユの人々がこよなく愛するのは、なんといっても地元サッカーチーム。フランスのサッカーシーズンである8月~5月にマルセイユを訪れれば、フランス最大のクラブサッカースタジアムであるオランジュ・ヴェロドロームで、熱狂的な応援とともに試合を楽しむことができます。チケットが取れなかった場合でも、旧港の巨大スクリーンで観戦すれば、サポーターたちの熱気を存分に感じることができます。

マルセイユの名物料理

マルセイユの最も有名な料理、ブイヤベースは、旅の中でぜひ味わいたい一品です。香り高い魚介類のスープで、発祥は地元の漁師が獲り残しを無駄にせず、工夫して作り出したものが始まりと言われています。現在では、高級レストランから屋台やカフェまで、街中で広く提供されています。家族経営のレストラン「Michel」や、近くの漁村レグードまで足を伸ばして、新鮮な素材を使ったブイヤベースを堪能するのもおすすめです。

歴史的眺望

マルセイユ旅行で特に印象に残るのが、ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院からの眺望です。ローマ・ビザンティン様式の大聖堂は、市内で最も高い場所に位置しており、360度のパノラマビューが楽しめます。内部は美しいモザイクや壁画で飾られており、その壮麗さに圧倒されること間違いなしです。マルセイユ中心部からは急な坂道を登ることになりますが、足に負担をかけたくない場合は、旧港から60番のバスを利用するのも便利です。

マルセイユ旅行のベストシーズンをチェック

マルセイユの気候

4月~5月:冬の強風が4月にも続くことがあるため、重ね着できる服を準備しておくと安心です。気温が上がる季節には、周辺のプロヴァンスの田舎にも足を延ばしてみましょう。

6月〜8月:気温は29℃を超えることが多くなり、地元のビーチは日光浴を求める人々で賑わいます。野外フェスティバルに行くなら、この時期がおすすめです。

9月〜10月:海水浴や海岸沿いのハイキングにぴったりの気候です。人ごみを避けてゆったりと過ごすなら、近郊の国立カランク公園の散策路へ。

11月~3月:マルセイユは地中海気候に属していますが、冬は気温が氷点下に下がることもあり、寒く感じることがあります。また、冬季は強風が吹くことも多く、一部の観光名所は休業します。

マルセイユのイベント

フェスティバル・ド・マルセイユ(6月から7月):マルセイユの豊かな文化の多様性と活気あるアートシーンを街中の会場で体験できるフェスティバル。ダンスパフォーマンスや音楽コンサート、映画上映、講演など、様々なイベントが街全体を彩り、訪れる人々を魅了します。

フィエスタ・デ・スッド(10月):1992年以来マルセイユの目玉イベントとして知られるこの音楽フェスティバルでは、ポップ、ラップ、ヒップホップ、ロック、フォーク、ワールドミュージックなど、さまざまなジャンルのミュージシャンや新進気鋭のアーティストが出演します。

フォワール・オ・サントン(11月から1月):この地方独自のお祭りで、プロヴァンスならではのクリスマスを体験してみましょう。サントンとは、キリストの誕生を描いた小さな粘土の置物のこと。伝統的なサントンを販売する露店のほか、家族向けのワークショップや子ども向けのアクティビティも楽しむことができます。

1,000億件の価格情報を、スカイスキャナーがスキャンしてお届けします。

マルセイユの格安バカンスを予約するために価格を比較しよう

マルセイユへの旅行をこちらで一括予約

マルセイユの最高のエリア

ル・パニエ

歴史的建造物が楽しめ、さらに中心部という立地の良さから、ル・パニエはマルセイユ滞在に最適なエリアのひとつです。市内で最も古い地区であり、ストリートアートを探したり、職人のショップをのぞいたり、日当たりの良い広場で一杯楽しんだりと、午後の散策にぴったりの場所です。ネオクラシック様式の修道院兼礼拝堂「ラ・ヴィエイユ・シャリテ」は、博物館と文化センターを兼ねており、時間をかけて訪れる価値があります。

〈おすすめ〉歴史、カフェ、ストリートアート

旧港

マルセイユ中心の旧港は、海に囲まれた滞在にぴったりのエリアです。漁船を眺めたり、理想のヨットを探しながら、ウォーターフロントにあるレストランで地中海の新鮮なシーフードと絶景を楽しめます。早起きしたら、港の有名な市場で獲れたての魚介類を購入し、ユニークな写真を撮影するのもおすすめです。

〈おすすめ〉人間観察、景色、市場

プラド・ペリエ

マルセイユで日常生活を味わうのに最適な宿泊先をお探しなら、プラド・ペリエがおすすめです。この住宅街には、市内随一の学校や緑地、プラドの活気あふれる日常市場があります。地元の生活を満喫した後は、市内の主要アトラクションへバスや地下鉄で簡単にアクセスできます。

〈おすすめ〉公園、ショッピング、地元の暮らし

マルセイユのおすすめアクティビティ

carlos sanchez pereyra

家族向けのおすすめアクティビティ

マルセイユには家族で楽しめるアウトドアアクティビティが盛りだくさん。国立カランク公園ではセーリングツアーを予約して、静かな入り江やビーチを探検しましょう。旧港からシャトルボートでフリウル諸島へ行き、アレクサンドル・デュマの名作「モンテ・クリスト伯」に登場するシャトー・ディフを見学するのもおすすめです。

ショッピング

マルセイユでのショッピングは、デザイナーズブティックも魅力的ですが、特に市場やヴィンテージショップが有名です。中でも、マルセイユ名物のマルシェ・デ・カプサンは必見スポット。ここでは焼きたてのペストリーから、色とりどりの北アフリカ産スパイス、地元の特産品まで、さまざまな商品を手に入れることができます。

文化に触れる

マルセイユの博物館は、街の住民と同様に多様でダイナミックな魅力を持っています。地域の遺産は、Mucem、マルセイユ歴史博物館、そしてロンシャン宮で展示されています。現代美術は、カンティーニ美術館と現代美術館(MAC)の主軸となっています。マルセイユ・アーバンアート美術館は、街の最高のストリートアートを屋外トレイルとして楽しめます。

おすすめフードスポット

マルセイユのレストランは高級レストランのレベルを押し上げていますが、予算が限られているなら、レスタク地区のフードトラックで、ひよこ豆のフリッター、マルセイユ風ピザ、マグレブ風フラットブレッドなどの伝統的な軽食を楽しみましょう。この街の多文化コミュニティを味わうには、伝統的なフランス料理からクレオール料理、アルジェリア料理まで何でも揃うクール・ジュリアンがおすすめです。

ナイトライフ

マルセイユは、その温暖な気候により、夜でも屋外で楽しめる場所が多いのが特徴です。夏には旧港にあるウォーターフロントのバーでパスティスを一杯ひっかけたら、アフロビートやドリルミュージック、EDMなど、さまざまなジャンルの音楽を堪能できるルーフトップのクラブへ繰り出しましょう。旧港、ル・パニエ、ル・クール・ジュリアンは、マルセイユのナイトライフの中心として知られる活気あるスポットです。

無料のおすすめアクティビティ

マルセイユには、格安旅行向けの無料のアクティビティが揃っています。旧港やル・パニエ地区を散策し、その独特の雰囲気を満喫するだけで、素晴らしい時間を過ごせます。また、市立美術館では常設コレクションの鑑賞が無料で、芸術に触れることができます(特別展は有料)。ボレリー公園では、植物園や湖、城を散策しながら、緑豊かな自然を楽しみましょう。

マルセイユ 旅行を計画

お得に楽しむ

入念に計画を立てれば、マルセイユへの格安旅行は十分に可能です。市内の観光名所を歩いて回り、無料入館日を利用して美術館や博物館を訪れれば、費用を抑えることができます。レストランでの軽食は約15ユーロ、短距離のタクシーは約10ユーロです。また、カフェでのコーヒーは約3ユーロで楽しめます。

マルセイユ発の日帰り旅行

車で約30分の距離にあるエクス・アン・プロヴァンスでは、エレガントな石畳の通りを散策し、ポスト印象派の巨匠ポール・セザンヌの旧アトリエを訪れることができます。美術史に興味があるなら、電車で1時間ほどの距離にあるアルルを訪れてみましょう。ここにはフィンセント・ファン・ゴッホ・アルル財団や魅力的なローマ遺跡があり、カマルグ地方への玄関口としても知られています。

マルセイユでの移動

マルセイユの公共交通機関は発達しており、バス、路面電車、シーシャトルなどで街をスムーズに移動できます。シティパスを利用すれば、美術館の入場券やシティバイクの無制限利用が含まれており、お得です。渋滞時には運転がストレスになることもあるので、市外への日帰り旅行を計画していない限り、レンタカーを借りるのは避けた方が賢明です。公共交通機関をうまく活用して、快適な旅行を楽しみましょう。

マルセイユ旅行に関するよくある質問

マルセイユ旅行中の一般的な支出やアクティビティーにはユーロ(EUR)が必要です。
かつては汚くて危険という評判があったマルセイユですが、そのイメージは大きく変わりました。ただし、安全上気も付けるべきことがいくつかあります。暗くなってからは一人で歩き回らないようにし、貴重品を目立たないように持ち歩き、観光客で賑わうエリアではスリに注意しましょう。そうすれば、マルセイユ 旅行を問題なく楽しめるはずです。
マルセイユが最も寒くなるのは1月で、この時期の最低気温は約3°Cまで下がります。
マルセイユで最もよく使われている言語はフランス語です。
マルセイユの旧港からル・パニエまで、この街は人を感動させる魅力に溢れています。マルセイユを存分に味わえる見どころリストをチェックしたら、いよいよ冒険のスタートです。
マルセイユは一年中晴れていますが、おすすめは春と秋です。十分暖かいため泳ぐこともでき、その上、夏の暑さや混雑を避けることができます。フェスティバルや屋外コンサートがお好きなら、暑くても夏のハイシーズンにマルセイユ旅行を予約するのがおすすめです。
マルセイユで最も気温が高くなるのは8月で、30°Cにも達することもあります。
平均降雨量が104ミリの11月は、マルセイユで最も雨の多い月です。空が曇ったら、屋内に入り、市内のギャラリーやショップ、博物館などを最大限に楽しみましょう。
旧港、博物館、街のグルメシーンを満喫するには、少なくとも2〜3日は必要です。あまり知られていない地区を散策したり、海岸沿いにカランク国立公園まで足を延ばすのもおすすめです。
マルセイユでの休暇にかかる費用は、出発地、旅行時期、宿泊先などによって異なります。マルセイユへの航空券や滞在先ホテルは、一般的に、繁忙期には高額になりますが、閑散期に旅行することで節約できます。