いつの時代、どこの国においても例外なく、その当時、当地の芸術の粋が集められた宗教建築物は、とても荘厳で美しいもの。これらの宗教建築物を通じ、その国の文化に触れることができるため、海外旅行に出かければ、誰もが必ず立ち寄るほど人気の観光スポットとなっています。今回は世界で人気の宗教建築ランキングをご紹介します。
世界の宗教建築ランキング5位:シュエダゴン・パゴダ

ミャンマー最大の都市ヤンゴン市街中心部の北にある、小高い丘の上に建つシュエダゴン・パゴダ。高さ98メートルのミャンマー最大規模の仏塔(パゴダ)で、ミャンマーのシンボル的存在になっています。その最頂部には、76カラットのダイヤモンドを中心に、総計5451個のダイヤモンド、2317個のルビー、サファイアなどの宝石が散りばめられています。
世界の宗教建築ランキング4位:聖ワシリイ大聖堂

ロシア連邦の首都モスクワの中心部、赤の広場にあるロシア正教会の大聖堂。17世紀から19世紀にかけて、現在見られる計九つの玉ねぎ型のドームが造られ、彩色が施されたそうです。1990年には「モスクワのクレムリンと赤の広場」の名称で世界遺産に登録。ロシアの聖堂の中でも、最も美しい建造物のひとつとされています。
世界の宗教建築ランキング3位:バハイ寺院

インドのデリーにあるバハイ教の礼拝堂。蓮の花のような形状をしていることから、ロータス・テンプルとも呼ばれています。参拝・観光で訪れるインド人はもちろん、その美しいデザインに魅かれ、世界中から多くの人が訪れるデリーの観光名所のひとつに数えられています。
世界の宗教建築ランキング2位:シェイク・ザイード・モスク

アラブ首長国連邦アブダビ郊外の砂漠の真ん中にあるシェイク・ザイード・モスク。82個のドーム、約1000本の円柱、野球場5個分の面積を誇り、40,000人を収容できるという世界第3位の広さを誇るモスクです。ここに収容されている世界最大のペルシア絨毯はギネスにも載り、面積は5,627平方メートル、重量が47トン。世界最大のシャンデリアは直径10メートル、高さ15メートル、重量9トン以上といわれ、何百万個ものスワロフスキー・クリスタルが使用されています。
世界の宗教建築ランキング1位:タージ・マハル

一度は見たい世界遺産ランキングに常に上位に入る「タージマハル」はインドの首都・デリーから急行列車に乗って2~3時間の位置にあるアーグラーの街の霊廟。ムガール帝国の皇帝シャージャハーンが愛妻ムムターズマハルの死を悲しんで、約22年の歳月をかけて建てさせたもので、イスラム建築の最高傑作として1983年に世界遺産に登録されました。