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オリンピック発祥の地、ギリシャの古代遺跡を訪ねる

四年に一度開催されるスポーツの祭典、オリンピック。今年はあと1ヶ月ほどでリオデジャネイロで開催されます。近代オリンピックが始まったのは1896年で、またその前身、古代オリンピックが始まったのは紀元前8世紀ごろと言われています。当時は「オリンピア祭典競技」と呼ばれる宗教行事のひとつでした。 今回は古代オリンピックが開催されたオリンピアをはじめとするギリシャの遺跡に注目。現実の世界から少し離れ、神話と古代ギリシャ人のつながりを感じてみるのはいかがでしょうか。

1.オリンピア

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Photo Credit:ギリシャ大使館

全能の神、ゼウスの聖地として栄えたオリンピア。19世紀に発掘されたその遺跡には、古典古代における「世界の七不思議」の一つに数えられているゼウス像が安置されていたと記録されています。そのゼウス神殿を取り巻くように、ヘラ神殿、体育館、パラエストラ(闘技場)、レオニディオン(宿泊施設)、そして石のアーチをくぐるとスタディオン(競技場)があります。古代オリンピックの第1回大会から実施されたスタディオン走は、このスタディオンにある約192mを一直線に走る短距離走で、その距離はゼウスの足裏600歩分に相当し、ヘラクレスがこの距離を実測したとも伝えられています。

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Photo Credit:ギリシャ大使館

近代オリンピックの聖火は今でも、オリンピアの遺跡の中のヘラ神殿跡で採火式が行われています。採火の方法は太陽の光を凹面鏡で集め、トーチに火を灯すというもの。4年後にもここで、東京オリンピックの聖火が採火されます。

アクセス方法:アテネからバスで約5時間半。

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2.パルテノン神殿

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Photo Credit:ギリシャ大使館

古典時代のギリシャ建築の傑作の一つで、ギリシャのシンボルとも言えるアテナイ(アテネ)のアクロポリスの丘に建つパルテノン神殿。アテナイの守護神でギリシア神話の女神アテーナーを祀っており、紀元前438年に完成したと言われています。

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Photo Credit:ギリシャ大使館

教会やモスクとして使用された時期もありましたが、地震や戦争に巻き込まれたことにより破壊、破損が進みました。そのため長い年月をかけ今もなお修復作業が行われています。神殿のあるアクロポリスの丘に立つと、神話の世界やその神々を信奉した古代ギリシャの人々の思いが伝わってきそうです。 ちなみにUNESCOのシンボルマークは、パルテノン神殿を形どったものです。

アクセス:地下鉄2号線AKROPOLI駅から徒歩約12分。シンタグマ広場のフィレリノン通りからバス230番でAkropoli下車、徒歩約3分。

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3.デルフィ(デルフォイ)

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Photo Credit:ギリシャ大使館

首都アテネから北西へ約180kmのところにあり、古代ギリシャでは「大地のヘソ(世界の中心)」と信じられていたデルフィ。アポロン神が信仰されるようになったのは紀元前8世紀頃。巫女がアポロンの信託(神のお告げ)を受けた神域として、ギリシャでは最古のものです。「汝自身を知れ」、「過ぎたるは及ばざるがごとし」などの格言が刻まれた壁は今も現存し、神秘的なムードが漂います。

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Photo Credit:ギリシャ大使館

アポロンの神殿に続く参道には、奉納品や像、宝庫が並び、この地が大いに繁栄したことが伺えます。

アクセス:アテネからは、KTELのリオシオン・ターミナル発の長距離バスで約2時間半。

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4.クレタ島

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Photo Credit:ギリシャ大使館

エーゲ海の南に浮かぶクレタ島には世界最大級の重要遺跡があります。伝説のミノス王の名前をとったミノス文明(ミノア文明とも呼ばれている)は、ギリシャの様々な文明の原型とも言われています。紀元前2000年紀初頭に建設されたクノッソスなどクレタ島各地に建設された宮殿は、政治だけでなく、宗教、経済、手工業の中心でした。採掘された土器や装身具、色鮮やかなフレスコ画が当時の美術や工芸技術の高さを物語っています。

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Photo Credit:ギリシャ大使館

クノッソス宮殿はギリシャ神話の牛頭人身の獣人ミノタウロスの物語と深い関係があります。迷宮(ラビリンス)もこのミノス王の物語から発しているというのですから、神話はただの伝説ではなく実際に起こったことなのではないかと思えてしまうほどです。

アクセス:イラクリオンからバスで約30分ほど。

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国内でも古代ギリシャに触れられる展覧会が開催

今すぐにはギリシャに行けないけれど、古代ギリシャに触れてみたいという方におススメなのが、特別展「古代ギリシャ―時空を超えた旅―」。東京上野公園にある東京国立博物館の平成館で9月19日(月・祝)まで開催されています。ぜひ一度足を運んでみては?

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今日の西欧文化の原点となった古代ギリシャの世界を、時代を追って紹介しているこの展覧会。多神教だった古代ギリシャは、たくさんの神々がそれぞれの自然現象や領域を司っていました。展覧会では、古代ギリシャの神々と人間のかかわり方がわかるだけでなく、究極に美しい古代ギリシャの美がローマへと継承されていく様子も見てとることができます。

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この展覧会は、長崎と神戸にも巡回します。この機会に長崎や神戸を訪ねながら、古代ギリシャに思いを馳せるのもいいかもしれませんね。

長崎展 場所:長崎県美術館 住所:〒850-0862 長崎県長崎市出島町2-1 会期:2016年10月14日(金)~12月11日(日)

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神戸展 場所:神戸市立博物館 住所:〒650-0034 神戸市中央区京町24 会期:2016年12月23日(金・祝)~2017年4月2日(日)

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