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【旅のカメラ講座①】これで差がつく!プロが教えるスマホとミラーレス一眼の今更聞けないあれこれ

旅先で絶景写真やグルメを撮影して自分のSNSにあげたい!でもスマホにデジカメ、何を使ってどう撮ったらベストな写真が撮れるの?と思っている方も多いのでは? そこで今回から3回にわたって現役のプロカメラマン、タカハシ カズヒコさんに、スマホとデジカメの違いや、”フォトジェニック”、そしてインスタグラマーの皆さんなら”インスタ映え”なスポットを上手に撮影するためのコツを教えてもらいましょう。

 

 

進化を続けるスマホ内蔵カメラと意外な落とし穴

セレブや米国大統領が自撮りした画像がSNSなどを中心に数十万回もシェアされたことがキッカケで、2013年頃に米国を中心に社会現象となり、今や文化として浸透した『自撮り(セルフィー)』。その流行の波は日本にも時を待たずにネットの海を越えて上陸することになり、昨今では家電量販店でも自撮り棒などが売られていますが、実は意外なところに落とし穴が。それは、「インカメラ」の存在です。スマホには基本的に操作する側と背面、2つのカメラが搭載されていますが、セルフィーをおこなう操作側のカメラはインカメラと言って、背面側のメイン(アウト)カメラと比較して、画素数もF値(レンズの明るさを示す数値。小さいほど明るい)もメインカメラのほうが性能が良いものが搭載されています。また、フラッシュ機能もインカメラ側にはほとんど付属されていません。

自撮り(セルフィー)はインカメラの画素数

iPhone7(Plusも同じ)を例に挙げますと、メインカメラ1,200万画素に対し、インカメラは700万画素です。ニーズの多さからか、最近ではこのインカメラの画素数が高いものも販売されており、HUAWEI P9~10Galaxy S8+などではインカメラ800万画素というスマホも登場しています。でもなるべくならメインカメラで撮りたいものですよね。旅先では勇気を出して、”Would you please take a picture of us?”(写真を撮ってくれませんか?)の精神で、より良い1枚を残したいものです。

スマホカメラの利点

そんなスマホ内蔵カメラ事情。プロのカメラマン視点でも目を見張る機能や機種が数多くあります。中でも最大のアドバンテージは、その携帯性、つまり持ち運びやすさです。そして、普段からデバイスとして使いなれているせいもあり、ちょっとした瞬間を綺麗に、すぐに撮れる、この利点に勝るものは他に存在しません。旅行前に久々に押し入れから取り出したデジカメ、すぐに操作を思い出せますか?その点、スマホは普段使いの延長なので、シャッターチャンスとの”間”がないことが最大の利点。また、撮られる側への配慮も優れていて、職業柄、大きなデジタル一眼レフのカメラなどを持ち運ぶことも多いですが、それらを向けられると大抵の方は身構えてしまい、自然さが損なわれることも。その点、スマホでは気兼ねなく撮らせてもらえますね。

デジタル一眼レフカメラを向けると身構えてしまいます。

スマホカメラ戦国時代の異端児、ミラーレス一眼

”ミラーレス一眼”という単語をここ数年でよく耳にしたり、見かけたりしませんか?従来の一眼レフカメラではカメラ内にミラー(鏡)が存在し、レンズが捉えた景色を反射させることで識別する一方、この鏡がない代わりにデータ映像に変換するために「ミラーレス」という呼称をします。

レンズの種類も豊富なミラーレス一眼カメラ

映像変換をしている時間差分、”決定的瞬間”を撮影するにはやはり光学式ファインダーの一眼レフのほうが優れている、ということになります。とはいえ、スマホほどとは言わないまでも、携帯性、性能は勝るとも劣らないミラーレス。そこで実際に両者で同じ被写体を撮影してみました。

風景ではそんなに差が出ないミラーレスとスマホ
風景ではそんなに差が出ないミラーレスとスマホ

※ミラーレス一眼カメラ:OM-D E-M1 Mark II(OLYMPUS)
※スマホ:Galaxy S8+
雲の明暗や夕焼けの発色など、ミラーレス一眼側のほうが若干綺麗に撮れてはいますが、あまり変化はありません。風景を撮るには、スマホのメインカメラでもミラーレス一眼と遜色なく撮ることができます。

 

プロが教える、『スマホ撮影に適さないもの』

ここまで読んで、「だったらスマホで良さそう」と思ったあなた、実はスマホにも不得意な部分があります。実際に旅先などで、風景などは思う通りに撮影ができても、食べ物や小さな被写体が想像とは違った、なんて経験をしたことはありませんか? それはあなたのテクニックの問題ではなく、スマホが小さな被写体を撮影することに、物理的に優れないためです。では実際に撮影比較をしてみましょう。

小さな被写体を撮影することに適さないスマホ
小さな被写体を撮影することに適さないスマホ

※ミラーレス一眼カメラ:OM-D E-M1 Mark II(OLYMPUS)
※スマホ:Galaxy S8+

背景が鮮明すぎて、全体的に冴えない感じになってしまいました。理由は、マクロ撮影向きに造られてはいないこと、そしてレンズがやや広角であることが原因です。決して撮れないわけではありませんが、より良く撮影するには、一眼レフ、ミラーレスなどの大きなカメラのほうに軍配があがります。

これまでの案内で、小旅行程度ならスマホのメインカメラでも十分に美麗な写真が写せることがわかりました。また、昨今では、スマホアプリも便利なものが増えて、画像投稿時に便利なフィルタやトリミングなど編集を加えることもできるようになりましたので、弱点を編集で補う、という行為が昔に比べて、格段に楽になりました。とはいえ、元から綺麗なものはさらに編集ができる、ということでもありますので、やはり旅行に多く行かれる方は、ミラーレス一眼も選択肢の一つとして考えると旅の思い出が鮮明かつ美麗に残ることでしょう。

Instagram編集画面

 

こちらは、いずれもInstagram。便利な編集がお手軽に可能です。

筆者プロフィール

タカハシ カズヒコ

デザイン業務の傍ら写真家デビュー2011年に独立。約15年のキャリアで都内を中心に日本全国で活動中。カメラマンとデザイナー視点で写し出します。

 

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