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長時間のフライトも安心・エコノミー症候群の予防法

楽しい海外旅行。目的地に着くまでの移動時間も、これから始まる旅への期待に自然と胸が高鳴ります。しかし、そんな気持ちとは裏腹に、長時間のフライトは正直辛いと感じる方も多いはず。狭いスペースに座ったままではなかなかリラックスできず、エコノミー症候群の不安も。機内でより快適に過ごすために、エコノミー症候群になる原因と予防方法をご紹介します。

 

機内でより快適に過ごすために知っておきたい、エコノミー症候群になる原因と予防方法

エコノミー症候群とは

狭い空間で長時間同じ体勢で過ごしていると、血行不良が起こり、血液が固まりやすくなります。この血の固まりの一部が血流にのって肺に流れてしまうと、肺の血管を閉塞してしまい、肺塞栓などを誘発する危険があります。これを深部静脈血栓症/肺塞栓症、いわゆるエコノミー症候群といいます。
飛行機のエコノミークラスなど、狭い座席に長時間座り、足を動かさずに同じ姿勢でいる時に生じやすいことから、エコノミー症候群と呼ばれていますが、エコノミークラスに限らず、ビジネスクラスや車、バス、オフィスでのデスクワークなどでも発症する可能性があります。

 

狭い座席に長時間座り、足を動かさずに同じ姿勢でいる時に生じやすい

どんな症状が起こるのか

初期症状として、膝から下が赤くなったり、腫れたり、痛みを感じたりします。このような症状を放っておいてしまうと、足にできた血栓が肺に詰まり、胸痛、呼吸困難、失神などの症状が出現し、非常に危険な状態になります。このような症状が現れた場合は、「すぐ治るだろう」と放っておかず、すぐに医療機関を受診しましょう。

初期症状は放置せず、医療機関へ

予防のために心がけると良いこと

予防のためには
 ①時々軽い体操やストレッチ運動を行う
 ②十分に、そしてこまめに水分を取る
 ③アルコールを控える。できれば禁煙する
 ④ゆったりとした服装をし、ベルトをきつく締めない
 ⑤かかとの上げ下ろし運動(1時間に1度、20~30回程度が目安)をしたりふくらはぎを軽くもんだりする
 ⑥眠るときは足をあげる
などを行いましょう。

なかでも「足を動かすこと」と「水分を取る」ことはエコノミー症候群対策として重要です。機内の座席が窓側の場合、トイレに行きづらいと感じ、水分を取ることを控えてしまう人もいるかもしれません。しかし、水分が不足してしまうと血栓が生じやすくなってしまうため、機内ではいつも以上にこまめな水分補給を心がけましょう。また、トイレに行くことで体を動かし、同じ体勢でこり固まった体をほぐすこともできます。

「足を動かすこと」と「水分を取る」ことが重要

機内でもできる足の運動

運動が大事だとわかっていても、狭い機内ではなかなかスペースがなく難しいですよね。そこで、自分の席に座ったまま簡単にできる、エコノミー症候群予防のための足の運動をご紹介します。
 ①足の指でグーをつくる
 ②足の指を開く
 ③足を上下につま先立ちする
 ④つま先を引き上げる
 ⑤ひざを両手で抱え、足の力を抜いて足首を回す
 ⑥ふくらはぎを軽くもむ

自分の席に座ったまま簡単にできる足の運動
出典:厚生労働省ウェブサイト「エコノミークラス症候群予防のために」

エコノミー症候群になりやすい人

高齢者・肥満である・妊娠中や出産直後である・外傷や骨折の治療中・最近手術を受けた・下肢に麻痺がある・血が固まりやすい体質である・慢性の心肺疾患がある、といった条件に当てはまる人は、特に注意が必要です。

エコノミー症候群の予防を心がけることで、長時間のフライトストレスを少しでも軽減し、旅行を思いっきり満喫したいですね!

出典:厚生労働省ホームページ
「エコノミー症候群の予防のために」
「深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)の予防について」
を一部編集して作成

※本記事は、一般的な参考情報の提供を目的としており、医療上のアドバイスを与えるものではありません。個別のケースに関する医療上のアドバイス、および最新情報については、医療機関にご確認ください。

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