【2026年導入予定】ヨーロッパに行く際必要な「ETIAS(エティアス)」はいつから?申請について知っておきたいこと

2026年から導入される予定の渡航認証システム「ETIAS(エティアス)」。日本のパスポートを所持している場合、短期滞在であっても、事前に申請し認証を受けなければいけません。今後ヨーロッパを渡航する際に必要となるETIASについて、導入時期や申請方法などをわかりやすく解説します。

1. ETIAS(エティアス)とは

ヨーロッパ諸国に入国する際に必要となる、事前渡航認証システム「ETIAS(エティアス)」。入国者の情報を事前にかつ正確に共有することで、テロや犯罪の抑止、難民の大量流入を抑制する目的で導入される制度です。

日本のように90日以内の観光はビザが不要という、ビザ免除国のパスポートを持っている渡航者にとっては、入国審査がより効率的になるというメリットも期待されています。例えば、ETIASを利用してEU圏内へ入国する場合、最初に到着した国にて入国審査が行われ、次のEU圏内の国へ渡航は、入国審査は行われることはなくなります。

ただし、ビザとは性質が異なるため、事前にこのシステムで認証されたとしても入国できるという保証はなく、最終的な入国可否は入国審査官の判断に委ねられていることも認識しておいたほうがよさそうです。

ヨーロッパへの渡航には、 ETIASが必要となります

2. ETIASはいつから適用される?

記事公開日現在、ETIASの運用開始は2026年第四半期の予定とされています。

このシステムの導入後は、万が一渡航日にETIASの認証がない場合は、飛行機や船舶などへ搭乗ができないというケースにもなりかねないので、渡航することが決まったら早めに申請しておく必要があります。

3. EU非加盟国も導入!入国の際にETIASが必要なヨーロッパの国

記事公開日現在、入国の際にETIASが必要な国は30カ国です。EU加盟国や非加盟国に関わらず、ETIASを導入する国があります。今後変更になる場合もあるので、公式サイトで確認してください。

  • オーストリア

  • ベルギー

  • ブルガリア

  • クロアチア

  • チェコ

  • デンマーク

  • エストニア

  • フィンランド

  • フランス

  • ドイツ

  • ギリシャ

  • ハンガリー

  • アイスランド

  • イタリア

  • ラトビア

  • リヒテンシュタイン

  • リトアニア

  • ルクセンブルク

  • マルタ

  • オランダ

  • ノルウェー

  • ポーランド

  • ポルトガル

  • ルーマニア

  • スロバキア

  • スロベニア

  • スペイン

  • スウェーデン

  • スイス

  • キプロス

ただし、イギリス、アイルランドに行く場合は、ETIASは不要ですが、これらの国々に滞在中、ETIAS導入国に渡航する場合は申請が必要になります。また、イギリスに渡航する場合には、イギリス版ETIASであるETA(Electronic Travel Authorisation)を取得する必要があります。

EU非加盟国でも導入している国があるので注意が必要です

4. ETIASを申請する必要がある人と渡航目的

日本のパスポートを所持している人が下記の渡航目的で入国する場合、年齢を問わずETIASの申請が必要となります。家族連れの方はお子様の分も忘れないよう注意しましょう。

  • 90日未満の短期滞在(一般的な観光もしくは短期ビジネス)

  • 目的地に向かうための乗り継ぎ、乗り換えで、入国を伴う場合*

上記以外の目的はビザの申請が必要になるので、渡航国の情報を参考にしてください。

*乗り継ぎ、乗り換え時に、空港を出ない(第三国に入国しない)場合は対象外

5. ETIASの申請に必要な書類と料金

ETIASは、パソコンやスマートフォン、タブレットいずれかを使って、オンラインで申請できます。申請時に必要なものは下記3点です。記事公開日現在の情報では、ETIASの申請に必要な費用は20ユーロとされており、18歳未満および70歳以上は無料となる見込みです。

  • メールアドレス
    審査結果のメールを受信できるメールアドレスを登録する必要があります。gmailなどのフリーメールアドレスも使用可能ですが、申請結果が迷惑メールフォルダに受信されてしまう場合もあるので注意が必要です。

  • 有効なパスポート
    ICチップ搭載で機械読み取り式のパスポートが必要です。パスポートの残存期間が3ヶ月以上残っているかどうかも必ず確認しましょう。

  • クレジットカードもしくはPaypalアカウント
    使用可能なクレジットカード情報も必要となります。ETIASの申請者とクレジットカード名義人が異なっていても審査の問題にはなりません。

スマートフォンからも申請は可能です

6. 申請フォームの入力事項

ETIAS公式サイトのオンライン申請フォームに、下記事項を入力します。

  • 申請者情報(氏名、性別、生年月日、国籍などの基本情報)

  • パスポート情報(有効なパスポートの番号、発効日、有効期限のほか、他国のパスポート所持の有無など)

  • 連絡先(現住所、出身地、Eメールアドレス、緊急連絡先など)

  • その他質問の回答(最初に入国する国や滞在先、就労や学歴に関する情報など)

  • 適格性の質問(伝染病や疾患、犯罪歴、戦争地域国への渡航歴、過去のオーバーステイの有無など10項目ほどの質問)

  • 決済に関する情報(クレジットカードの番号や有効期限など)

7. 申請にかかる期間

渡航希望者が安全な人物であり、入国にふさわしいかを判断するため、上記の情報をもとにさまざまなデータベースと照合しながら審査されます。認証された場合は「渡航認証許可」の通知メールが届きます。

結果を受け取るまでの期間は、通常数分〜最大で30日かかる場合もあるということも把握しておきましょう。運用の初期段階は、混雑やシステムトラブルなども懸念されるため、早めに申請しておいたほうがよさそうです。

ETIASは余裕を持って申請しましょう

8. パスポートの期限も要チェック!ETIASの有効期間

ETIASの有効期限は3年とされており、有効期間内であれば対象国に何度も渡航することができます。ただし、ETIASを申請した時に入力したパスポートの有効期限が切れてしまうと、ETIASも失効してしまいますので注意が必要です。

9. ETIASが認証されなかった場合どうすればよい?

申請しても、万が一認証されなかった場合は、ETIASを利用しての欧州渡航は認められません。渡航予定の国の大使館や領事館にて、ビザの申請を相談する必要があります。
参考:https://etias-web.com/

※ETIASは、記事公開日現在まだ導入されていないため、不確定事項が多く、今後、変更となる可能性があります。記事内の情報は公開日時点のものです。渡航の際には最新の公式情報をご確認ください。

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