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ピサはイタリア中部のアルノ川河口近くの都市で、古くから交通の要塞として栄え、11世紀には東邦貿易などで繁栄しました。
1063年に建設が始まったドゥオーモ(大聖堂)の鐘楼として、1173年に建設が着工された斜塔は、もちろん建築当初は傾いていませんでした。しかし、アルノ川が運んできた土砂の上に建てられたため地盤が弱く、1185年に第3層(約10メートル)の高さになった時には地盤が沈んでしまい、傾き始めていたそうです。
それから何度も修正と中断を繰り返し、実に着工から199年もの年月が経った1372年に完成しています。重さ14,453トン、外周の直径は17m、高さは北側で54.8m南側で 55.65m。一時は5.5度も傾いていましたが、1990年から2001年に行われた地盤を改善する工事により、今では3.99度まで修正されました。そして現在は、安全上に問題はないとされ、最上階まで登ることができます。296段もある階段を上ると、そこには奇跡の広場だけでなく、赤い瓦屋根の町並みを見下ろすことができます。
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イタリア語で「Piazza dei Miracoli」を直訳した、奇跡の広場。奇跡的に美しいから、その名がつけられたのだそうです。12世紀ごろのイタリア人には、栄華を誇ったこのピサの建物の美しさが、奇跡のようだと思ったのでしょうか。実際にこの建築美は、11世紀から14世紀にかけてイタリアの建築芸術に大きな影響を及ぼしたといわれています。それほど、美しかったのですね。
斜塔だけじゃない。ピサには魅力がたくさん!
フィレンツェから一時間弱で行けるピサは、観光地として常に人気の都市ですが、フィレンツェから日帰りする人が多いのではないでしょうか。ただピサに宿泊しないと見られないのが、奇跡の広場の夜景。まさしく奇跡的な美しさです。
ピサはガリレオ・ガリレイの故郷でもあり、アルノ河畔からドゥオーモ広場への旧市街にはガリレオが住んだ家や、かつてのピサの栄華を誇る中世の建物が並び、散策も楽しめます。また、6月16日に行われるルミナーラも有名ですね。2016年には12万個のろうそくが灯され、光がアルノ川の水面を照らして幻想的な雰囲気に包まれました。
© Archivio Consorzio Turistico Volterra
それだけでなく、ピサ周辺にはワイナリーがたくさんある上に、秋にはトリュフ狩りもでき、おいしい食べ物がたくさん。フィレンツェも見どころ満載なので悩むところですが、旅行の日程に余裕があれば、ピサやその周辺地域にもぜひ宿泊してみてください。
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ピサの斜塔モニュメントが日本初公開
現在、そのピサの斜塔の1/25スケール(高さ約3m)のモニュメントが、東京ドームシティ内にある、ラクーアガーデン成城石井前広場で、日本で初公開されています。ピサ県のヴォルテッラ市で採掘されるアラバストロ石を使い、イタリアの熟練職人が製作しました。白い大理石で巧妙に作られたモニュメントは白く輝くように美しく、細部まで見ることができるので、「奇跡の広場」と呼ばれた理由が分かるような気がします。
東京ドームでは他にも、日伊国交150周年を記念してイタリアとコラボレーションした「恋するイタリア~光の魔法を、アモーレたちへ~」のイルミネーションが、2017年2月19日まで開催されています。ピサの斜塔のモニュメントだけでなく、イタリアを感じさせる様々なイルミネーションを楽しむことができます。
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今年の冬は、ちょっと変わったイタリアのクリスマスイルミネーションを楽しんでみてください。
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