周遊航空券とは?オープンジョーとの違いとそれぞれのメリット・デメリットを解説

周遊航空券は、お手頃な価格で複数都市を回る旅行を楽しめることができる一方で、ルートや日程の柔軟性が少ないこともあるので注意も必要です。ここでは周遊航空券のチケットの買い方や、おすすめの周遊旅行ルート例も紹介します。

1. 周遊航空券とは、海外の複数都市の移動が可能な航空券

周遊航空券とは、複数の都市間を全て飛行機で移動する旅行に利用可能な航空券です。出発地と目的地を結ぶ同一区間を単純往復する「往復航空券」とは異なり、フライトを自由に組み合わせることができます。

周遊航空券を活用することで、例えば、東京 → パリ → ローマ → ロンドン → 東京のように、複数都市を一度の旅行で効率よく回ることができます。

ヨーロッパの古城めぐり、アメリカ各地の国立公園で大自然を満喫など、一度の旅でいくつかの都市を訪れる旅を計画する時は、周遊航空券を利用すると便利です。

2. 周遊航空券とオープンジョーの違いは、全旅程を飛行機で移動するかどうか

複数都市を訪れる場合、周遊航空券のほかにオープンジョーという旅行形態があるのをご存知でしょうか?オープンジョーは、往路・復路の発着地点が異なる航空券で、出発地や目的地での都市間移動に飛行機以外の移動手段を利用する旅行形態です。

なお、オープンジョーの航空券を購入する場合、航空会社の定める運賃規則によって出発便の到着空港と帰国便の搭乗空港が同一国に限られるなどの制限もあります。航空券にどのような制限があるのか、航空券予約時にルールや規約を確認してみましょう。

  • 往路到着空港と復路出発空港が異なる旅程
    [往路]羽田空港-サンフランシスコ [復路]シアトル-羽田空港

  • 往路・復路の発着地がいずれも異なる旅程(ダブルオープンジョー)
    [往路]羽田空港-ロサンゼルス   [復路]シアトル-関西国際空港

3. 周遊航空券のメリットは、リーズナブルな価格で自由に旅行を楽しめること!

周遊航空券を利用すると、どんなメリットがあるのでしょうか?何といっても、自分だけのオリジナルな旅行を計画できるのが魅力です。また、往復航空券は目的地の都市のみの滞在に限られますが、周遊航空券は一度の旅行で効率よく複数の都市を移動できるので大変便利です。

旅行の日程やルートの選択次第で、途中の都市間移動に鉄道・船・バス・レンタカーを利用するより、周遊航空券のほうがリーズナブルでお得な場合もあります。またマイルやポイントをたくさん貯められるのも、周遊航空券のメリットといえるでしょう。

4. 周遊航空券は、運賃によりルートや日付の変更に制限もあるので注意!

周遊航空券で旅行する場合、どのような注意点があるかも気になるところです。というのも、運賃種別によって日付・ルート変更に制限があり、変更時に手数料が発生して割高になるケースもあるからです。

特に割引率の高い運賃は、日付や区間の予約変更ができないケースがほとんどです。復路の旅行日程が決まっていない場合やルート変更をしたい場合は、航空券を予約する前に航空券に適用される条件をしっかり確認しておきましょう。

また、空港は都市郊外に位置していることが多いので、空港への移動手段・時間を考慮したうえで、効率よく時間を使えるように旅の計画を立てるのがポイントです。

5. 周遊航空券の探し方

周遊航空券でのルートは複雑になり、航空券を探す手間もその分かかります。複数の航空会社から別々に予約する必要がありますし、乗り継ぎの時間も考慮しなければいけません。

航空券のメタサーチサイトである「スカイスキャナー」を利用すればごく簡単に周遊航空券を検索し、お好みの条件や価格で比較を行うことができます。スカイスキャナーでは、世界各国の航空会社や旅行会社・ウェブサイトで販売されている航空券を横断して一括比較、検索ができます。

また、スカイスキャナーには「プライスアラート」機能があるので、航空券の価格動向をチェックできます。航空券の価格が下がるタイミングを逃さずに、より安い価格で航空券を購入できるのも大きなメリットです。

ここでは東京を出発し、台北・香港・バンコク・シンガポールのアジア主要4都市に滞在するルートで、エコノミークラスの航空券を探してみます。

1) スカイスキャナー 航空券検索画面より複数都市を選択

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2) 各利用区間と搭乗日を指定
第1区間:東京 (すべての空港) - 台北 台湾桃園国際 (TPE)
第2区間:台北 台湾桃園国際 (TPE) - 香港国際 (HKG)
第3区間:香港国際 (HKG) - バンコク スワンナプーム国際 (BKK)
第4区間:バンコク スワンナプーム国際 (BKK) - シンガポール・チャンギ国際 (SIN)
第5区間:シンガポール・チャンギ国際 (SIN) - 東京 (すべての空港) の各区間を指定。
第3区間以降は「+ もう一つの航空券を追加」を選択します。
東京(羽田・成田)、台北(桃園・松山)・バンコク(スワンナプーム・ドンムアン)は一都市に複数の空港があります。東京 (すべての空港) 、バンコク (すべての空港) といったように空港を指定せずに航空券を検索することも可能です。

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3) 人数・大人/小児・座席クラスを指定
大人(18歳以上)/子供(0-17歳)で搭乗する人数を選択
4) 航空券の検索結果が一覧表示
航空券の検索結果が一覧表示されるので、最適プラン/最安プラン/最短プランで並び替えたり、航空会社・フライトの比較しながら、希望の航空券を選択できます。

人数・大人/小児・座席クラスを指定

[乗継]直行便、乗継回数を選択
[手荷物]機内持ち込み手荷物と受託手荷物が料金に含まれているかを確認
[時刻]各フライトの出発時刻・時間帯を設定
[所要時間]フライトの総時間
[航空会社]バリューアライアンス、スターアライアンス、ワンワールド、スカイチームなど利用航空会社のアライアンス指定、航空会社の組み合わせを選択
[空港]同じ空港を利用して往復するルートを選択可能(羽田発着・成田発着の指定)
[フライト排出量]CO₂排出量の少ないフライトのみを表示

5) 検索結果より、各フライトの詳細(航空会社・便名・移動時間)を確認可能

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6) 「サイトを見る」ボタンで航空券予約サイトに遷移します。

6. ヨーロッパの周遊旅行ルート例

見どころがいっぱいのヨーロッパ主要都市をめぐる周遊航空券のルート例を2つご紹介します。

  • ヨーロッパ主要4都市をめぐるルート
    東京 → パリ → ローマ → ロンドン → 東京 
    エコノミークラス 大人1名 航空券価格 :148,674円

  • 北欧とヨーロッパ主要都市をめぐるルート
    東京 → ヘルシンキ → ストックホルム → フランクフルト → 東京
    エコノミークラス 大人1名 航空券価格 :163,916円

重要なヒント

ヨーロッパは鉄道ネットワークが充実しているので、周遊航空券とあわせて鉄道を利用すると、より多くの都市・街へと行動範囲を広げることができます。

7. 南米の周遊旅行ルート例

スケールの大きな自然と世界遺産がたくさんある南米主要都市をめぐる周遊航空券のルート例をご紹介します。

  • 南米主要都市めぐるルート
    東京 → リオデジャネイロ → リマ → サンパウロ → 東京
    エコノミークラス 大人1名 航空券価格 :270,989円

8. アメリカの周遊旅行ルート例

都市それぞれに魅力が異なるアメリカの主要都市をめぐる周遊航空券のルート例を2つご紹介します。

  • アメリカの主要都市をめぐるルート
    東京 → サンフランシスコ → ニューヨーク → 東京
    エコノミークラス 大人1名 航空券価格 :145,700円

  • 人気のテーマパークがある都市をめぐるルート
    東京 → ロサンゼルス → オーランド →ニューヨーク → 東京
    エコノミークラス 大人1名 航空券価格 :104,808円

フライトを自由に組み合わせられる周遊航空券は、自分だけのオリジナリティある旅の思い出づくりにぴったりの航空券です。次の休暇が決まったら、周遊航空券を使って素敵な旅を計画してみませんか?
今すぐ周遊航空券を探すには下記ウィジェット中の「複数都市」を選択して、お好みの出発地や目的地を入力してみましょう!

※記事内の航空券価格は、往路出発日を2025年10月1日、復路現地出発日を10月22日(2都市の場合は10月15日)で検索した際の最安価格)です(羽田/成田空港発、エコノミークラス大人 1 名、 往復便、乗継便含む)。2025年9月25日時点の検索結果に基づいており、価格は随時変動しています。

周遊航空券に関してよくある質問

周遊航空券の予約や利用について、途中区間の利用放棄や日程が確定していない場合の取り扱いなど、気になる点をまとめてみました。

一般的に、航空券はチケットに記載された旅程の順番どおりに利用する必要があります。航空券記載の一部区間が未使用の状態ですと、運賃種別によっては以降の区間を利用できないケースもあるので、事前にルートを十分に検討しましょう。

東京→ロンドン―<鉄道利用>―パリ→東京のように、現地の都市間を鉄道で移動する旅程を組むこともできます。鉄道利用区間は、航空券とは別にご自身でご手配いただきます。

往路・復路で発着点が入れ替わる旅程でない限り、周遊航空券扱いにあります。例えば、羽田〜伊丹間を往復した場合往復航空券となりますが、往路を羽田空港発関西空港着、復路を伊丹空港発羽田空港とした場合、大阪の空港が異なるため周遊航空券となります。

利用する区間のみを指定した、オープンチケットを購入できます。

オープンチケットは、割引航空券と比べると運賃がかなり高くなります。またインターネットではオープン区間を予約できないケースがほとんどで、日程やフライトが決まった時点で個別に航空会社や航空券発券元に連絡のうえ、便を予約する必要があります。

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