日本から人気の旅先の一つ台湾は、有名な夜市や絶品グルメ、観光地での体験はもちろんのこと、わずか3時間前後で渡航できるアクセスの良さも嬉しいポイントです。そんな台湾は日本国籍者はビザ免除でパスポートがあれば入国できることは知られていますが、入国時に申請する入国カードについて何を書くのか、事前準備は必要なのか、といった疑問を持つ方もいると思います。
そこで今回の記事では推奨されるオンラインでの入国カードの書き方・申請方法、注意点などを詳しく紹介します。2025年5月に新しくなった申請システムの変更点もあわせてご確認下さい。
日本国籍の渡航者の台湾への入国条件
日本国籍の旅行者が台湾へ観光や短期間のビジネス目的で渡航する場合、90日以内の滞在であればビザは不要です。ただし、もちろん海外のため入国時には有効なパスポートが必要で、一般的に有効期限は3か月以上残っている必要があります。これを満たしていない場合、航空会社が搭乗を拒否する可能性もあるため、渡航日より十分前に確認が重要です。
※日本の外務省のページでは残存期限について、日本旅券の保有者は「予定滞在日数以上」でも台湾のビザ免除が可能と記載がありますが、充分な有効期限のあるパスポートを持つことが安全です。
また、台湾に入国する際には「入国カード(Arrival Card)」の提出が求められます。これは台湾の入国管理当局に対し、旅行者の氏名やパスポート番号、滞在先、訪問目的などの情報を届け出るもので、入国審査を円滑に行うために義務付けられています。
以前は紙のカードを入国時に提出することが一般的でしたが、現在ではオンラインでの事前申請(電子入国カード)が推奨されています。オンラインで申請を行うと、実際に台湾に到着後、問題がなければ非常にスムーズに入国が進みますし、オンライン申請自体は簡単に完了できるため、是非事前に対応しましょう。
■ 公式サイト(英語):台湾・領事局 ビザ免除条件について
2025年5月から新規ページ・システムに移行済
台湾の入国に必要な入国カードは、インターネット環境があればパソコンでもスマートフォンでも操作・申請可能です。なお、オンライン申請システムが2025年5月5日より新しいシステムに移行して稼働しています。
以前よりもデザイン性が上がり操作しやすい感覚を持つ方もいると思います。
なお、これまで通り日本語でページを閲覧できることは変わっていませんので安心して下さい。
■ 申請サイト:台湾入国カード(Taiwan Arrival Card)
【主な変更点】
申請可能なタイミングが入国日の2日前からに制限され、入国の当日、前日、前々日に申請が可能となっています。(以前はそれよりも前から申請可能でした。)
パスポートの写真ページをアップロードして自動入力が可能になりました。
複数人数の一括申請(16人まで)が可能になりました。
台湾入国カードオンラインの書き方・入力項目
ここからは具体的な申請方法の手順・操作方法、具体的な入力項目について解説します。
下記の主な手順に沿ってご確認下さい。
1. 「入国カードを登録」から始める
まずは台湾入国カード(Taiwan Arrival Card)のサイトの「ホーム」ページにアクセスし、「入国カードを登録」の青いボタンをクリックします。
もし登録後に情報の修正をする場合は緑色の「入国カードを編集」から変更が可能です。
なお、画面右上の言語切替で「日本語」に変更できます。
2. メール認証
申請事項を入力し始めるにあたり、まずはメールアドレスの認証を行います。
「メール認証」画面で自分のメールアドレスを入力し、確認コードを送信します。
そうするとすぐにメールの受信ボックスに認証コードが届きますので、元の画面にコードを入力して、「確認する」のボタンをクリックして完了です。
【認証コードについて】
Verification Code: XXXXXX (6桁の認証コードが記載されています。)
認証コードの有効期限:10分間
送信元メールアドレス:niasys@immigration.gov.tw
※メールが届かない場合は、入力内容に間違いがないか、迷惑メールに届いていないかなどを確認して、必要であれば再度入力して送信できます。
3. 旅行者情報を入力
次の画面では入国カードに記入するメインの項目である、旅行者情報を入力していきます。
なお、この段階でパスポートの顔写真のあるページ全体を撮影した画像をアップロードすれば、氏名・パスポート番号・国籍などが自動で入力されるため、よりスムーズです。
【入力項目と補足情報】
到着予定日:今日、翌日、翌々日の3つから選択
(例:10月1日に入力する場合、10月1日、2日、3日を選択可能。)氏名(英語)
パスポート番号・有効期限
性別
生年月日
国籍・出生地・現住所:選択式で、日本の場合は「JPN」
都道府県:記入式で、東京の場合は「Tokyo」などと記入
ビザの種類:観光の場合「ビザを持っていません」と「Visa Exempt」を選択
国/地域コード:電話番号の国番号で、日本の場合は「81」を選択
携帯電話番号:「08011111111」などの番号を入力
職業:職業を選択肢から選ぶ(例:「銀行員/BANKER」「教師/TEACHER」など)
メールアドレス
【複数人の申請をExcelでまとめ入力】
なお、画面上部の「グループ登録内容をインポート」というボタンから、Excelファイルを活用して16人までの申請を一括で入力することも可能です。
入力するExcelファイルは「記入例をダウンロード」のボタンから取得可能です。
ダウンロードしたExcelファイル内では、横1行ごとにそれぞれの旅行者の情報を縦列の入力項目に沿って入力します。ウェブサイトの画面と同じく、選択項目については候補から選べるので比較的簡単です。
【複数人の申請を画面から入力する】
この画面の一番下にある「同伴家族友人を追加」をクリックすると、同じ入力画面の2人目に切り替わります。同様に入力していけば、一緒に旅行する家族・子供、友人など複数人の申請も同時に同じパソコンやスマートフォンから可能です。
4. 入国情報を入力
次のページでは下記の入国情報の項目を入力します。
便名/船舶番号(入国時)
便名/船舶番号(出国時)
出発予定日
渡航目的:Sightseeing(観光)やBusiness(仕事)を選択
台湾での滞在先:ホテル名、滞在先住所を入力するか、乗り継ぎを選択
5. レビュー(入力内容の確認)
最後に入力した旅行者情報と入国情報がすべて表示される画面で、問題ないか確認をして完了します。
完了すると、登録したメールアドレスに完了メールが届き、添付のPDFファイルに申請情報がまとめられています。
これで台湾渡航前の事前の入国カードのオンライン申請が完了です。
オンライン申請はいつからいつまでに記入すべきか?

台湾入国カードの申請は、2025年5月以降の新システム移行後は、到着予定日の2日前からのみ申請が可能となっています。その日以降で、台湾に到着して入国審査を受けるまでに登録する必要があります。
例えば日本からの出国審査後、飛行機に搭乗するまでの間などに申請すれば数時間後に台湾到着時には基本的にはスムーズに入国ができます。
また、台湾のエバー航空などは、日本での搭乗のためのチェックインカウンター付近にオンライン申請ページへのQRコードが掲示されており、もしまだ対応していない場合は、列に並びながら申請することも可能です。
ただし、慌てて申請するよりも入国の2日前などに余裕を持って対応しておくことがより安心です。
台湾入国カードオンライン申請のよくある質問
オンライン申請内容を印刷して提示する必要があるか?
実際に入国カードをオンライン申請して台湾に渡航すると、既にシステムに申請内容が反映されているため、入国審査の際はパスポートを提示するだけで基本的にスムーズにすぐに入国できます。
そのため、基本的にはメール受信するPDFを紙に印刷して持参する必要はありません。
日帰りやトランジットの場合でも申請が必要か?
他の国への渡航の際に台湾の空港で乗り換えをする場合でも、一旦空港の外に出る(入国する)場合は、滞在時間に関係なく必ず申請が必要です。仕事の出張や弾丸旅行の日帰りであっても同様です。
逆に、台湾で飛行機を乗り換えるだけのトランジットの場合は申請不要です。
また、例えば数ヶ月以内など近い日付で再度入国する場合でも、その都度申請が必要です。
紙の入国カードで申請することは可能か?
オンライン申請が普及していますが、もし飛行機の搭乗までに時間が取れなかった、忘れてしまっていた、ということであれば飛行機の中で紙の入国カードをもらって手書きで申請記入もできます。
また、到着後の入国審査前の並ぶスペースでもカードを入手して記入し、すぐに審査を受けるということも可能です。
台湾への入国審査の流れ
台湾の空港へ飛行機が到着した後の入国までの簡単な流れは下記です。
飛行機が到着したら、案内に従って入国審査(Immigration)へ進みます。
パスポートとオンラインもしくは紙の入国カードの内容が確認され、顔認証や指紋採取が行われます。この時、基本的にはスタッフにより入国スタンプがパスポートに押されます。
審査を通過したら、預けた荷物を受け取り、次に税関申告(Customs)へ向かいます。
税関で申告が必要な物品がある場合は「赤のレーン」、特にない場合は「緑のレーン」を通り抜け、台湾へ入国できます。
※台湾への入国時、他の国への渡航と同じように、持ち込みが禁止されている物品や免税範囲内の金額や容量に注意しましょう。
例えば台湾では電子タバコ(VAPE)やそのリキッドは厳格に禁止されている点は特殊です。
その他の物品、条件については下記ページなどを確認しておきましょう。
■ 公式・関連サイト:台湾・交通部観光署 出入国案内
