南アフリカ旅行・観光

大西洋とインド洋に囲まれた南アフリカは、まるで別世界のように感じられるかもしれません。野生動物が歩き回り、近代的な都市が壮大な自然の驚異と隣り合わせに存在します。世界トップクラスの芸術と食、そして活動家達の歴史のルーツを見てみましょう。象徴的なビーチと活気あるワインシーンを加えれば、南アフリカへの旅は一度では十分ではない理由が分かることでしょう。

南アフリカで人気の目的地

ケープタウン

ユニークな野生動物、世界的に有名なワイン、興奮でゾクゾクするようなドライブ旅行を楽しめるケープタウンへようこそ。本来の南アフリカをお楽しみください。

ヨハネスブルグ

南アフリカの首都は果てしなくエキサイティングでクール。多様なフードシーンを堪能し、感動的な博物館を訪れて、歴史に溢れた地区を発見しましょう。

ダーバン

この亜熱帯の港町は、常に変容を遂げています。最先端の音楽やクラフトビールシーンから壮大なサーフビーチまで、ダーバンは唯一無二の旅行先と言えるでしょう。

南アフリカの基本情報

言語

アフリカーンス語、英語、コサ語

通貨

南アフリカランド(R)

タイムゾーン

UTC+2(南アフリカ標準時)

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南アフリカ旅行のハイライト

サファリへ出かけよう

野生のライオン、ヒョウ、サイ、ゾウ、バッファローの「ビッグファイブ」を観察できるのは、南アフリカでの一番の楽しみかもしれません。クルーガー国立公園は当然有名ですが、アドゥ・エレファント国立公園やマラマラ動物保護区もお見逃しなく。ゲームパークばかりではありません。ボルダーズ・ビーチでアフリカペンギンを観察したり、6月から11月にかけてはヘルマナス沖でホエールウォッチングを楽しむこともできます。

ネルソン・マンデラについて学ぶ

ケープタウンからボートですぐのロベン島は、伝説の活動家ネルソン・マンデラが18年間収容されていた元刑務所です。現在は、アパルトヘイトに対する南アフリカの黒人の闘いと、和解への道のりを記念する博物館となっています。元受刑者が案内するツアーに参加すると、500年にわたる島での生活をたどり、マンデラが自伝の草稿を書き始めた独房を見学できます。

ワイナリーツアー

南アフリカでは17世紀からワイン造りが盛んに行われてきました。最近では、爽やかなシュナンブランや大胆なピノタージュで知られています。何百ものワインセラーやエステートが集まるケープ・ワインランド地方で、最高のワインを味わいましょう。「世界最長のワイン街道」と呼ばれるルート62は、ケープタウンから魅力的な村々、ブドウ園、自然の驚異を通り抜けながら続く道です。

南アフリカのおすすめアクティビティ

人気の観光スポット

100年以上の歴史を持つクルーガー国立公園は、ゲームドライブ、野生動物との出会い、ブッシュキャンプが楽しめる南アフリカ有数のスポットです。テーブルマウンテンをハイキングまたはケーブルカーで登り、壮大な自然の小道とケープタウンの壮大な景色を楽しみましょう。ヨハネスブルグ近郊にある「人類のゆりかご」には、人類の進化の歴史を明らかにする古代の化石や洞窟がたくさんあります。

ビーチ

南アフリカには約2,700kmを超える海岸線があり、素晴らしいビーチがいくらでもあります。テーブルマウンテンの麓にあるキャンプスベイ・ビーチは、柔らかな白砂、輝く夕日、おしゃれなレストランで有名です。ジェフリーズ・ベイには、アフリカ屈指の波を求めてサーファーが集まります。コーヒー・ベイで、まるで別世界にいるかのような感覚を味わいましょう。ダーバンのゴールデンマイルでは家族向けのエンターテイメントを楽しめます。

自然環境

象徴的なテーブルマウンテンから、イシマンガリソ湿地公園のサンゴ礁や湿地林まで、南アフリカは自然の驚異のモザイクです。セダーバーグ原生地域の赤い岩やドラケンスバーグ山脈の険しい山々の中をハイキングするのもおすすめ。埃っぽい谷が色とりどりのワイルドフラワーの海に変わる春のナマクア国立公園もお見逃しなく。

文化と美術・博物館

ヨハネスブルグのアパルトヘイト博物館は、南アフリカで最も重要な博物館のひとつであり、アパルトヘイト時代の激動の歴史が展示されています。キンバリーのウィリアム・ハンフリーズ・アート・ギャラリーで、ヨーロッパの巨匠や国内のアーティストの作品を鑑賞しましょう。また、ケープタウンのボ・カープ地区のカラフルな通りでは、ケープ・マレー文化を体験できます。3月に開催されるケープタウン・インターナショナル・ジャズ・フェスティバルは、「母なる都市」を訪れる際に欠かせないイベントです。

料理

南アフリカのレストランでは狩猟肉が主役で、クーズー、ダチョウ、スプリングボックなどがメニューに並び、ヨーロッパ、マレー、インド料理の影響も見られます。ボボティ(牛ひき肉の上に牛乳と卵のカスタードをかけたもの)やバニーチャウ(くりぬいたパンの中にカレーを詰めたもの)をぜひお試しください。甘いものなら、コエックシスターズ(揚げた生地にシロップをかけたお菓子)が伝統的なお菓子です。

ファミリー向け

ヨハネスブルグのゴールド・リーフ・シティは、国内最大の遊園地で、ジェットコースター、子供向けの乗り物、地下鉱山ツアーなどがあります。サイモンズタウンのボルダーズ・ビーチでは、遊歩道や保護されたビーチから数千羽のアフリカペンギンを間近で見ることができます。オーツホーン近郊のカンゴー鍾乳洞では、ガイド付きツアーで、石灰岩の地層、洞窟、トンネルを探索しましょう。

南アフリカ旅行のベストシーズンをチェック

南アフリカの気候

3月~5月:3月には強風が到来し、9月まで一貫した波を生み出し、ジェフリーズ・ベイなどでサーフィンに最適なコンディションが整います。5月はホエールウォッチングの始まりで、晩春まで続きます。

6月~8月:冬は乾燥して晴れた日々が続き、野生動物サファリのために南アフリカを訪れるのに最適な時期です。夕方は肌寒くなるので上着を持参し、ケープタウンを訪れる場合はレインコートや傘を持参してください。

9月~11月:春の気候は場所によって異なります。ナマクア国立公園や北ケープ州で野花を楽しむのに最適な時期です。

12月~2月:夏は暑く晴れた天候をもたらし、午後には時折雷雨が発生します。国内のほとんどの地域で雨が降りますが、ケープタウンとケープ半島は乾燥して晴れた天気が続きます。

南アフリカのイベント

ケープタウン国際ジャズフェスティバル(3月または4月):「アフリカ最大の集い」と謳われるこの2日間のフェスティバルに、国内外からのアーティストが集結します。これまでの出演者には、ハービー・ハンコックや南アフリカのトランペッター、ヒュー・マセケラも名を連ねています。

J-Bayサーフフェスタ(7月):ジェフリーズ・ベイで開催される10日間のフェスティバル。ハイライトは、スポーツイベント、ライブミュージック、映画上映です。ワールド・サーフ・リーグJ-Bayオープンでは、プロのサーファーが壮大な波に乗る姿をご覧ください。

ハーマナス・ホエール・フェスティバル(9月または10月):海辺の町ハーマナスで開催されるこのエコマリンフェスティバルは、ミナミセミクジラの渡りを祝うものです。海洋に焦点を当てた教育展示、生物学者の講演、クラシックカーのパレード、子ども向けのエンターテイメントなどが開催されます。

事前にご確認ください

現地のエチケット

南アフリカでは握手と笑顔が標準的な挨拶ですが、親しい友人や家族の間ではハグや頬へのキスが一般的です。時間を守ることについては人それぞれで、多くの地元の人々はリラックスした「アフリカタイム」の概念を受け入れています。「just now」(後で)、「now now」(まもなく、または近い内に)などのフレーズを聴いてみてください。バーやレストランでサービスが良いと思ったら10%のチップを置くのが普通です。

医療・健康および安全情報

居住している国によっては、黄熱病の予防接種証明書が必要になる場合があります。クルーガー国立公園やクワズール・ナタール州北部の低地を訪れる場合は、マラリア予防薬と虫よけスプレーの使用をおすすめします。都市部では水道水は安全で飲料や料理に使えますが、農村部では包装されたボトル入りの水を飲むようにしてください。

LGBTQ+の旅行

最初に同性婚を合法化した国々のひとつである南アフリカは、アフリカ大陸で最もLGBTQフレンドリーな旅行先として広く認識されています。ケープタウン、ダーバン、ヨハネスブルグ、プレトリアでは、LGBTQ+が活動している場がたくさんあります。10月はプライド月間で、全国の主要都市でイベントが開催されます。人々の意識や受け入れの度合いが異なる可能性のある主要都市から離れた地域では、公の場での愛情表現は避けるようにしましょう。

予算

南アフリカは物価の安さで知られ、格安旅行を計画するのは簡単です。約150南アフリカランド(R)でエコノミーな食事を楽しむことが可能で、コーヒーや地ビールも40R以下です。交通手段も比較的手軽で、タクシーを短い距離で利用してR100です。

南アフリカでの移動

公共交通機関

バス:グレイハウンドとIntercapeがほとんどの町や都市を結んででいます。長距離バスにはエアコンとトイレが完備しています。低予算を希望する旅行者は、Bazbusが提供する乗り降り自由のパスを低価格で利用できます。

鉄道:鉄道での移動は通常、バスよりも時間がかかります。Shosholoza Meylが都市間サービスを提供する主要な運営会社です。リクライニングシートや複数寝台のキャビンのエコノミー料金から選択できます。贅沢なひとときを過ごしたいなら、プレトリアからケープタウンとダーバンまで運行するブルーラインをチェックしてみてください。

ボート:ケープタウンから出発するフェリーでロベン島にアクセスできます。イースタン・ケープ州のケイ・マウス・フェリーは、平底船で川の両岸を結ぶサービスで、乗客と車両を運びます。

国内航空券

時間に余裕がない場合は、飛行機での移動が最適です。エアリンクは国内の数十か所に就航しています。現地到着後すぐにでもビッグファイブを見にいくには、ケープタウンとヨハネスブルグからクルーガー国立公園内のスククザ空港への直行便があります。

ドライブ

車を利用すれば、自分でドライブしてサファリを楽しみ、パノラマルートのような風光明媚な道路を探索できます。ここの道路は左側通行で、シートベルトの着用は必須です。レンタカーを利用するには、英語で有効な運転免許証または国際運転免許証が必要です。

南アフリカ旅行に関するよくある質問

南アフリカでは、英語、アフリカーンス語、コサ語やズールー語などの先住民族の言語を含む11の公用語が認められています。観光業界ではほとんどの人がある程度英語を話し、情報標識にもよく使用されています。「howzit」(お元気ですか)、「lekker」(素晴らしい)、「robot」(信号)など、現地のフレーズをいくつか学んでおくとよいでしょう。
南アフリカでは南アフリカランド(R)が使われています。主要都市、町、観光地には銀行や外貨両替所があり、両替は比較的簡単です。チップやタクシーでの支払いのために、常に若干の現金を持ち歩くことをおすすめします。
自然の驚異、サーフビーチ、歴史、そして一流の食事が融合したケープタウンは見逃せない旅行先です。ヨハネスブルグに行って、折衷的なアートシーンや世界クラスの美術館や博物館をチェックしてみてください。または、ドラケンスバーグ地域に行ってハイキングやマウンテンバイクを楽しむのもおすすめです。
コソ泥などが発生する場合があるものの、ほとんどの訪問者は、面倒ごとの起こらない旅行を体験します。政府の渡航勧告は必ず確認してください。貴重品には常に注意を払い、夜間はタクシーを利用しましょう。ビーチでは警告標識に注意を払い、サファリでは常に動物から安全な距離を保つようにしてください。
サファリのために南アフリカを訪れるベストシーズンは乾季の5月から10月で、水飲み場に集まる野生動物を観察する絶好の機会です。夏は、ケープタウンやガーデンルートのビーチを訪れて楽しむのに最適なシーズンです。ただしケープタウンの雨季(5月~8月)は、他の地域の雨季(11月~3月)とは時期が異なることを覚えておいてください。
南アフリカ旅行にかかる費用は、旅行のスタイルによって異なります。自分でドライブするサファリや共同のキャンプ施設は、ガイド付きツアーやラグジュアリーロッジよりも安価です。オフシーズンに訪れることでも、全体的に費用を抑えることができます。