家族のための地図:

日本および世界のチャイルドシート規則

私たちは皆、冒険や探検が大好きです。子どもと一緒に海外旅行ができる幸運な人たちにとって、旅行はエキサイティングな体験であり、一生の大切な思い出となります。

けれども、どんな休暇でも、安全には常に配慮しなければなりません。レンタカーを借りる場合、あるいは自分の車で海外に行く場合、現地のチャイルドシートの規則をよく調べておくことは不可欠です。 

安全についてのアドバイスは世界全域のためのものですが、場所によって、実際のルールは少しずつ異なっています。ですから、海外旅行をする保護者の方々は、休暇を過ごす国の法律について詳しく知っておくと良いでしょう。 

近い将来、小さな子どもと一緒に旅行に出かけようとお考えですか?私たちの包括的な世界地図で、旅行で訪れるかも知れない全ての場所におけるチャイルドシート注意事項をご確認ください。

簡易基本情報:

76カ国(39.4%)には、チャイルドシートに関する正式な法律がない。
62カ国(32.1%)では、子どもが前席に座ることに関する制限を設けていない。
年齢を問わずシートベルト着用法がまったくない国は1か国のみ(イエメン)。
ペルーのシートベルト着用年齢は3歳で世界最年少。
南アフリカのシートベルト着用年齢制限は最年長で、子供がシートベルトを着用するには14歳以上でなければならない。

*免責事項*:法律は国によって異なりますが、保護者の皆様には、運転中、子どもを安全に保護するために必要な措置を講じることを奨励します。大まかなガイドラインとして、以下のタイプのチャイルドシートをご使用ください: 

  • 乳幼児(0~2歳)-後ろ向き 

  • よちよち歩きの小児(3~4歳)-前向き

  • 幼児(5~8歳)-ブースターシート

  • 年長児(9~12歳背もたれのないブースターシート

日本でのチャイルドシートの種類と
安全な使い方


渡航先で守るべきルールがわかったところで、どのようなチャイルドシートが子どもに最も適しているかについて復習しましょう。正式な法律がない国でも、車での移動中は、小さな子どもはチャイルドシートに座らせる方が賢明(で安全)です。このセクションでは、さまざまなタイプのチャイルドシートと、安全に関する一般的なアドバイスをご紹介します。

子供にはどんなチャイルドシートを使うべきですか? 

親なら誰でも知っているように、小さな子供はすぐに大きくなります。子供の成長を目にするのは素晴らしいことですが、それは同時に、定期的にチャイルドシートを交換しなければならないことを意味します。子どもの年齢と体の大きさに応じて、親が知っておくべきチャイルドシートの主なオプションは4つあります:

後ろ向きチャイルドシート。

生後数年間の子どもに最適なシートで、子どもの頭、背中そして背骨を保護します。助手席にも後席にも取り付けることができ、通常は子どもが4歳になるまで使用できます。

前向きチャイルドシート。

子どもの成長に伴い、前向きシートに座らせることができるようになります。そのためにはまず、背筋をまっすぐ伸ばして、じっと座っていられなければなりません。ですから、このタイプのチャイルドシートは、よちよち歩きの幼児からが対象です。この年齢枠に入る子どもは一般に3~6歳ですが、正確な仕様は体重と身長によって異なります。

ブースターシート。

次にブースターシートです。ブースターシートを使うと、車のシートベルトを利用して、子どもを安全に車の後席に座らせることができます。大きな子供は、ブースターシートに座るようにと言われると抵抗することがありますので、ブースターシートが、子供にとって嫌でも座らなければならない椅子ではなく、自分専用の楽しく座れる特別な椅子となるようにしましょう。

シートベルト。

最後になりましたが、子どもはやがて成長し、車の通常のシートベルトを使えるようになります。シートベルトが子どもにぴったり合っているかが良く分からない場合は、必ずシートベルトテストを実施してください。

これらのチャイルドシートが必要とされる年齢、身長および体重は、訪問先の国によって異なります。そのため、どのようなルールに従えばよいかを知るための便利なマップが存在するのです。

日本でのチャイルドシート規則 

子どもを乗せて車を運転するには、問題を起こさないように、正しいチャイルドシート規則に従わなければなりません。これらは、一緒に旅行する子どもの年齢や体の大きさによって異なります。ここでは、日本の道路を運転する際に知っておくべきことをまとめてみました: 

  • 後ろ向きシート。出生から24ヵ月(2歳)までの体重9kg未満の子どもは、これらのシステムのいずれかを使って車の後席に座らせなければなりません。これらのチャイルドシートは、赤ちゃんの頭、首、背骨を支えるのに最適です。 

  • 前向きシート。4歳未満または体重9kgから18kgの子どもは、前向きシートに座らせなければなりません。これは、後ろ向きのベビーシートからブースターシートへの移行過程です。 

  • ブースターシート。子どもは成長に伴い、通常のブースターシートに移ることができるようになります。ブースターシートを使用する期間は、日本では、年齢6歳まで、または体重が18kgから36kgの期間です。理想的には、従来のシートベルトが快適に着用できるようになるまで、この種のシートを使用する必要があります。

  • シートベルト。子どもは体重が36kg以上になるか、身長が140cm以上になるとシートベルトに移行し始めます。万が一の衝突の際に安全を確保するため、しっかりとベルトを締められるようにしておく必要があります。 

場合によっては、規則には例外もあります。このようなことは稀ですが、状況によっては適用されることがあります。 

  • 医療上の緊急事態。病気や怪我、緊急事態により、子どもをこれらのチャイルドシートに座らせることが不可能な状況に陥った場合、シートの使用は免除されます。 

  • 公共交通機関。すべての公共交通機関でチャイルドシートが使用できるわけではありません。そのため、飛行機、電車、バスまたはタクシーでのチャイルドシートの使用に関する規則はありません。けれども、タクシーでは、なるべくチャイルドシートを使用するよう奨励します。 

  • 子どものケアの必要性。基本的な子どものケアの必要性から、チャイルドシートのガイドラインに従えない場合があるかもしれません。オムツ替えや授乳が必要な場合も、この規則は適用されません。けれども、車を止めて停車中にこのようなケアを行うことを奨励します。 

シートが安全かつ正しく取り付けられていることを確実にすることも重要です。シートの取り付けが間違っていたら、むしろ悪い結果につながることもありえます。ですから、以下のアドバイスに留意してください: 

  • 後部に取り付ける。チャイルドシートは必ず車の後部に取り付けてください。これは、事故時にエアバッグが展開し、幼い子どもに危害が及ぶのを防ぐためです。 

  • ぴったり感をチェックする。小さな子どもは、シートに心地よくぴったりと収まるようにしなければなりません。ストラップ、ベルトまたはハーネスと子どもの間に指が簡単に入るようであれば、シートがその子どもに合っていないことを意味します。

  • 子どもに合わせてベルトを正しく調節する。通常の座席に移る際、肩ベルトが緩いと、首の周りにベルトが引っかかり問題を引き起こすことがあります。肩ベルトはその名の通り、子どもの肩にしっかりと固定することが大切です。


過熱について考えてみましょう。金属製のバックルやハーネス、あるいはシートの素材であるプラスチックなど、シートの部品は高温にさらされると、触った時に危険な状態になることがあります。暖かい季節には、日の当たる場所に駐められている車の中でこのようなことがよく起こります。子どもを乗せる前に、これらのシートが過熱していないことを確認することが重要です。

日本の交通安全とチャイルドシート統計 

最近の報告書によると、 車に乗っている4人中3人もの子どもの安全性が確保されていないということです。ほとんどの親が子どもの安全に気を配っていることは言うまでもないことですが、日本の道路ではチャイルドシートの誤用が多いことを数字が示唆しています。 

この点における最大の原因のひとつは、シートの正しい取り付け方に対する誤解です。ある報告書によると、 40%ものチャイルドシートが誤って取り付けられていたということです。

また、同報告書によると、50%の子どもがチャイルドシートにハーネスで適切に固定されておらず、衝突時の効果を軽減していました。さらに、123人もの子供が、車の前席に設置された後ろ向きシートに座っていたことも報告されています。衝突時にエアバッグによる衝撃を受ける可能性があるため、これは危険であるばかりでなく禁止されています。 

残念ながら、チャイルドシート自体の機能を考慮した時にも、このような間違いはも大きな影響を及ぼします。異なる年齢層の子どもの死亡率に関して、以下のことが判明しています:

  • 0~1歳の年齢層では6.5%増加(シートが誤って使用されていた時に起こった死亡)。

  • 2~4歳の年齢層では6.7%増加 

  • 5~12歳の年齢層では4.4%増加 

規則や規制を理解し、小さな子どもをできるだけ安全に固定する方法を知っておくことは、交通事故による怪我の可能性を減らすために重要です。

凡用のラベル表示

すべてのシートがすべての車やバンに安全に適合するわけではありません。あなたの車に合ったシートを見つけるには、そのシートのラベルを確認しなければなりません。ここでは、3種類のラベルの意味を説明します:

Universal(凡用)認可

Semi-universal(準凡用)認可

Specific vehicle(車種別)認可

凡用ラベルが付いたシートは、どの車にも使用できる。

準汎用ラベルが付いている場合は、シートが適合するかどうかを車のマニュアルで確認する必要がある。

このシートは特定の車種にしか使用できない。

これらの評価は、どのシートにも貼られているオレンジ色のラベルを見れば一目瞭然です。あなたのシートが凡用認可であることを祈っています。そうでない場合は、自分の車に安全かどうか少し調べてみる必要があるかもしれません。

チャイルドシートの安全に関する
アドバイス 

チャイルドシートは、子どもがきちんと固定されていなければ、あまり意味がありません。チャイルドシートが子どもをしっかりと守っていることを確認するために、以下の便利なアドバイスを覚えておいてください:

最適なシートタイプを選ぶ。

たくさんの選択肢の中から、あなたの子どもに最適なものを選ぶのは難しいかもしれません。チャイルドシートを探す時には、子どもの体重と身長を測り、訪問国の規則も確認しておきましょう。

子供の位置に気を付けて。

子どもがシートに座った状態でくねくねと動くことができたり、シートに支えられていないように見える場合は、その子どもは、このシートに座るにはまだ小さすぎる可能性があります。年長児の場合は、シートベルトの位置にも注意してください。背中の後ろや脇の下ではなく、胸を横切り、肩の骨の部分にかけなければなりません。

使用期限を確認する。

奇妙に聞こえるかもしれませんが、チャイルドシートには使用期限があります。この期限は、シートに付属しているオレンジ色のラベルか、シートと一緒に箱に入っていた取扱説明書に記載されています。

オンライン指導ビデオで確認する。

使用するシートを安全に取り付ける方法を説明したオンライン指導ビデオを見るのは、とても効果的です。このような段階を追ったガイドは、画面を見て、ビデオに出てくる運転手が何をしているかを確認することができるので、テキストが多いマニュアルよりも理解しやすい場合があります。製造業者や評判の良い情報源が提供している指導ビデオを探してみましょう。

車外でキャリアを使用する場合。

車外で子どもを移動させる際、シートに座らせたままの方が楽な場合があります。シートにしっかりと固定して(落下の危険性がある)高い場所に置かず、最終目的地に着いたら安全を確認し、すぐにシートから降ろすようにすれば、これは全く安全です。

認可されていないアクセサリーは使用しないこと。

ブランドによっては、子どもにより快適な旅を提供するためのアクセサリーを用意している場合があります。シートに取り付けるアクセサリーは、正式に認可されたものだけにしてください。非正規品は故障の原因となります。

シートベルトのフィットテストをしましょう。

子どもが成長し、普通のシートベルトを着用できるようになったと思う場合は、この簡単なテストで、子どもがこの大きな段階に進む準備ができているかどうかを確認することができます。

シートベルトのフィットテストをしましょう。

子どもの膝が座席の縁で曲がり、背中が背もたれにぴったり当たる
足が床につき、安定している
膝ベルトが、腰または太ももの上部にぴったりと当たっている
肩ベルトが顔ではなく、胸にかかっている

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