世界で最も住みやすい街ランキング2025年版

英経済誌「エコノミスト」の調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」による、世界の「住みやすい街」ランキング2025年版が発表されました。行きたいと思っていた街や、もしかしたら行ったことがある街が含まれているかもしれません。10位から1位までの都市をご紹介します。

第1位 コペンハーゲン|デンマーク

第1位に輝いたのは、デンマークの首都「コペンハーゲン」です。デンマーク東部のシェラン島東端に位置し、北欧最大の都市となっています。市名はデンマーク語で“商人たちの港”を意味し、古くから港町として栄えてきました。 中世北欧の雰囲気と近代的な建物が調和し、見どころも多彩なコペンハーゲンは、「北欧のパリ」とも呼ばれており、それを象徴するのが「ニューハウン」地区です。運河にそって黄色、オレンジ、赤などとカラフルな建物が立ち並び、ヨットや観光船も停泊しています。デンマークの代表的な童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンが愛した場所として知られており、その景観はまさにおとぎの国のようです。 市街を東西に貫く、長さ1.1kmの歩行者専用道路「ストロイエ」は、北欧最大級の繁華街となっており、百貨店やレストラン、カフェはもちろん、北欧雑貨店、さらにはレゴストア本店やロイヤル・コペンハーゲン本店など、ショッピング好きには天国のような場所です。歴史を感じる重厚な建物や美しく整備された景観、メルへンの世界と、そこにいるだけで絵になるような街並みは、人々を魅了し続けます。

第2位(同率) ウィーン|オーストリア

2位にランクインしたのは、オーストリアの首都であるウィーンです。その名を聞けば、真っ先に思い浮かぶのが「芸術と音楽の都」という言葉ではないでしょうか?ウィーンにはハプスブルク王朝の重要な歴史的建築も立ち並び、まるで絵葉書のような美しい街並みが広がります。 優雅で洗練された景観を一目見れば、ヨーロッパに来たという感動が押し寄せます。観光スポットも数多く存在しますが「シュテファン大聖堂」や「ウィーン国立歌劇場」、「ベルヴェデーレ宮殿」などの有名観光地は、世界遺産「歴史地区」内に位置しています。 ウィーンには、歴史的建造物などの美しい街並み、そして芸術やアートなど数えきれないほどの魅力がありますが、それ以外に治安のよさも挙げられます。もちろん、スリや置き引きなどの軽犯罪に注意する必要はありますが、それでもウィーンはヨーロッパ有数の治安のよさを誇ります。また、地下鉄やバス、トラムなど公共交通機関も発達しているため、便利で快適に過ごすこともできます。公園や緑地など市民の憩いの場も多く、優雅にゆったりと過ごせるのも人気の理由と言えるでしょう。

第2位(同率) チューリッヒ|スイス

スイス最大の都市「チューリッヒ」が同率第2位となりました。銀行や証券会社などが集まる国際金融都市として有名ですが、ローマ時代から栄えた名所や史跡、美術館や博物館などの文化施設、そして、おしゃれなレストランやカフェなど、流行の発信地でもあります。 スイスは生活水準が高く、特にチューリッヒの物価は高いため、外食などは日本に比べると割高となります。しかし、すべてが割高というわけではなく、ワインやチョコレート、牛乳など、日本と同程度かそれ以下で手に入れられるものもあります。 市内最大の駅「チューリッヒ中央駅」からチューリッヒ湖に向かっては大通りとなっており、有名ブランド店やデパートが立ち並んでいます。また、歴史的観光スポットは、市内に流れる「リマト川」周辺に点在しており、文化遺産を展示した「スイス国立博物館」やチューリッヒ最古の教会「聖ペーター教会」、国際的にも有名なホール「オペラハウス」など、散策をしながら文化を感じられるのも魅力的です。

第4位 メルボルン|オーストラリア

オーストラリア南東部、ビクトリア州の州都「メルボルン」が今年は4位にランクインしました。オーストラリア国内では、シドニーに次いで第2の規模を誇る都市です。歴史的な建物も多く、近代的な建造物とミックスしたモダンな雰囲気が魅力となっており、アートやデザイン関係の施設が充実していることでも知られる、おしゃれな町です。教育水準も高く、国際性豊かな街としての評価も高いようです。

第5位 ジュネーブ|スイス

第5位は、スイスの最西端レマン湖のほとりにある街、「ジュネーブ」です。国連(UN)の欧州本部や世界保健機関(WHO)など、多くの国際機関や研究期間、NGOの本部が置かれていることからも、国際都市として名を馳せています。医療体制やインフラがしっかりしていることから居住者の評価も高く、自然が身近に感じられるのんびりとした雰囲気も併せ持っています。

第6位 シドニー|オーストラリア

オーストラリア最大の都市シドニーが6位にランクインしました。オペラハウスやハーバーブリッジなど、海沿いの港、そしてボンディビーチなど多くの人気ビーチが魅力です。スタイリッシュな高層ビルが立ち並ぶ洗練された街並みはモダンな雰囲気を醸し出し、また、歴史的な建物も数多く残っており、風情ある街並みの散策を楽しむこともできます。 シドニーは物価が高く、外食やレジャーは通常、日本よりも費用がかかります。食料品は、商品によっては日本とほぼ同じか、若干高い価格です。輸入品や生鮮食品は多くの場合、日本よりも価格は高い一方、地元産品は日本の価格に近く、手頃な価格です。全体として、シドニーは日本のほとんどの都市よりも物価が高いと言えます。 それでも、シドニーは多くの見どころが詰まった活気ある都市で、誰もが楽しめる何かが必ず見つかります。世界の芸術、音楽、文化の集まる中心地であり、電車、バス、フェリーの便利な交通網で移動もスムーズです。シドニーには多くの公園や海岸沿いの散歩道があり、都市の真ん中でも自然を楽しむことができます

第7位(同率) 大阪|日本

7位に輝いたのは、日本の大阪。西日本の中心地として栄える都市で、グルメの街としても知られています。国内外の長距離・近距離を問わず飛行機や電車の交通アクセスも充実しており、生活するうえで移動がしやすいという利便性も備えています。 市街地には高層ビルが立ち並ぶ大都市でありながら、中心地からの近距離内に住宅街も多く、東京と比べると家賃相場が比較的安い印象も。大都会でありながら、緑の多い環境というのもうれしいですよね。商業施設も豊富なので、生活用品や食料品まで買い物も便利です。

第7位(同率) オークランド|ニュージーランド

ニュージーランド最大の都市であるオークランドは、都会の活気と自然とが調和した魅力的な街です。この都市は、「セイルズ・シティ」の愛称で知られ、2つの港に囲まれ、火山性の丘陵と絶景が至る所に広がっています。オークランドはマオリ語で「タマキ・マカウラウ」と呼ばれ、今もそのルーツを大切にしています。 中心部から1時間以内の場所に、パドルボード、ワイナリー巡り、海岸沿いのハイキングコースなど、多くの見どころやアクティビティが点在しています。スカイ・タワーからは都市の360度展望が楽しめ、ヴァイアダクトハーバーには様々な活気あるレストランが立ち並んでいます。ワインや海岸の雰囲気を楽しむなら、ワイヘケ島のブドウ園とビーチはフェリーで簡単にアクセス可能です。一方、ランギトト島にはアウトドア好きのハイカー向けに刺激的なハイキングコースが用意されています。 オークランドでは、新鮮なシーフード、本場のコーヒー文化、マオリ、太平洋諸島、アジアの料理の影響を受けた多様な食文化が楽しめます。地元の農産物、ワイン、乳製品は手頃な価格ですが、外食や他のアクティビティは日本で比べて高い傾向にあります。

第9位 アデレード|オーストラリア

アデレードは南オーストラリア州の州都で、広々とした街道、緑豊かな公園、そして有名なワイン産地へのアクセスが便利な、温かくのんびりと過ごせる都市です。歴史的な建物と現代的な観光スポットが調和するこの都市には、アデレード・オーバル、南オーストラリア州立美術館、そして新鮮な農産物やチーズ、地元の特産品を堪能できる活気あるセントラル・マーケットなどがあります。車で短時間で行けるバーロッサ・バレーとマクラーレン・ベールでは、オーストラリア随一のワインと美食が楽しめます。海辺でのんびり過ごすなら、グレンエルグなどの近郊のビーチがおすすめです。 アデレードの食料品やアクティビティの費用はシドニーよりも全般的に低めで、食料品や飲食の価格は日本とほぼ同じか、やや安い場合もあります。マーケットを訪れたり、フェスティバルを楽しんだり、ビーチで時間を過ごしたりするなどの多くのアクティビティは無料または低コスト、オーストラリアののんびりとした魅力をリーズナブルに楽しむことができます。

第10位 バンクーバー|カナダ

カナダの代表的な都市「バンクーバー」が第10位にランクインしました。ブリティッシュコロンビア州に位置し、カナダ国内3位の規模の都市です。2010年には冬季オリンピックの開催地となり、広く認知されました。世界有数の国際都市でありながら、海や山に囲まれており、都会の中でも美しい自然の景色が広がります。 移民も積極的に受け入れていることに加え、留学先として人気が高く、多様な人種が暮らしています。そのため、お互いの文化を尊重しており、人種差別も少なく治安の良さも人気の理由のひとつ。移民の国ということもあり、飲食店では、さまざまな国の料理が楽しめます。 寒いイメージがあるカナダですが、バンクーバーは比較的天候に恵まれており、穏やかで過ごしやすく、四季があります。しかし、11月~3月は“レインクーバー”と呼ばれるほど降水量が増え、雨具が手放せなくなることも。一方、日の入りが遅いため、観光もしやすいという利点もあります。

FAQ

英エコノミスト紙の調査部門が発表する「住みやすい街」ランキングは、世界173都市を対象に、安定性、医療の質、文化と環境、教育、インフラの5つのカテゴリーに分けられた30以上の指標で測ることで評価しています。

2024年には、5つのカテゴリー中、4カテゴリーで満点評価を受けたオーストリアの首都、ウィーンが3年連続で1位にランクインしました。

「住みやすい街」ランキングはその街の健康状態を総合的に評価するため、旅行先を決める際にはある程度参考にはなります。ただ、「住む」ことと「訪れる」とこは異なること、さらに調査はあくまでマクロ的なものなため、一人一人の体験は大きく異なることに留意する必要があります。旅行先を検索する際にはスカイスキャナーなどのメタサーチを利用した方法がおすすめです。24時間365日検索・購入が可能な上、様々な航空会社、ルート、日時を横断的に検索できるので、お得な航空券を見つけるのがさらに簡単になります。

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