高級ホテル&コンドミニアムの建設ラッシュ
ニセコでは、スキー場の外側にも広がる究極のパウダースノーを楽しめる「ニセコルール」というものがあります。このルールの範囲内であれば、一部のスキー場外も自由に滑走できるのです。自由に極上のパウダースノーを滑れるという噂は、瞬く間に広がり、多くの外国人スキーヤーが押し寄せるようになりました。さらに、風光明媚な北海道で、秀麗な羊蹄山や温泉などもあり、総合的なスキーリゾートとしてこれから発展していくであろうと、外国人による投資、開発が急速に進むことになったのです。
パウダースノーを求めてニセコアンヌプリ山の頂上へ
ニセコアンヌプリ山(標高1,308メートル)の頂上から、主として4つのスキー場が裾野に広がっています。それぞれ経営元は別ですが、各スキー場のスキーリフト券と全山コースをカバーしたリフト券があります。頂上までは最後のリフトを降りてから20~30分ほどスキーやボードを担いで登っていかねばなりません。しかし、早く登れば、誰よりも早くパウダースノーの恩恵を受けることができます。
山頂から眺める羊蹄山の絶景
頂上に到着すると、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山が優美な姿をみせてくれます。また振り返れば、ニセコ連峰の山々が連なり、やがては日本海へと続きます。さあここからは、自由にパウダースノーの滑降を堪能しましよう。余談ですが、ニセコアンヌプリ山の頂上近くでは、旧日本軍がゼロ戦などの耐寒、氷結実験などをしていたことでも知られています。それほどの寒さなので、防寒対策はしっかりとしてくださいね。
胸まで雪が舞う!ノートラックの深雪スキーを楽しむ
きれいに整備された従来のゲレンデを滑るのももちろん愉しいのですが、滑り跡の無い”ノートラック”と呼ばれる雪面に、パウダースノーが広がる深雪スキーを体験すると、誰もがそのおもしろさに魅せられます。きれいに整備されたゲレンデスキーとは違ったおもしろさが病みつきになるそうです。ゲレンデスキーの技術では対応できない、深雪スキーならではの難しさを体験することができます。
ニセコでは専門家がスキー場外の雪の状態を毎朝検査します。そして雪崩などの事故発生の危険性が少ないと判断されると、場外へ出るゲートが解放されます。深雪スキーはあくまでも自己責任であることには変わりありません。しかし、専門家による一定の判断が下されることは、スキーヤーにとっては頼りになります。無論、雪崩などの対策用具、三種の神器(ビーコン、プルーブ、スコップ)は必需品です。誰もいまだ滑っていない雪の斜面を滑る爽快感は、忘れることができません。初心者はガイドの案内が必要です。
待ち遠しい12月のスキー場オープン
立冬が過ぎ、雪虫が舞い、広葉樹が一枚も残さずに木の葉を撒き散らすと、本格的な冬将軍の到来です。ニセコ地域では11月~12月初旬になると辺り一面が雪景色になり、スキー場のオープンが待ち遠しい時期となります。
ニセコアンヌプリ山周辺にある4つのスキー場は、総称して「ニセコユナイテッド」と呼ばれています。その中のひとつ、「ニセコHANAZONOスキー場」は、一番北側に位置している関係で、比較的静かで雪質も良く、快適なスキーが愉しめます。滑っているのは外国人スキーヤーがほとんどで、10パーセントぐらいが日本人スキーヤーだと言っても過言ではないでしょう。
【スポット情報】ニセコHANAZONOスキー場住所:北海道虻田郡倶知安町字岩尾別328-36電話:0136-21-6688
大晦日の除夜の鐘と共に楽しむ松明スキーと打ち上げ花火
年末年始にかけて、クリスマス&ニューイヤー休暇を楽しむ外国人スキーヤーが世界各地から押し寄せます。大晦日の除夜の鐘と同時に、「たいまつ滑走」と呼ばれる、多くのスキーヤーが松明(たいまつ)を持ち、スキー場を歓声をあげながら滑り降りてくる光景は有名です。そして、新年を祝う花火が夜空に打ち上がります。「たいまつ滑走」は、前もって申し込むと、原則としてどなたでも参加できます。
スキーの後は小鳥やリス達と触れ合おう
積雪が進むにしたがって、森は深い雪に覆われます。食べ物を見つけるのが困難になった森の小動物達が、家のベランダまで食べ物を探しに、かわいい顔を見せてくれます。ホットするひとときです。スキーの後は、ゆっくりと北海道ならではの動物たちと触れ合ってみてください。
ニセコでおすすめのホテル&レストラン
ホテル「木ニセコ(Ki Niseko)」は、「ニセコ グラン・ヒラフスキー場」に直結するコンドミニアムタイプのホテルで、2014年12月にオープンしました。客室は96室あり、温泉とレストランを完備しています。1週間~1ヵ月間の滞在にぴったりのホテル&コンドミニアムで、家族や友人とウィンタースポーツを楽しむ方々におすすめです。
ほかにもニセコアンヌプリ山を中心に多くの大型ホテルが点在しています。代表的なものでは、「ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ」、「ヒルトンニセコビレッジ」、「ザ・ヴェールニセコ」、「ホテルニセコアルペン」、「坐忘林」、「ニセコワイス寶亭留」、「ニセコ白雲荘」など数えきれない程あります。
【ホテル情報】木ニセコ(Ki Niseko)住所:北海道虻田郡倶知安町字山田183-43電話:0136-21-2565
「ニセコビレッジスキー場」から車で3分ぐらいの位置に、レストラン「プラティーヴォ(PRATIVO)」があります。北海道と言えば、すぐに牧場やジャガイモ畑などが連想されますが、「プラティーヴォ」は高橋牧場によって経営され、原則として自社で生産したものが食材として使用されています。
羊蹄山が正面に見える大きな窓と劇場形にテーブルが配置され、食事を愉しみながら絶景を堪能できる、贅沢な設計になっています。食事は野菜やヨーグルトなど自社製の食材が中心で、メインデイッシュの魚、肉料理以外は何回でもお代わりできます。
【スポット情報】プラティーヴォ(PRATIVO)住所:北海道虻田郡ニセコ町曽我888-1電話:0136-55-8852営業時間:ランチ11:00~16:00(15:00 L.O)/ディナーは12月から営業定休日:なし
あるオーストラリア人の若者の口コミから始まったニセコの軌跡。胸まで舞う深雪のパウダースノーを求めて、世界各国からウィンタースポーツ好きが集まります。今冬はニセコで、一面無垢の雪山に自分だけのシュプールを描いてみませんか。
筆者ご紹介 | ||
|---|---|---|
| | 地球の歩き方 ニセコ・北海道Web特派員 寅さん16年前にニセコの林の中に山小屋を建てて、以来田舎暮らしを愉しんでいます。学生時代は高校~大学と山岳部に属して、山に熱中していましたが、今はゴルフ、スキー、写真、薪割り、ワイフの庭の花壇や畑作業の手伝いなどしながら、自然を満喫しています。羊蹄山麓やニセコ連峰を中心に、ニセコ地域の自然の移ろいや、人々との交流を地球の歩き方 ニセコ・北海道Web特派員ブログからお届けしています。 | |
あわせて読みたい
これぞ日本の紅葉!金沢・兼六園の紅葉ライトアップを見に行こう
兼六園やひがし茶屋街といった歴史的な建造物が軒を連ね、情緒あふれる城下町の風情を今に残す街、金沢。晩秋から初冬にかけての金沢には、鮮やかに染まる紅葉の日本庭園と、冬の風物詩「雪吊り」が見られる兼六園や、漁期の限られた冬の味覚「香箱蟹」など、見どころ、食べどころがいっぱいです。
白川郷が秋色に染まる!紅葉と合掌造り集落のコラボを見に行こう
岐阜県白川郷の合掌造り集落は、平成7年12月9日にユネスコの世界遺産に登録され、毎年多くの観光客が訪れています。平成28年度の観光客数は約180万人。独特の美しい景観である茅葺き屋根の集落は世界中から高い評価を受け、国内はもちろん、海外からの観光客も増えています。