スカイスキャナー ニュース 【機内食特集】今度は新潟とコラボ!Peach(ピーチ)の機内食新メニュー開発の裏側に迫る!

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【機内食特集】今度は新潟とコラボ!Peach(ピーチ)の機内食新メニュー開発の裏側に迫る!

LCCのPeach Aviation株式会社(以下、Peach)が2018年3月1日より機内食を刷新。同じ日に新規就航した関西~新潟線に合わせ、春メニューでは新潟のご当地グルメとコラボした「笹寿司弁当」や「イタリアン」が登場しました。ピーチがこだわる「地方と食」への想い、メニュー開発の裏側をLCCジャーナリストの五十嵐貴文さんに取材していただきました。

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食で地方創生!Peachの個性豊かな機内食

数あるLCCの中で、ひときわ個性豊かなメニューを販売しているPeachの機内食。会社が掲げる「地方創生」の理念のもと、就航地やその周辺自治体の「食」をメニューに取り入れることで、その魅力を広く発信しています。

2017年12月には鳥取県とコラボを行い、名物のカニを取り入れた「カニ飯弁当」や、特産のビーツで色付けした「ピンク華麗(カレー)」など、そのインパクトがSNSでも話題となりました。

Peachの機内食はどうやって開発している?本社を取材

Peachの独創的な機内食。一体そのアイデアはどこから生まれてくるのでしょうか?関西空港内にあるPeachの本社を訪ねました。

機内食会議の模様

訪れたのは2018年2月19日。機内食の新メニューの発表を2日後に控え、広報チームを交えた最終打ち合わせが行われていました。既に新メニューは確定済みですが、その魅力をどのように伝えればより効果的に伝わるのかを熱心に打ち合わせていました。

Peachでは機内食の専門知識に長けた社員チームを設け、その社員がリーダーとなって様々な部署と意見交換しながらメニュー開発を進めています。特にピーチの利用客の多くを占める女性に喜んでもらえる商品を生み出すため、女性社員の意見を積極的に取り入れているのが特徴です。

そして、Peachが機内食の開発過程で最も大事にしているのは、関西を本拠地としている会社として、そのメニューが美味しいことはもちろん、それに加えて「面白いか・面白くないか」という点です。新メニューそのものが持つ話題性を「1つのメディア」として活用したいと考えているためです。

さらにはLCCの機内で有料で販売されるという点で、購入者に納得してもらえる「味」も磨いています。Peachの定番メニューのお好み焼きは、実際に大阪の人気店「千房」の職人が手作業で焼いたものを急速冷凍し、機内で温めて提供しています。「できるだけお店の味に近づけたい。」そのこだわりが人気に繋がっているのも納得です。

2018年春メニューは「新潟」とコラボ

そんなPeachのこだわりが込められた機内食「PEACH DELI(ピーチ・デリ)」が3月1日にリニューアル。春の新メニューは5月31日までの販売です。

今回は同じ2018年3月1日にPeachが新規就航した関西~新潟線にあわせ、「新潟」の食とコラボしたメニューとなっています。一体どんなメニューなのか、各商品の特徴を伺いました。

新潟のグルメを凝縮!「笹寿司弁当」

まず最初に紹介する新メニューは「笹寿司弁当」(1300円)。新潟の郷土料理として知られる「笹寿司」と、魚沼地方発祥の、つなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使った「へぎそば」、そして新潟で人気の「タレカツ」といったご当地グルメを1つのお弁当で味わえます。

さらに、笹寿司のお米には新潟県産のお米が使われ、タレカツには「かんずり」と呼ばれる新潟県妙高市に伝わる唐辛子を使った調味料が添えられています。こういった細かい所までも「新潟」にこだわっている点にも注目です。

新潟県民のソウルフードを機内で!「みかづきのイタリアン」

続いては「みかづきのイタリアン」(700円)。一見するとトマトスパゲッティのように見えますが、パスタではなく太麺の焼きそばの上に特製のトマトソースがかかったものです。新潟市の繁華街にある老舗の甘味処・喫茶店の「みかづき」で昭和35年に誕生した「イタリアン」。その後、新潟県内で人気が広がった県民のソウルフードの一つです。

「みかづきのイタリアン」の味を機内で再現したい。そのPeachの想いから、大阪の機内食工場で作るのではなく、現地新潟で「みかづき」の職人が調理したものを急速冷凍し、機内で提供しています。そのため、まさに"現地の味"をそのままPeachの機内で味わうことができるんです。モチモチでボリュームたっぷりの「みかづきのイタリアン」。トッピングの白生姜と一緒にぜひ味わってみてください。

(※飛行時間90分以上の国内線と一部を除く国際線で販売)

新潟限定の人気米菓子を機内で!「亀田製菓 サラダホープ」

機内のおやつにピッタリなのが「亀田製菓 サラダホープ」(300円)。新潟に本社がある日本有数の米菓メーカー「亀田製菓」が新潟県とネット通販だけで販売しているご当地スナックで、塩味が美味しい「洋風あられ」です。昭和36年に誕生した商品ですが、2009年にテレビ番組で取り上げられたことで一時は品切れになるほどの人気に。この商品が新潟県内とネット通販以外で購入できるのはPeachの機内だけです。

お土産にも最適!新潟の日本酒4種が新登場

日本有数の米どころ・酒どころとして知られる新潟県。今回の新メニューでも4種類の日本酒が登場します。これはPeachの機内食の担当者と日本酒好きの女性社員が現地を実際にリサーチし、Peachの客層にあう味・デザインのものを採用しています。

・八海山 金 (純米吟醸) 850円 ・八海山 銀 (吟醸) 700円 ・越後鶴亀 (純米) 500円 ・越後鶴亀 (招福神) 500円

「八海山」は仕込み水の良さを生かした、優しい香りと甘みが特徴。ひょうたんの形のボトルが可愛らしく、お土産にもピッタリです。「越後鶴亀(純米)」はフレッシュな香りと深みのある旨味が特徴、 「越後鶴亀(招福神)」は新潟らしいお米を思わせる香りとさっぱりとした喉越しに、純米酒特有のコクが特徴です。アルミ缶は機内で扱いやすいと客室乗務員に好評だそうです。

日本のお土産に一等米を!「魚沼産コシヒカリ」

最後に紹介するのが「新潟県魚沼産コシヒカリ」です。コシヒカリの名産地として知られる南魚沼市。その中でも特に美味しいお米が取れるといわれている塩沢地区で生産された「一等米」です。甘みが強く、噛めば噛むほど旨味が広がってくるのが特徴で、おにぎりにも相性が良いお米です。量は2合で、手のひらに乗るコンパクトサイズなのでお土産にピッタリ。価格も600円と買いやすい値段なのも嬉しいポイントですね。

今回の新メニューをきっかけに外国人観光客の方に炊飯器の購入だけでなく、「日本でお米をお土産に買って帰る」というムーブメントが起こるかもしれません。

機内食を通じて地方の魅力を知る「きっかけ」に

機内食はLCCの収益源のひとつではありますが、Peachでは機内食そのもので利益を上げるよりも、その地方の魅力に気付いてもらう「きっかけ」になってほしいと考えているのだとか。3月1日にデビューした新メニューの「笹寿司」や「イタリアン」などを通じて、新潟の魅力が日本各地・さらにはアジア各国に広まることに期待したいですね。

Peachでは機内食のアイデア集めから商品化まで半年から1年をかけています。そのため、既に2018年6月からの新メニューの開発が動き始めています。2018年8月1日には関西~釧路線にも新規就航することから、今後は「北海道」の食など、これまでにPeachで取り上げられていない地域が取り上げられる可能性があります。SNSなどを通じてユーザーの声も常にチェックしているということなので、「〇〇をPeachの機内食で食べたい!」とリクエストするのも良いかもしれません。

「面白い」かつ「美味しい」。さらには「地方」の魅力を発信するメディアとしても大活躍のPeachの機内食。この春にPeachに搭乗した際にはぜひ味わってみてくださいね。

《2018年3月1日就航 Peach (ピーチ) 関西~新潟線 1日1往復》

運航スケジュール(~2018年3月24日) MM143便 関西12:00発 新潟13:05着 MM144便 新潟13:35発 関西15:10着

運賃:片道4,190円~(諸税別途)

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筆者ご紹介

LCCジャーナリスト・メディアディレクター 五十嵐 貴文(イガラシ・タカフミ)

1981年東京・品川生まれ。TVディレクターとして培った行動力を活かし、「コスパ時代のお得」を共通テーマにLCCやデジタル機器の最新情報を各地を飛び回り取材。LCC専門サイト「LCC STYLE」の立ち上げや大手航空会社の動画ニュース監修など、メディアに関するディレクション業務を数多く手掛ける。NHKラジオ「すっぴん!」のレギュラーコメンテーターなど、マスメディアでも広く情報発信を続けている。オフィシャルブログ「いがモバ」(https://igamoba.jp/)も更新中。 


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