■キャリアの通話サービスをそのまま使う「海外ローミング」
「ローミング」(roaming)とは、ご使用のスマホや携帯電話などにおいて、通信サービスを提供している事業者間の提携によって、利用者が契約しているサービス事業者が圏外であっても提携先のエリア内にいれば普段通りに利用できるサービスを指します。
例えば、あなたが今いる海外では日本のA社の通信サービスは圏外ですが、A社が提携しているB社が現地でサービスを提供していれば、使えることになります。
これだけ聞くと便利なローミングサービスですが、実は落とし穴が。
それは、料金が高額になることです。理由は、現地(旅行先)の通信回線を一時的に借りていることになるため、通話は日本経由の国際電話という扱いになります。そのため、発信のみならず、着信にも通話料が発生します。例えば、日本の有名通信キャリアで、実際にアメリカ本土に旅行する際にローミングした場合の音声通話における料金を計算してみました。
【発信】アメリカ国内:125円 日本向け:140円 その他の国向け:265円【着信】175円※1分あたりの金額
仕事や急な連絡などでどうしても電話を使う時以外は、ローミングは極力避けたいですね。
■通話機能付きのアプリなら「タダ」!?インターネット通話を賢く使う
フリーWi-FiやレンタルポケットWi-Fiなど、現地でインターネットサービスを利用できることは、前回ご案内しました。このインターネット通信を利用して通話をする技術を、「VoIP」(Voice over Internet Protocol)といいます。VoIPは音声信号をデジタル化することができるので、インターネット通信網にのせてしまえば、インターネットにさえ繋がっていれば通話ができる、という仕組みです。
「電話」ではないので、もちろん普段おこなっているようなアプリ間での通信は、チャットや動画も含めて全て可能になります。但し、二者間の音声通話は最低上下(アップロード速度とダウンロード速度)100kbps程度は必要といわれていますので、ホテルやカフェ等に案内のあるフリーWi-Fiではストレスなく通話をすることは、少し難しいかもしれません。レンタルWi-Fiなど通信速度がある程度確保できるものが最適といえます。音声通話のみなら3Gプラン、ビデオ通話まで想定される場合は4G/LTEプラン、と用途に合ったプランをお選びください。
■アプリ通話の代表格「LINE」と「Skype」
今や誰もがアカウントを所有しているアプリといえば、「LINE」、そして「Skype」。
LINEには「LINE通話」、Skypeは「Skype通話」の機能がついています。どちらも電話のアイコンからかけることが可能です。ミュート機能(こちらの音が相手に伝わらない機能)やスピーカー機能(耳元にあてなくても通話ができる機能)、ビデオ通話が無料でできます。
LINEのメリットは何といっても日本人利用者数の多さ。アプリの国内月間アクティブユーザーは6,600万人以上と日本の総人口の半数を超えました(LINE株式会社2017年4月〜9月媒体資料より)。かけたい友達がアプリをインストールしていることが大前提なので、LINEならほぼ問題なさそうです。
そしてSkypeは、海外利用者層が厚いので、現地の友人や知人に連絡をする際に役立ちます。また、電話と違って、オンライン状況がわかるので(オンライン中、離席、ログアウトなど)、時差のある旅先からかける際には、気遣いもできそう。
但し、これらのアプリを使っても、相手側の設定でブロックしていたり、電話機能をオフにしていると、通話をすることができませんので、要注意です。
■LINEボットを有効活用!スカイスキャナー公式LINEアカウント公開!
スカイスキャナージャパンでは、公式キャラクター、ココくん&ナツコが行きたい目的地の航空券検索や料金比較、予約をしてくれる対話型アプリを公開しました。出発地、目的地、日程を入力すれば、航空会社や旅行代理店の情報を一括比較検索できる、優れたアプリです。詳細はこちらを読んで。
■デバイスを選ばないメリットも魅力!
アプリ間通信は、そのアプリケーションがインストールできる端末、ならびに音声の入出力機構さえ備わっていれば、デバイスを選ばないことも大きなメリットです。
例えば、あなたが旅行先でスマホで通話をしている相手の受け側は自宅や会社のパソコン、なんてことも可能になります。もちろん、タブレットから発信しても同じように使えますが、少し手には大きすぎるかも?
以上、「相手もそのアプリをインストールしていること」、「ある程度の通信速度が確保できる環境」この大事な2点を抑えて、便利な海外旅行ライフを送ってくださいね。