パーティーアイランドと言われるイビサ島の歴史に触れ、本当のイビサを知ろう!
世界史に必ず出てくるフェニキア人。紀元前7世紀、彼らは現在のレバノンの辺りに住み、スペインの本土まで金や銀を探しに航海していたそうです。その寄港地としてイビサを選び定住したと伝えられています。最初の定住地跡が、世界遺産にも登録されている「サ・カレタ(Sa Caleta)」という場所になります。
自然保護区域の塩田と世界遺産の城壁は見逃せない!
彼らは定住して50年もしないうちに、現在城壁のある場所に移動し、同時に塩田をその地域一帯に作ったそうです。冷蔵庫のなかった時代、塩は大変貴重な産物で、白い金とも呼ばれていました。その塩は今でも当時と同じ作り方で生産されています。また、この塩田はイビサ島の自然保護区域に指定されています。
紀元前654年にフェニキア人が築いた城壁を今の形にしたのはアラゴン・カスティージャ王国の王子フェリペ2世で、16世紀半ばのルネッサンス様式で造られました。
見どころは城壁と城壁内の街並みで、世界遺産にも登録されています。一番上の大聖堂を見上げて右半分から上が、特に古い時代の区域です。大聖堂は、1235年にカトリック教徒が征服して建てたマリア教会が土台ですが、それ以前はモスクだったという話もあります。
イビサ島周辺の島々も訪れてみては?
◾️パワースポット「エス・ベドラ島」
日本であまり知られていない小さな島「エス・ベドラ(Es Vedra)島」は、パワースポットとして名が通っており、北極と南極と同じくらい強い磁場があるそうです。
その島の西に、海流が幾つも交わりあう場所があったり、2つある島の間にダイビングのベストスポットがあったり、とてもミステリアスな場所です。
◾️ダイバー憧れの地「フォーメンテラ島」
ダイビングをする場合は、隣島のフォーメンテラ島にあるダイビングセンターで申し込みする必要があります。センターのオーナーはナショナルジオグラフィックの海中撮影担当をしている方で、素晴らしいスポットを紹介してくれることで有名です。
フォーメンテラ島とイビサ島の間にはポシドニアという海洋植物が一面に生えており、「海の中の植物ポシドニアの群生地とその生態系」として世界遺産に登録されています。太古のものもあり、長さ10mに至るものが発見されています。このポシドニアのお蔭でイビサ島とフォーメンテラ島の近海は水が綺麗で、特有の生態系が保たれています。
フォーメンテラ島までは、イビサ港から船が出ていて、高速船で約30分、フェリーだと1時間かかります。フォーメンテラ島にあるビーチは全て白砂で、透明度が高いコバルトブルーの海水がとても美しいのが特徴です。
ちょっと贅沢できるのであれば、イビサで1日ボートを借りてフォーメンテラ島まで行くこともできます。ボートは信頼できるお店で借りないと高額なレンタル料を取られてしまうこともあるので注意が必要ですが、イビサ島の「ナウティコ・エレソ(Nautica Ereso)」はおすすめなので、イビサの思い出に一度ご相談に行ってみてはいかがでしょうか。
【ショップ情報】
ナウティコ・エレソ(Nautica Ereso)
住所:Avinguda de Santa Eulària des Riu, 23, 07800 Eivissa
時間がなく、フォーメンテラ島まで行くのが難しい方でもイビサ島で充分綺麗なビーチを堪能できます。イビサ島には60ヵ所以上もの綺麗なビーチがあり、その中でもおすすめが「カラ・サラデタ(Cala Saladeta)」と「カラ・コンタ(Cala Comte)」ビーチです。また、レンタカーがあればエス・ベドラ島を一望できる「トーレ・デ・サビナル(Torre de Savinar)」塔と「カラ・コンタ(Cala Comte)」ビーチから絶景のサンセットを見ることができます。
イビサ島にあるちょっと変わったおすすめホテル
◾️アート好きにはたまらない「イビサ・グラン・ホテル」
ひとつ目は、アートなホテルの「イビサ・グラン・ホテル(Ibiza Gran Hotel)」です。ロビーやお庭、お部屋の中、ホテル内の至る所にオブジェや絵画などのアート作品が飾られ、通称アートホテルと呼ばれているこのホテルは、5つ星デラックス。イビサの中で一番ランクの高いホテルです。
アート好きには何とも魅力的な、好奇心をそそられるホテルです。設備やアメニティも充実していて、ベッドの横にジャグジー機能付きのバスタブまであります。一度は泊ってみたいラグジュアリーな気分に浸れるホテルです。
【ホテル情報】
イビサ・グラン・ホテル(Ibiza Gran Hotel)
住所:Paseo Juan Carlos I, 17, 07800 Ibiza, Islas Baleares
◾️採れたての味を楽しめるホテル「カン・クレウ」
二つ目は、アグリツーリズムのホテル「・クレウ(Can Curreu)」です。アグリツーリズムのホテルとは、農家の人が空いている部屋を旅人に提供し、家の畑で作っている農作物を食卓に出してくれるというのが本来の意味です。
イビサの場合、資本家が古いイビサの家屋を買い取って、中を改装してラグジュアリーなホテルに仕立て上げたところがほとんどです。ホテル・ルーラ&スパ・カン・クレウはオーナーが自分の旧家に手を入れたホテルで、ホテルの庭園内にバーベキューグリルや屋外プール、テラスなどがあります。
カン・クレウ(Can Curreu)
住所:Ctra San Carlos, km. 12, 07850 Santa Eulalia del Río, Illes Balears
有名DJが音を操るイビサのナイトクラブ
クラブで有名なイビサでは、毎日数か所でパーティーが開かれています。「イビサ・スポット・パーティー・カレンダー(Ibiza Spotlight Party Calender)」で、どの会場でどんなパーティーが行われているか分かるので、事前に調べて有名な大物DJの音を楽しんではいかがでしょうか。また、Webページからチケットも購入できるのでとても便利。クラブは午前1時過ぎから人が集まりだし、朝5時ぐらいまで盛り上がります。
イビサの2017クラブ情報で耳より情報を3つご紹介します。まずひとつ目は、「Hi」。昨年度まで「スペース」という名称で、名前が変わってから新しく選りすぐられたラインナップになったそうです。
次に日本で特に有名になっているクラブ・アムネシアの泡パーティーは、毎週日曜日。パリス・ヒルトンのパーティーの後から始まり、泡が出てくるのは朝の6時ないし7時くらいになるそうです。ちなみに泡にまみれて周りが見えなくなることもあるので、女性は覚悟してご参加を!また携帯電話などの貴重品はなくなる可能性もあり、泡でビショビショになってしまうので、貴重品は防水袋などに入れて気を付けて管理しましょう!
最後に、ウシュアイア・イビサ・ビーチ・ホテル(Ushuaia ibiza Beach Hotel)で行われるパーティーに、世界3大EDMフェスのひとつトゥモローランド(Tomorrowland)で演奏する有名なアーティストがやって来ます。クラブ好きがたくさん集まると思いますので事前に予約をおすすめします。
ナイトクラブで有名なイビサ島ですが、実はこんなに色んな過ごし方ができる良いところなのです!歴史探訪ができ、自然に囲まれたアクティビティも満喫できるだけでなく、毎日たくさんのクラブで異なるパーティーが催され、ナイトライフも充実したイビサ島。この夏ぜひお越しください!
筆者プロフィール
地球の歩き方イビサWeb特派員 今岡 史江
1993年より在住。日本語教師、ガイド、通訳、翻訳、カーレースオーガナイザー。当初より外国の方に日本語・日本文化を教えてきましたが、今は日本の方にイビサをご紹介しています。パーティーアイランドと呼ばれていますが、ヨーロッパ屈指のリゾート地、それだけでは人を惹きつけません。その秘密を探りにいらっしゃって下さい。私はそのお手伝いをさせて戴きたいと思います。地球の歩き方イビサWeb特派員ブログからお届けしています。