1. 海外プリペイドカードの使い方
1週間ぐらいの旅行なら日本円を現地の空港や銀行、両替所で両替すればと思っていませんか？空港内の外貨両替所の手数料は適正ですが、若干為替レートが高く、街中やホテルなどの両替所は手数料も為替レートも悪い場合が多いです。ヨーロッパや東南アジアの街にある外貨両替所の中には計算をごまかしたりするところもあります。また、現金を持ち歩く行為そのものが危険な国も少なくありません。
そこでおすすめなのが海外プリペイドカード。クレジットカードとは異なり、出発前に旅行で使うだろうと思う分の日本円を入金するだけで、旅行先のATMから現地通貨を引き出したり、ショッピングやレストランで利用することができます。残高が少なくなったときは、インターネット接続環境さえあれば、現地からネットバンキング経由で入金することも可能というスグレモノ。
海外プリペイドカードの種類もたくさんありますが、最近ではVISAやMASTERなどのクレジットカード機能のついた種類も登場していますので、支払いを現金・カードで状況に応じてスマートに切り替えることもできます。また、最大の特徴は、マルチカレンシー（複数通貨）に対応している点です。
たとえば、日本円を入金してUSドル(アメリカ・ハワイ・グアムなど)で必要な分だけ現地ATMから引き出し、次に欧州ではユーロを、のように対応している通貨が多ければ多いほど、旅行中の両替における利便性が増すことになります。
2. 海外プリペイドカードのメリットとデメリット
メリット
・多額の現金を持ち歩く必要がなくなるので安心・万が一盗難や置き引きにあっても銀行口座からの引き落としでなく、無制限に引き出せないので、被害が少ない・口座開設が必要なく、海外のATMから現地通貨を引き出せる・手数料が4～5.5％と割安・追加入金ができる・ネットバンキングに対応している
デメリット
・引き出し限度額や年間追加入金額に制限がある・加盟店での1日の利用限度額がある・本人以外の人が入金することができない
※現地のATMで個別に引き出し上限金額を定めている場合、現地ATMの引き出し上限金額が優先されます。
3. 使い切れなかった外貨も無駄なく
初めての海外旅行の失敗で、現金をすべて両替してしまい、ほとんど使え切れず帰国し、外貨を再度換金して2重に手数料を取られてしまうという人が多いです。海外プリペイドカードの場合は必要な分だけ現地のATMで現金を引き出すことができ、一部の海外プリペイドカードは余った外貨を日本円に再両替する場合の手数料相当額が0円という海外プリペイドカードもあります。
4. 万が一紛失・盗難に遭った場合はカード会社に連絡すれば安心
これから海外旅行をお考えの方も、ぜひ一度海外プリペイドカードをチェックしてみてください。
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