チュニジア旅行・観光

紺碧の海、黄金の砂浜、新鮮なシーフードなど、太陽が降り注ぐ北アフリカの国、チュニジアは多彩な魅力に溢れています。何千年もの間、入浴を愛したローマ人やバルバリアの海賊たちによって守られてきた地中海沿岸の美しさを存分に楽しみましょう。おとぎ話のようなアラビアンナイトを体験したいなら、サハラ砂漠でラクダをお供に星空の下で眠ることもできます。

チュニジアで人気の目的地

チュニス

古代から続く通り、色とりどりの市場、何世紀にもわたるモスクなどが立ち並ぶチュニジアの首都、チュニスはまるで迷路のように訪れる人々を魅了します。

スース

スースはまさにチュニジア文化の宝石箱。迷路のようなメディナ、雄大な要塞、モスクで時間をさかのぼる旅に出ましょう。疲れたら、黄金に輝くビーチでリラックスできます。

ハンマメット

地中海を望む魅力的な青と白の建物が特徴的なハンマメットは歴史的な趣があり、ビーチでのんびり休暇を楽しむのに最適な場所です。

チュニジアの基本情報

言語

アラビア語

通貨

チュニジア・ディナール(DT)

タイムゾーン

UTC+1(中央ヨーロッパ標準時)

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チュニジア旅行のハイライト

メディナを散策

チュニジアの「メディナ」(歴史地区)は、迷路のような通りを歩くだけでも歴史に浸れる見どころ満載の場所です。チュニスのメディナで最も目を引くのは、紀元734年に創建されたエズ・ジトゥーナ・モスク。周辺の市場で香水や織物、絨毯を買い求める際は、値切り交渉に挑戦してみましょう。街の喧騒に圧倒されそうになったら、伝統のミントティーを飲んだり、ハマム(伝統的な浴場)でゆっくりくつろぐ時間を作りましょう。

古代遺跡巡り

チュニジアには壮大なローマ遺跡が数多く残っており、エル・ジェムのコロッセオでは、かつて剣闘士たちが命がけで戦った痕跡を見ることができます。アントニヌスの浴場はローマ以外で最大規模を誇る浴場施設で、その規模には圧倒されることでしょう。夏には古代ローマの集落ドゥッガをぜひ訪れましょう。満員の円形劇場で開催されるドゥッガ・フェスティバルでは、北アフリカの音楽が楽しめます。

サハラ砂漠でぐっすり

砂漠の冒険は、12月に開催されるサハラフェスティバルを目当てに、毎年何千人もの人々が集まるドゥーズから始まります。ベドウィンのテントで砂丘のキャンプを楽しんだり、マトマタのアマジグの村を訪れることができます。ここにある独特な洞窟のような住居は、映画『スター・ウォーズ』でルーク・スカイウォーカーの故郷として登場した場所でもあります。

チュニジアのおすすめアクティビティ

人気の観光スポット

テブールスークのすぐ郊外にあるドゥッガは、劇場や神殿、公衆浴場といったローマ時代の遺跡が驚くほど良好な状態で残されており、当時の暮らしを鮮明に伝えています。『スター・ウォーズ』に登場するクサール・ウレド・ソルターヌは、15世紀に築かれたアマジグの建築群で、それ自体が見応えのある史跡です。チュニスのメディナで訪れるべきハイライトのひとつが、スーク・エシュ・シャウアシーン。活気あるカフェや伝統帽「シェシア」を売る店が並んでいます。

ビーチ

チュニジアの特に観光地にあるビーチでは、ラクダのキャラバンに出会えるかもしれません。青と白のコントラストが美しい丘の上の村、シディ・ブ・サイドは、絵画のような絶景が魅力です。モルディブのような体験を楽しみたいなら、ガール・エル・メル・ビーチがおすすめです。ここではボートで自分専用の小屋まで移動し、新鮮な地元の食材を使った食事を堪能することができます。

自然環境

かつてこの海岸線をパトロールしていたバルバリアの海賊たちに思いを馳せながら、レプリカの海賊船で冒険に出かけましょう。船上からはイルカの観察が楽しめ、フラミンゴ島では豪快なランチに舌鼓を打てます。また、チェビカはジェベル・エル・ネゲブ山脈のふもとに広がる美しいオアシス。滝やナツメヤシの木陰で涼む前に、周辺をハイキングしてみましょう。

文化と美術・博物館

チュニジアの博物館は、その豊かな考古学的遺産を紹介する場として注目されています。首都チュニスにあるバルドー博物館は、かつてのベイリック宮殿を利用した施設で、チュニジアの幅広い歴史を物語る展示が充実しています。特に、ローマ時代のモザイクコレクションは世界最大級を誇ります。また、難破船マディア号から引き揚げられた、約2000年もの間海底に眠っていたギリシャの至宝も展示されています。

料理

北アフリカと地中海の味が融合するチュニジア料理は、隣国のモロッコやエジプトよりもスパイシーな味付けが特徴です。外出先で軽食を楽しむなら、ツナ、卵、ジャガイモを詰め、唇がヒリヒリするほどのハリッサを効かせた揚げサンドイッチ「フリカッセ」をぜひお試しください。英国人によって広められた緑茶は、砂糖とミントの葉で爽やかに楽しむのが現地流です。

ファミリー向け

ジェルバ島では、穏やかな海や砂浜、伝統工芸品とイスラム美術、そしてなんと、ワニまで楽しめるジェルバ・エクスプロア・パークをお楽しみください。イシュケル国立公園の湖や丘は、ハイキングやバードウォッチングに最適です。SFファンなら、「スターウォーズ」ツアーに参加して、チュニジア南部の撮影場所やセットを訪れることができます。

チュニジア旅行のベストシーズンをチェック

チュニジアの気候

3月~5月:オリーブやオレンジの花が咲き始めると春の訪れです。気温は穏やかに過ごしやすいものの、地中海で快適に泳げるようになるのは5月中旬以降です。

6月~8月:沿岸部は暖かく日差しも燦々と降り注ぎ、ビーチ日和が続きます。一方、砂漠では気温が40℃を超えることもありますが、乾燥しているため夜にはぐっと涼しくなります。

9月~11月:秋は日中が穏やかで夜は涼しく、砂漠探検にぴったりの季節です。海も9月までは泳げるほど暖かさが続き、10月になると沿岸部では雨天が多くなります。

12月~2月:日中はおおむね穏やかで、気温は摂氏16℃前後です。砂漠の夜は氷点下まで冷え込むことがあり、山間部では雪が降ることもよくあります。

チュニジアのイベント

ドゥガ国際音楽祭(6月~7月):古代文化と現代の格好良さが融合する音楽フェスティバルが、ドゥッガ遺跡の敷地内で開催されます。ローマ時代の円形劇場が光と音に包まれ、アフリカ各地や世界から集まった著名なアーティストや新進気鋭のパフォーマーによるステージが繰り広げられます。

サハラ国際フェスティバル(12月):ドゥーズで開催されるこのフェスティバルでは、遊牧民の砂漠文化が主役となります。ラクダ乗りの実演や伝統工芸、色鮮やかなダンスパフォーマンスの数々に、きっと魅了されるでしょう。

メディナ祭(日程は変動あり): 毎年ラマダンの時期になると、チュニスのメディナ(旧市街)の古い街並みが、アートインスタレーションや音楽、ダンスによって一変します。伝統工芸から最先端の振付まで、アラブ世界のアートと文化を幅広く紹介する祭典です。

事前にご確認ください

現地のエチケット

服装は控えめにし、特に地方や宗教的・文化的な場所では肩と膝を覆うようにしましょう。女性が髪を覆う必要はありません。ラマダンの期間中、多くのチュニジア人は日中断食をしています。この時期に訪れる際は、公の場での飲食や喫煙を控えるなど、配慮を心がけてください。

医療・健康および安全情報

旅行前には、A型肝炎や腸チフスなど推奨されるワクチンの有無を確認しておきましょう。夏の暑さは特に砂漠地帯で厳しいため、日焼け対策をしっかり行い、冷たい飲み物でこまめに水分補給をしてください。チュニジアの水道水は塩素濃度が高く、胃の不調を引き起こすことがあります。ボトル入りの水を利用するのがおすすめです。

LGBTQ+の旅行者

チュニジアでは同性愛は違法とされています。ただし、沿岸部のリゾート地や都市部は比較的寛容な傾向があり、LGBTQ+カップルは人前でのスキンシップを控えるのが安心です。近年では、LGBTQ+活動家による認知拡大や寛容さを求める動きも見られます。2018年以降は「マウジョウディン・クィア映画祭」が開催され、チュニジア国内外のクィアの物語が紹介されています。

お得に楽しむ

チュニジアでの格安旅行は難しくありません。手頃なレストランなら食事はわずか10チュニジア・ディナール(TND)ほど、カプチーノも3ディナール以下で楽しめます。移動費を節約したいなら、公共バスを利用するのがおすすめです。

チュニジアでの移動

公共交通機関

バス:チュニジア各地には地域ごとのバス網があり、首都チュニスではTRANSTUが運行しています。国内の都市間は国営や民間の長距離バス会社が結んでいますが、運行が必ずしも安定しているわけではありません。都市間を移動する最も一般的な方法は「ルアージュ」と呼ばれる乗り合いミニバスです。ただし決まった時刻表はなく、満席になり次第出発するので注意が必要です。

鉄道:チュニジア国鉄(SNCFT)は国内北部の主要都市を結んでいますが、移動には時間がかかることがあります。南部チュニジアの絶景キャニオンを車窓から楽しむなら、観光列車「レッドリザード」に乗ってみましょう。

船:ジェルバ島と本土はカーフェリーで結ばれていますが、待ち時間が長くなることもあります。そのため、ジェルバ=ザルジス・ローマ街道橋を車で渡る方が便利かもしれません。

国内航空券

短期間で国内を効率よく巡るなら、航空機の利用がおすすめです。チュニスエアは、チュニス、モナスティル、ジェルバの主要空港を結ぶ国内線を運航しています。

ドライブ

チュニジアでは高速道路がよく整備されているため、運転は比較的容易です。A1有料道路(トランス・マグレブ・ハイウェイ)は、首都チュニスと南部海岸のベンゲルダンを結んでいます。町に入る際には、思いがけない減速帯に注意しましょう。

チュニジア旅行に関するよくある質問

チュニジアの公用語はアラビア語ですが、フランス語も広く使われています。観光地では英語も通じますが、現地の言葉を少しでも話そうとする姿勢は喜ばれます。まずは定番の挨拶「アッサラーム・アライクム(あなたに平安を)」から始めてみましょう。
チュニジアの公用通貨はチュニジア・ディナール(TND)です。観光地ではクレジットカードが使える場所もありますが、現金を持ち歩くのが安心です。主要な町や都市にはATMが整備されていて便利に利用できます。チュニジアではちょっとしたサービスに対してもチップを渡す習慣があり、目安は10%からとされています。
シディ・ブ・サイドやラ・マルサの青と白の美しい街並みは、チュニジアでのビーチバケーションにぴったりの背景です。通勤電車に乗るか、ルアージュ(乗り合いミニバス)を利用してチュニスへ行けば、メディナや博物館を巡ることができます。
チュニジアへの旅行を計画する際は、自国政府の渡航情報を確認しておきましょう。イスラム教国であるため、特にビーチリゾートでは控えめな服装を心がけるのが望ましいです。同性愛カップルは、人前でのスキンシップを避けた方が安心です。
チュニジア北部のビーチリゾートを楽しむなら、夏がベストシーズンです。遺跡やサハラ砂漠での冒険をお望みなら、10月から5月にかけては温暖で、最も快適に過ごせる時期です。また、イスラムの聖なるラマダン(断食月)期間中に訪れれば、地域の文化を深く体験できます。観光客がラマダンに参加することは求められませんが、日没後に地元の人々と共に食事を楽しむことは歓迎されており、特別な雰囲気を味わえます。
多くの高級ビーチリゾートがある一方で、チュニジアはとても手頃に旅行できる国でもあります。伝統的なチュニジアのゲストハウス「ダール」では、個性的な宿泊体験や食事を幅広い価格帯で楽しめます。