ペルー旅行・観光

南米ペルーは、国土の半分近くを占めるエメラルドグリーンのアマゾンから、西海岸に広がる黄金色の砂漠まで、色彩豊かな風景に満ちています。アンデス山脈の高地にはカラフルな「レインボーマウンテン」もあります。その一方で、コロニアル調の街並みが魅力のリマや歴史的なクスコ、そして火山地帯に位置するアレキパなど、活気に満ちた都市巡りも楽しめます。

ペルーで人気のスポット

リマ

豊かな歴史と文化に彩られ、名物のセビーチェを味わえるリマは、ペルーの「王の都」として知られています。古代遺跡やヨーロッパ風の建築物を探索しながら、最高のサルサバーやシーフードのお店を訪れてみましょう。

クスコ

アンデス山脈の高地にそびえる旧インカの都クスコは、マチュピチュへの出発点としてだけでなく、その美しい建築や魅力的な市場、そしてパノラマの眺望を楽しむ場所としてもおすすめです。

アレキパ

ペルーの「白の街」として知られるアレキパは、石畳の道と白亜の建物が織りなす美しい景観が魅力です。壮大なコルカ渓谷の拠点としても最適な立地にあります。

ペルーの基本情報

言語

スペイン語、ケチュア語、アイマラ語

通貨

ペルーソル(S/)

タイムゾーン

UTC-5

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ペルー旅行のハイライト

アンデス山脈をハイキング

世界的に有名なインカ・トレイルは、15世紀の城塞都市マチュピチュ遺跡を終点とする、息をのむような景観のハイキングコースです。トレッキングはペルーでもやりたいことリストのトップに入る大人気のアクティビティです。伝統的な村々が点在する緑豊かな渓谷から、氷に覆われたブランカ山群の頂まで、アンデスのどの道を歩いても絶景に出会えることができるでしょう。

川下り

ペルー東部の全長に渡って、アマゾンを源流とする迷路のような川が流れています。ピンクのカワイルカと一緒にカヤックで川を探検したり、急流をホワイトウォーターラフティングで下ったりなど豊富な楽しみ方があります。ボリビア国境の海抜3,800メートルの穏やかなチチカカ湖に浮かぶ葦(トトラ)の島に住むウロス族を訪ねたら、青く輝く海に沈む夕日を眺めてみましょう。

古代の不思議を発見

ペルーの都市群は古代文明の軌跡をたどるには絶好の場所です。砂漠で5,000年前に建造されたカラルのピラミッドや、チャチャポヤ族が数百年前に築いた壮大な山城があるクエラップを訪れてみましょう。カハマルカでは、インカの浴場の探索がおすすめです。リマでは西暦400年にさかのぼるラ・ワカ・プクラナ遺跡で実際の発掘現場を見学できます。

ペルーのおすすめアクティビティ

人気の観光スポット

標高約2,400メートルの山頂に建てられた石造りの城塞マチュピチュは、世界七不思議のひとつであるだけでなく、歴史上のミステリーでもあります。巨大なアンデスコンドルや、インカ以前から続く段々畑を見るなら、コルカ渓谷をお見逃しなく。リマのグルメシーンでは、ペルー産の食材を使い、南米で最もクリエイティブなシェフたちが腕をふるう料理を堪能できます。

ビーチ

サーフィン好きなら、ペルーのビーチはまさに理想的です。リマの南に位置する人気スポット、プンタ・エルモサで波乗りを楽しんだり、北上して大波を独り占めするのも良いでしょう。ペルーの海岸線は2414kmにわたり、マンコラのような洒落たリゾートタウンから、ひっそりとした漁村まで、さまざまな魅力が広がっています。サーフィンだけでなく、スポーツフィッシングや南米最大の砂丘でのサンドボード、さらには異世界のような岩の洞窟探検など、盛りだくさんのアクティビティが楽しめます。

自然

ペルーの熱帯雨林は地球上でも有数の生物多様性に富んだ場所で、ナマケモノやサルが木々にぶら下がる下をジャガーやピューマが歩き回り、濁った川の水中には巨大なアナコンダやピラニアが潜んでいます。また、アンデス山脈では巨大なアンデスコンドルが空を舞う姿を見ることもできます。南海岸に位置するバレスタス島の海洋保護区では、ペンギン、アシカ、アオアシカツオドリなど、海洋生物の観察が楽しめます。

文化と美術・博物館

ペルーの博物館で古代から現代に至るまでの壮大な歴史を体験しましょう。イカ歴史博物館では、約2,000年前の織物や陶器などの収集品が展示されており、ペルーの深い歴史に触れることができます。リマ市立美術館では、コロニアル様式の宮殿内に3千年もの歴史を誇る数千点ものペルーの美術品が展示されており、豊かな文化を感じることができます。また、リマのバランコ地区は自由な雰囲気に包まれた芸術家の集まる場所として知られ、現代アートの発信地としても注目されています。

料理

今やリマは世界有数のグルメシティとして知られており、屋台料理やレストランはますます人気を集めています。シーフードを中心とした料理が豊富で、スープやシチュー、セビーチェ、そして特産のアヒ・モチェロ・チリを使った絶品料理が楽しめます。アレキパでは、地元の女性が経営する伝統的な「ピカンテリア」(食堂)で、アルパカのステーキや山で採れたじゃがいもなどを使ったペルーならではの料理を堪能しましょう。

ファミリー向け

クスコの博物館を巡りで、インカの工学や農業の天才的な技術、そしてチョコレートへの情熱について学びましょう。プエルト・マルドナド近郊のタンボパタ国立保護区では、アマゾンの蝶やカピバラ、オオハシを観察できます。ワカチナの砂漠のオアシスでは、年長の子どもたちと一緒にデューンバギーやサンドボーディングを楽しむこともできます。

ペルーのベストシーズンをチェックしよう

ペルーの気候

4月~10月:5月と10月のショルダーシーズンは気候が良く、価格を抑えたお得な旅をペルー全域で楽しめます。乾季にあたるこの時期は、暖かく晴れる日が多く、夜は涼しくなります。とりわけアンデス山脈で顕著です。アマゾンや沿岸地域では、気温と湿度が比較的穏やかで過ごしやすいでしょう。

11月~3月:ペルーの熱帯気候は、大きく乾季と雨季の2つに分かれています。11月~3月は、特にアンデス山脈やアマゾンで雨が多く降ります(海岸に近い地域では12月~4月に雨が多く降ります)。レインコートや防水ウォーキングシューズは欠かせません。

ペルーのイベント

ラ・フィエスタ・デ・ラ・カンデラリア (1月と2月):3週間にわたり、プノ市はラ・フィエスタ・デ・ラ・カンデラリアの色彩と興奮に包まれます。パレードや仮面、アンデス音楽で盛り上がる人気のイベントです。

インティライミ(6月):インカ帝国時代から、毎年冬至になると、何千人もの人々がクスコに集まり、インティライミ(太陽の祭り)を祝います。地元の人々が太陽神と母なる大地に感謝を捧げるパレードや儀式、祝宴が繰り広げられます。

ミストゥーラ・フード・フェスティバル(9月):毎年9月に10日間、リマのエクスポジション公園で開催されるペルーを代表する食の祭典。ペルーの最高級の農産物、ストリートフード、ピスコサワーが来場者を魅了します。

事前にご確認ください

現地のエチケット

レストランでのチップは必須ではありませんが、サービス料が含まれていない場合は10%のチップを追加することをおすすめします。誰かの写真を撮る前には、必ず許可を求めてください。特に観光客でにぎわうエリアでは、ちょっとした支払いを求める人もいます。教会を訪れる際は肌の露出を控え、店に入る際はきちんとあいさつをしましょう。

医療・健康および安全情報

人気の観光スポットの多くは標高2,400メートル以上の高地にあります。旅行前に高山病の予防について医師に相談してください。黄熱病の予防接種を受けることをおすすめします。また、特定の地域ではデング熱、ジカ熱、マラリアなどの蚊が媒介する病気が確認されています。特にジャングルでは、防虫剤を使用し、保護できる服を着用してください。また、飲み水は必ずボトル入りのものを選んでください。

LGBTQ+の旅行者

ペルーは、進歩的な法律や考え方により、LGBTQ+の旅行者にとって安全な旅行先となっていますが、多くの地域では依然として保守的な考え方が強く、特に地方では公の場でのスキンシップは控えた方が賢明です。リマはクィアの旅行者にとって非常に寛容で、複数のゲイクラブがあり、毎年6月にはプライドパレードが開催されます。

お得に楽しむ

食事代が15ペルーソルもかからないペルーなら、お得に旅するプランを立てるのも簡単です。タクシーは約30ペルーソルですが、公共バスを利用すればさらに安く済みます。リマには高級ホテルやレストランが並ぶ一方、リーズナブルな宿泊施設も多数あり、予算に合わせて選ぶことができます。

ペルーでの移動

公共交通機関

バス:主要なバス会社Movil、Cruz del Sur、Tepsa、Oltursaは、ペルー全土の都市や町を結ぶ幅広い路線を運行しています。座席と預け入れ手荷物を予約できるほか、昼行便や夜行便を選べます。Peru Hopは、観光客向けに人気スポットを巡る、通常のバス会社とは異なるバス会社です。

鉄道:国内にはいくつもの鉄道路線が走っており、マチュピチュ近郊のアグアスカリエンテスや、観光客に人気のプーノへの路線もあります。エコノミークラスの列車は混雑しており快適とは言えないこともありますが、料金が高いクラスでは食事のサービスやセキュリティが充実しています。

船:ペルーのアマゾンやチチカカ湖を巡るには、船が最適な交通手段です。通常、船での移動はツアーに含まれていますが、プエルト・マルドナドやカパチカなどの町からフェリーを予約することも可能です。

国内線

広大なペルーでさまざまな場所を楽しむには、飛行機が最適です。LATAMをはじめとする国内航空会社は、主にリマから出発するフライトをリーズナブルな料金で提供しています。

車の運転

ペルーではレンタカーを借りることができますが、道路事情が混乱しているため注意が必要です。暗くなってからの移動は避けましょう。レンタカー会社は、実際以上に損害を誇張して、多めに支払いを求めてくることが知られています。必ず十分な補償がついた保険に加入しましょう。

ペルー旅行に関するよくある質問

ペルーではスペイン語が最も広く話されている言語です。アンデスでは、ケチュア語とアイマラ語も耳にするかもしれません。都市部以外では英語が通じにくいため、地元の人には、「buenos días(ブエノスディアス)」(おはようございます)とあいさつできるようにしておきましょう。ペルーでは、ビールは「cerveza(セルベサ)」ではなく「chela(チェラ)」と言い、「bacán」は「イケてる(最高!)」を意味します。
ペルーのソル(S/)が現地通貨ですが、特に観光スポットでは米ドルが広く使用されています。小銭はいつも手元に用意しておきましょう。小銭は公共交通機関や公衆トイレで役立ちます。観光関連の場ではチップを渡すのが一般的になっています。座席のあるレストランでは、少なくとも10%のチップを渡しましょう。
リマは国際線の中心拠点であり、ペルーでの休暇の出発点として最適です。クスコにも国際空港があり、聖なる谷への玄関口となっています。ただしクスコは高地に位置するため、到着直後は思うように行動できないこともあるので注意しておきましょう。
ペルーへの渡航に関する注意・勧告については、出発地の政府機関に確認してください。常に周囲に注意を払い、特に都市では所持品をしっかり抱えてください。高山病は珍しくありません。山へ向かう際は、無理な行動をする前に、高度に慣れるための時間を十分にとってください。
ちょっとした計画を立てれば、アマゾンやマチュピチュなど、やりたいことリストに入れている旅行をリーズナブルな予算で実現できます。手頃な価格の宿泊施設を探し、バスで移動しましょう。お腹がすいたら、定額料金で素晴らしい食事を楽しめる「menú del día」レストランを訪ねましょう。
アマゾンやアンデス山脈の探索にベストなのは乾季です。訪問者数は6月~8月のフェスティバルシーズンがピークで、5月~10月のショルダーシーズンには混雑が緩和します。リマや海を訪れるなら、ペルーの夏(12月~2月)を狙いましょう。サーフィンは一年を通して楽しめます。