アイルランド旅行・観光
アイルランドへの旅では、そびえ立つ断崖や孤高の海食柱、なだらかな丘陵が古代ケルトの歴史と融合します。ダブリンのコスモポリタンな魅力を満喫したら、世界有数のサーフィンスポットと新鮮なシーフードが待つワイルドな海岸へ向かいましょう。語り部の国アイルランドには、常に語るべき物語があります。さあ、腰を下ろして「グッド・クラック」(楽しい会話)を楽しみながら、あなただけのエメラルドの島の冒険を創り出しましょう。
アイルランドで人気のスポット
アイルランドの基本情報
言語
英語、アイルランド語
通貨
ユーロ(€)
タイムゾーン
UTC+0(グリニッジ標準時)、UTC+1(アイルランド標準時)
アイルランド旅行のハイライト

開けた道
ワイルド・アトランティック・ウェイやリング・オブ・ケリーなど、アイルランドには海岸線を巡る最も魅力的なルートを見ることができます。「スター・ウォーズ:フォースの覚醒」に登場するルーク・スカイウォーカーの住居であるスケリッグ・マイケル島の修道院まで670段の階段を登ってみましょう。5月から9月の間しかオープンしていないため、がっかりすることのないようチケットは余裕を持って予約しましょう。
歴史と神話
ミース州にあるユネスコに登録されているブルー・ナ・ボーニャは、世界で最も神秘的な新石器時代の墳墓のひとつ。冬至の時期に訪れて、埋葬室に射し込む太陽の光を目撃できるよう、くじ引きに参加しましょう。メイヨー州のグラヌアイル・ビジター・センターでは、アイルランドの海賊女王、グレース・オマリーの活躍について学ぶことができます。
世界的に有名なビール
アイルランドを訪れるなら、ダブリンのギネス・ストアハウスで、世界的に有名なスタウトビールの作り方を学んでみましょう。その後は、フィドルやフルート、バンジョーの調べを楽しめるテンプルバーでの伝統音楽セッションへ。ダブリン文学パブ・クロールでは、ビールを片手にアイルランド文学の象徴であるジョイス、ワイルド、ビーハンの作品に俳優が命を吹き込む様子を楽しめます。




















アイルランドのおすすめアクティビティ

人気の観光スポット
モハーの崖は、アイルランドで最も愛されている自然の名所です。早朝に到着したら、柔らかな朝の光に包まれた美しい景色を楽しみましょう。アイルランドらしいパブ文化を味わうなら、ダブリンのテンプルバーへ。観光ルート「リング・オブ・ケリー」では、アイルランドでも有数の絶景を堪能できます。19世紀にビクトリア女王の侍女たちが美景を賞賛したことにちなんで名付けられた「レディース・ビュー」にも立ち寄りましょう。
ビーチ
フォーティー・フットはダブリン湾に位置する歴史的な遊泳スポットで、雨の日も晴れの日も地域の中心的存在です。アイリッシュ海に飛び込んで、何世代にもわたるガッツあふれるダブリン市民の仲間入りをしましょう。パブやレストラン、宿が立ち並ぶ魅力的な西海岸のビーチタウン、ラヒンチで、ワイルド・アトランティック・ウェイの世界的に有名な波でサーフィンを楽しむのもお勧め。
自然環境
モハーの断崖から打ち寄せる大西洋を見下ろし、アイルランド最大のパフィンのコロニーを探してみましょう。地元の言い伝えによると、アイルランドに残る最後のレプラコーン(アイルランドの伝説の妖精)が、ごつごつした丘の中に隠れているとされるスリーブ・フォイ・ループ・トレイルをハイキングするのもおすすめです。また、ハイン湖の生物発光の水面でカヤックを楽しむのも魅力的。ケリー県のヴァレンティア島では、3億8500万年前の足跡の化石が発見され、先史時代の世界が蘇ります。
文化と美術・博物館
ダブリンのEPICアイルランド移民博物館は、飢饉によって遠い土地に追いやられた人々の苦闘を記録した、アイルランドでも有数の博物館。リトル・ミュージアム・オブ・ダブリンは、この偉大な都市の物語を伝えるクラウドソーシングの取り組みで、U2専用の展示室もあります。コーブでは、タイタニック・エクスペリエンスでタイタニック号の最後の寄港地に思いを寄せましょう。
料理
卵、ソーセージ、ベイクドビーンズ、マッシュルームなど、アイルランドのフルブレックファストでアウトドアアドベンチャーの1日に向けてエネルギーチャージしましょう。帰ってきたら、ギネスシチューで体を温めるのがお勧め。近年、アイルランドのレストランはますます腕を上げ、大西洋から直送される新鮮なシーフードが自慢の店も多くなりました。ユニークな旅行のアクティビティとしては、ウォーターフォード州のシーガーデナーで伝統的な海藻採りを体験してみるのはいかが?
ファミリー向け
アイルランドの首都ダブリンにはファミリー向けのアクティビティが豊富に揃っています。「ダブリニア」では、インタラクティブな展示や仮装、ゲームを通して、街のバイキングや中世の歴史を体験できます。ダンスシューズを履いて、インタラクティブなショーでアイルランド伝統の「ジグ」の踊り方を学ぶことも。アラン諸島は自転車で探索するのが最適です。滞在中には、何世紀にもわたり職人が羊毛を紡ぐ工房にも立ち寄ってみましょう。
アイルランドのベストシーズンをチェック
アイルランドの気候
3月~5月:気候が穏やかで野花が咲き誇り、観光客も少ない春は、ドライブやアウトドアに最適な季節。アイルランドの天候は変わりやすいため、重ね着できる服や傘を持参しましょう。
6月~8月:平均最高気温が約19℃の夏は日照時間が長く、賑やかなフェスティバルも開催され、海岸沿いのドライブやハイキングトレイの探索に最適な季節です。雨はいつでも降り出す可能性があるため注意しましょう。
9月~11月:秋になると、キラーニー国立公園などが鮮やかな紅葉に彩られます。涼しくなり観光客も少なくなるため、ハイキングに最適な時期ですが、雨への備えは忘れずに。
12月~2月:雨が多く、風が強く、寒さが厳しくなる冬の最高気温は約7°Cで、アウトドを楽しむよりもパブで伝統的なアイリッシュシチューを味わいたくなる季節です。
アイルランドのイベント
聖パトリック祭(3月):パブから通りへとパーティーが広がる1年で最大の祭りには、ぜひ緑色の服を着て参加しましょう。ダブリンでは最大のパレードが開催されますが、イベントは全国各地でも行われます。
エレクトリック・ピクニック(9月):アイルランド最大のアートと音楽のフェスティバルで、ビリー・アイリッシュやザ・ストロークスなどの有名アーティストが出演したことも。音楽に加えて演劇やコメディ、リラックスできるトリートメントもあり、キャンプの夜を過ごした後にリフレッシュできます。
ゴールウェイ国際オイスター&シーフードフェスティバル(9月):人気のフェスティバルで、ゴールウェイ名物の牡蠣を味わいましょう。世界各国から挑戦者が集まる通称『オイスターオリンピック』を観戦したり、ライブクッキングデモンストレーションで新しいスキルを学んだりすることもできます。
事前にご確認ください
アイルランドでの移動

公共交通機関
バス:Bus Éireannがゴールウェイ、リムリック、コークなどの主要都市のほか、小さな町や村を結んでいます。ダブリン空港からは、Dublin Busなどのさまざまなバス会社が市内中心部まで約30〜40分で運行しています。
鉄道:アイルランドの鉄道を利用すれば、ダブリンから国内の主要都市や小さな町へ簡単にアクセスできます。旅行前に「Leap Visitor Card」を購入すると、ダブリン市内の鉄道や路面電車、バスの運賃が割引になります。
フェリー:アラン諸島への最も手頃な交通手段はフェリーです。アラン諸島フェリーは、ゴールウェイ近郊のロッサヴィールから運航しています。クレア郡のドゥーリンからも複数の運航会社が出発し、モハーの断崖の絶景を楽しむことができます。フェリーは季節運航で、3月から10月まで利用可能です。
国内航空券
ダブリン空港からは、北西部のドニゴール空港や南西部のケリー空港へのフライトが利用できます。ゴールウェイ近郊のコネマラ空港からは、イニッシュモア島、イニッシュマン島、イニッシュアー島の3つのアラン諸島へのフライトが運航されています。
ドライブ
アイルランドでは、道路の左側を走行します。レンタカーは通常マニュアル車で、料金はやや高め。道路標識は、アイルランド語が主に話されているゲールタハト地域を除いてアイルランド語と英語の二国語表示です。ラウンドアバウトでは、右側の車に道を譲ります。北アイルランドに入る際は、制限速度がキロメートルではなくマイルで表示されることに注意しましょう。





